Brain of D

03.10.27(火)
 ついこの間まで缶コーヒーの缶を集めていた。普段はお茶しか飲まないのでコーヒーなんてどうでもいい存在なのだが、その缶コーヒーには「アルフォンス・マリア・ミュシャ」の絵がデザインされていた。コンビニだけでは全種類集めることができず、伊藤園の自動販売機を探したりもした。5種類でも絵は3種類しかないので大したコレクションにはならないのかもしれないが、それでも「ミュシャ」の絵が好きな僕にとっては大切な宝物になった。これ以外ではワインのラベルに「ミュシャ」の絵がデザインされているものを持っている。これも宝物。本物はリトグラフでそれなりの値段がするのだけれども、生でみる「ミュシャ」の絵はいつまでたっても飽きないで観ていられる。できれば今度は、タバコのデザインに「ミュシャ」の絵を登場させてほしい。本物で120万円の絵をすすめられたことがあったのだが、この絵は絶対にマッチすると思う。ふくよかな女性がタバコをふかしている絵で、けっこう色使いはきついものがあるけれども、タバコのパッケージデザインとしては最適ではないか。自分自身はタバコを吸わないので、あくまでコレクションの一つとして欲しいと思っている。※その他のグッズとして「CD−ROM2種類」「カレンダー」「週間〇〇の画集」「ポストカード」くらいでほとんど所有していない。オリジナルビデオアニメーションで「太陽の船ソルビアンカ」の一部に「ミュシャ」に通じるものを感じ取ることができたときは非常に嬉しかった。監督もしくはキャラクターデザインの恩田尚之氏は「ミュシャ」が好きなのかも、と思ったりもした。決して美人画というのではないのだけれど、ふくよかな女性とそのライン、アールヌーボー時代のデザインの特徴が一枚の絵を作り上げていて素晴らしいなあと思う。僕にとっての癒しは「ミュシャ」の絵にあると言える。
03.10.26(日)
 今月20日、各党に政党助成金がバラまかれた(ことし3回目)。自民38億円・民主26億円・公明7億円、社民4億円、保守新党1億円、自由連合8900万円、無所属の会8200万円。日本共産党は今回も受け取り拒否。不況なんだから「受け取り拒否しろよ!」って言いたい。個人的には廃止して欲しい制度なんだけど・・・・・。
 「社会保障のため!」と言われて導入された消費税は、15年間で総額136兆円にもなったらしい。しかしながら大企業のための減税が繰り返されたため、社会保障財源になるどころか、大企業減税と不況による法人税などの減税で消えてしまったとのこと。この不況下に、消費税の大増税をあおる財界の本音は、「社会保障のため」の消費税大増税ではなく、大企業の負担を減らしそれを消費税で「穴埋め」することにあるというのを知ると、ほんと頭にくるしこんな世の中でいい訳ないと思ってしまう。
 世の中の人たちは、誰がこの国の主権者か忘れているんじゃないか?財界や企業に主権なんてあるわけないし。ついでにいうと、今回の選挙は勝手にマスコミが「自民党vs民主党」って煽っているだけ。どちらも消費税の大増税には賛成だしね。政権交代可能か否かが重要なんじゃなくて、不況で苦しむ国民に「さらなる痛み」を押しつけるのか、それとも「安心して暮らせる社会の実現」を目指すのかが問われている選挙だと思う。少なくとも小泉構造改革に「NO!」の審判をくだす絶好のチャンスだとは思うけれどね。俺は日本共産党に期待する。
03.10.8(水)
 「機関車トーマス」のDVDを見せながら、娘と一緒にトーマスのプラレールで遊んだ。このプラレール自体は奥さんの趣味の一環として集めだしたものなのだが、作り始めると楽しくて楽しくて娘より真剣にロング&ワインディングロードな感じの路線を組んでいった。規模的には150cm×200cmくらいの大きさで完成した。多少部品が余ってしまったのは致し方ないとしても、よくここまで出来たものだと我ながら感心した。娘はというとDVDの方に夢中で路線など作ってはいなかった。金銭的に余裕があれば部屋もしくは家全体を使った路線をつくってみたいと思った。そもそもプラレールを集めだしたのは、「Nゲージ」への憧れからであったが、我が子がまだ小さいこともあったし、設置する場所もなさそうだったので、作っては壊せるプラレールへの道を僕の奥さんは選択したのだった。
03.10.6(月)
 ヘッドライトが欲しい。今度の休みにでも購入しようと思っている。自動車の部品ではなくて登山用のやつ。オーディオヴィジュアル製品の裏面は様々な端子で成り立っている。1ヶ月もすれば塵や埃にまみれてしまう。オーディオを趣味にしているからにはこんなところもしっかり気を配る必要がある。掃除もするし、そのついでに端子のつなぎ換えやケーブルの交換なんかもやってみたりする。こんなときに重宝するのがヘッドライト。あったら便利だろうなあと思う。なんせ両手が使えるのだから便利なことこの上ないはず。もっと早く気づけばよかった。
 ホームシアターたる所以は、つまるところスピーカーの5.1ch化だったり、映画館の迫力や感動を追求するところにあったりすると思う。映像の迫力をさらに引き立てるのは効果音や劇中のBGMだったりする。それらを一手に引き受けているAVアンプ(AVセンター)の存在は非常に大きいものがある。スピーカーの能力を発揮させる為にもアンプは重要な存在だと思う。映像の楽しみ方がアンプで変わってくる。テレビのCMがいい例だと思う。テレビ内蔵のスピーカーとAVアンプに繋げたスピーカーの音では迫力も豊かさも段違い。CMの味わい方が変わってくる。どこにお金を投資するかは人それぞれ。自動車に例えるならばエンジンに投資するようなものかも。スピーカーがタイヤとするならば、ボディは自分の部屋ということになるかもしれない。仮に六畳間が軽自動車とするならば、その中でもメーカーによってエンジンの質は違ってくるはず。軽自動車に2000ccのエンジンを積めるのがオーディオの面白いところ。いろいろ試してみると映像作品の捉え方もきっと変わってくると思う。
03.10.2(木)
 ある新聞の見出しに驚きを隠せなかった。その見出しはこうだ。「イラク戦争に不支持を 外務省に意見したら“解雇”」。これは前駐レバノン大使をしていた人の実話。大使は、アメリカがイラク戦争を開始する前と開戦後の二回にわたって本省にたいし、アメリカの武力行使を食い止める外交努力を求める意見書を送った。大使曰く「他の中東アラブの人々と同じようにレバノン人は日本に敬意と親愛を持っている。私はレバノン人の親日感情に支えられ日本国を代表する大使としての任務を遂行してきた。日本人のあからさまな米国支持の表明はレバノン人を驚かせ、失望させた。平和憲法を誇りにする日本こそ、世界に先駆けて平和の実現に貢献すべきだと考え、そのことを小泉首相に知ってほしかった」と意見具申の動機を話していた。これにたいし大使は外務省本省幹部から電話で叱責され、追って本省から「帰省命令」が出され、帰国したらしい。
 米国の意見や行動に無条件に賛成し、自衛隊まで送り出そうとしている小泉首相と内閣、これを構成している政権与党(自公保)って非常に危険な存在だと思う。平和憲法を守り発展させる方向で日本は世界に貢献してほしいなあとおもう新聞記事だった。※こんな調子だと徴兵制が始まってもおかしくない情勢だと思う。
03.10.1(水)
 邦楽のCDを購入して思うことがある。それは、洋楽の国内盤でお馴染みのライナーノーツがないこと。是非、作品を発表するアーティストには、曲ごとの解説はもちろんのこと、アルバムのコンセプトや完成してみての思いなど、いろいろと感じるところがあるはずだから、聴き手に任せっきりにしないで最後まで自己主張して欲しいと思う。「どんな聴き方をしてもらってもかまわない」とか言わないで「こういう聴き方もあるんじゃないの?」というような提案型でもいいから、世に送り出した作品への愛情をもっと表現して欲しい。雑誌のインタビュー記事には掲載されていない、ライナーを読んだリスナーだけがほくそ笑むような、そんなのがあると作品への理解も深まるだろうしリスナーの捉え方も変わってくるだろうと思う。中には数あわせで作った曲もあるかもしれないけれども、それはそれでいい。作品を聴いて、ライナーや解説を読んで、とにかく理解したい納得したいと思うのがリスナーでありファン心理だと思うから、邦楽のアーティストはもっと自己主張して!!!

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