2011年4月の「つれづれ日記」

◆2011/04/30(土)2ヶ月ぶりの句会
久しぶりの句会は日本橋の銀座アスターでした。この1週間の内、4回はこの界隈に出かけたことになります。少々ハードスケジュールでした。でも、句会でいいお点を頂いたので疲れも吹っ飛びました。お休みした先月の結果が今日わかりましたが、先月は最高得点だったようです。震災後、どうしてもそのことが頭から離れず、4句も作ってしまいました。「俳句あそび」を更新しました。前回はこちらお出かけ着物も更新しました。
◆2011/04/28(木)暖かかったですね
ハナニラはユリ科の球根性多年草です。葉っぱをちぎると、にらのようなにおいがするところからこの名が付きました。
◆2011/04/27(水)町民会の集まり
銀座の会合へ行く前に八重洲の交流館に寄って来ました。今日は「はなわ町」のフェアが行われていました。京橋には何度も行っているのに、橋のたもとのこの記念碑には気がつきませんでした。「江戸歌舞伎発祥之地」の碑は、後の中村座である猿若座の最初の創設地でであることが示されています。町民会の会合では活発な議論が交わされました。みんなの力が集合し、よりよきものになりますように。しかし、前例を打ち破る難しさをつくづく感じますね。
◆2011/04/26(火)先日、米大使がお買い上げ

今日も八重洲の交流館にお手伝いに行ってきました。21日にアメリカのルース駐日大使がここで地酒の試飲をし、「稲川」の大吟醸・金賞受賞酒を奥様に買っていかれたそうです。写真は地酒を試飲するルース大使(中央)。風評被害にあえぐ福島県に「微力ながら力に」とエールを送ってくださいました。

◆2011/04/25(月)がんばれ!いなわしろフェア
いなわしろ町から町長を初め役場の職員さんが上京して、フェアを盛り上げました。私も応援のためはっぴを着て実家の酒を売りました。福島県を応援してくださる方たちとお話できて、本当に励まされました。夜のニュースでキャンディーズのスーちゃんの告別式の映像が流れましたが、肉声が流されるなんて初めてのこと、それにしてもなんて優しい人なんでしょうね。惜しい人ほど早く逝ってしまうのですね。なんて理不尽な世の中なのでしょうね。
◆2011/04/22(金)お知らせです
原発事故以来、福島県は大変な状況になっています。今日から20キロ圏が封鎖されることになりました。東京駅八重洲の「福島県八重洲観光交流館」には連日応援してくれるお客様が訪れていると聞きます。わがふるさと「猪苗代町」でも、来週の25日、26日に「がんばれ、いなわしろフェアー」を行うことになりました。あかべこは会津のシンボル、交流館の前で皆様をお迎えしております。ぜひ、この機会に安全な猪苗代の農産物を買いに来てください。もちろん実家のお酒も並べる予定です。
◆2011/04/21(木)トップ・ガールズ
渋谷のシアター・コクーンにて7人の女優によるお芝居を観て来ました。イギリスの女流戯曲家の作品で、パンフレットには究極の「ガールズ・トーク」とあります。この芝居、とにかく、キャストが豪華。寺島しのぶ、麻実れい、小泉今日子、渡辺えり、鈴木杏、神野三鈴、池谷のぶえというメンバーで、それぞれが機関銃のように女の本音をしゃべりまくります。中でも際立ったのは渡辺えり、さすが根っからの舞台役者ですね。寺島しのぶはせりふの切れがよく、光っていました。麻実れいは宝塚の男役だっただけあって、抑えた低音が役柄にぴったりでした。男社会の中で、女が社会の中でトップに躍り出るために犠牲にしたものが浮かび上がってくる仕組みです。サッチャー首相が出てきたころに書かれた作品というのもうなづける。
◆2011/04/20(水)久しぶりの映画
渋谷文化村のル・シネマにて、「私を離さないで」を鑑賞。原作は「日の名残り」の作者、カズオ・イシグロ氏。主演のキャリー・マリガンの演技が光っていた。運命を静かに受け入れる女性像はどこか日本人の諦観と重なって見えました。摩訶不思議な設定の中で、命とは何か?生きるとはなにか?を問いかける重い重いテーマ。これ以上書くとネタばれになってしまうので、見たい人は映画館に足を運んでください。それと重要な役でシャーロット・ランプリングが出演。さすが貫禄存在感は抜群ですね。私の大好きな女優さんです。
◆2011/04/18(月)自作のパソコン
これが何だかわかったらすごいですね。子供の発想はびっくりするほど豊かですね。4歳8カ月の孫が作った工作、パソコンだそうです。材料は箱と画用紙、それにお人形のサンダルをマウスに見立てています。本物のパソコンはまだ触らせてもらえないので、いつの間にか一人で作ったそうです。愉快ですね。
◆2011/04/16(土)ウラシマソウ
見れば見るほど不思議な形をしていますね。花穂から伸びる細長いひょろひょろを 浦島太郎の釣り糸に見立てて、この名前がついたと聞きます。似たような花にアブミソウ、マムシクサ雪餅草などがあります。
今日の地震は余震ではなかったのですね。誘発地震も怖い気がします。何だか小松左京の「日本沈没」を思い出してしまいます。
マイケル・サンデル 究極の選択 「大震災特別講義 ?私たちはどう生きるべきか?」という番組を見ましたか?「ハーバード白熱教室」でおなじみの大学教授・サンデル氏が司会をするディベートの番組です。日本、アメリカ、中国をテレビ中継で結び議論を戦わせるのです。サンデル教授は、3月11日の震災で、助け合いの精神を発揮し冷静さを失わない日本人の態度に賞賛のエールを送っています。暴動や略奪、便乗値上げなどが一切なかった日本という国を驚きと賞賛を持って見ています。議論を進めていく中で、私たち日本人が今直面している試練が、外国にとって他人事でなく世界の問題なのだと結論が導かれていきます。この震災がきっかけとなってわれらは地球家族なのだと、国という枠を超えたコミュニティとして考えるようになってくれれば嬉しいと思いました。それにしてもサンデルさん、クレバーですね。どこかの国の総理とは違います。
◆2011/04/14(木)サイフリボク
町田の友人と世田谷美術館へ。今日が2度目です。どうしてももう一度観たい像があったのです。それは仏像といううよりはトルソーと言ったほうがいいでしょう。元は十一面観音ではなかったかと思われる木のトルソーなのです。顔も手もないのですが、想像力を駆り立てられますね。お昼は駅向こうのお蕎麦屋さんへ、パン屋により、コーヒー豆やによって帰宅したら13000歩でした。途中、サイフリボクという珍しい花に出会いました。
◆2011/04/13(水)ホクシヤ
今日も余震がありました。年中からだが揺れているような感じがしています。ホクシアは別名フクシア、揺れるイヤリングのようにかわいい花です。アメリカ在住の呉さんからfacebookにメッセージが届きました。3年前に娘さんをアメリカに呼び寄せたようです。私が上海で会ったとき、娘さんはまだ5歳くらいではなかったかと思います。今年22歳になったとのこと、月日の流れは速いですね。
◆2011/04/11(月)余震続く
黙祷。あの忌まわしい大震災から1ヶ月目の今日、大きな余震があった。あの日を思い出し恐怖におびえた人もいるでしょう。1年くらいは余震があると聞いてはいるが、東京は震度3、それでも怖いのだから東北の人々の思いはどんなだろう。
◆2011/04/10(日)都知事選挙
投票を済ませてから、砧公園に花見に行きました。驚くほどの人出にしばし呆然。これまでの反動でしょうか?自粛より消費して経済を活発にという意見がこの頃テレビで主流になり、人々の今まで我慢して気持ちが一気に爆発したのでしょう。これまでも、この公園は家族連れが多く、花見も実にのどかで、ドンちゃん騒ぎはありません。満開の桜が、人々の心をようやく開かせてくれたのだと思います。桜前線は北上して、被災地に着くのは今月末ごろでしょうか。被災者はどんな気持ちでこの花を見るのでしょうか?桜よ、どうか被災地の人々に勇気と力を与えたまえ!
都知事選は、案の定石原さんが当選。八時に開票が始まると同時に当確が出たのは初めてではなかったでしょうか。未曾有の危機に立ち向かうときに人はやはりリーダーシップのある人を選ぶのですね。いい悪いは別にして、はっきりものを言う人に託したくなるのでしょう。
◆2011/04/09(土)何に見えますか?
孫が書いたカタツムリの絵です。すごく大胆な絵を描きますね、この子。ぐるぐる巻きの中には、覚えたてのひらがなとお気に入りのリボンやさくらんぼやひまわりの花がびっしりと書き込まれています。私もこんな発想をしてみたいですね。今日、アメリカに住んでいる中国人呉さんから、facebookを通じてメッセージが届きました。なんと便利な世の中になったのでしょうね。でも、これが悪用されたらすごく怖い気もします。
◆2011/04/07(木)余震あり
このページを更新している最中に余震がありました。東京は震度3だそうですが、実際はもっと大きく感じました。宮城県の方たちの怖さはいかばかりか、あの日がよみがえったのではないかと心配します。今日の新聞を見たらこの大震災で、海底が東に24メートル移動したとか。どれだけ大きい地震であったかが想像できます。一日も早く、被災者が安心して眠れる日をお与えください。
◆2011/04/06(水)久しぶりに針を持つ
毎日の生活が大震災以前とは違う。心が落ち着かないというか、何事にも集中できないで困りますね。それではいけないと思い、着物のりメイクを再開しました。写真は黒地に白の立涌模様のウールの着物を単のコートにしてみました。ウールなのでミシンが使え楽でした。ちょっと変わったデザインですが気に入っています。東京の桜は今日が満開だとか。
◆2011/04/05(火)馬酔木の花
高濃度の放射能を含む水の漏水の場所が遅くなって判明したそうだ。もどかしいほどアナログな方法で、試行錯誤した結果である。ともかくこれ以上海を汚染してはならない。地元の漁民にとって死活問題である。私たちは原子力発電所に対して考え直さない時期に来ているかもしれない。エネルギーの使い方を含めて見直そう。
◆2011/04/04(月)サンシュウの花
ミズキ科の植物で、江戸時代の中期に朝鮮から薬用に入ってきたそうです。止血、解熱剤として用いられたそうです。宮崎県の民謡「ひえつき節」の歌詞に♪庭のサンシュウの木・・・、とありますが、この木の事だそうですよ。これが咲くと春が来たなと思います。
◆2011/04/03(日)寒かったですね
大震災からはや3週間が過ぎたが、放射能はまだ終息する様子を見せない。不安のあまりとんでもないことを言う人が現れる。「福島県人はゼッケンをつけろ」というもの。放射能が移る病気とでも思っているんですかね。あきれてものも言えない。一番恐ろしいのは風評被害である。明暦の大火のときに、辣腕を振るった保科正之みたいな政治家が現れないだろうか。
◆2011/04/02(土)女性コーラス隊
原発の放射能漏れが海にも及んでいたとか。予想もしない困難が次々に襲いますね。何とか終息してくれないとみんな不安でたまりません。今日また余震がありました。東京は震度3、もう震度3くらいじゃ驚かなくなってしまいました。良いんだか悪いんだか・・・。下の孫はお絵かきが大好き、四人の中に私も描いてくれました。後ろの右端が私だそうです。なんとリボンをつけています。みんなでコーラスでもしているのでしょうかね。
◆2011/04/01(金)桜5分咲き
経堂までお散歩。途中の石仏公園の桜が五分咲きになっていた。何だか浮かれた気分にはなれないが、やっぱり嬉しいですね。砧公園の桜はどうだろうか?大震災にもかかわらず、桜前線も北上を続けることでしょう。自然の営みにはかないませんね。人も立ち上がらなければなりません。乗り越えられない困難はないといいますから。神は超えられない困難は与えません。みんなで力を合わせて東北を応援しましょう。