Brain of D

03.11.27(木)
 今月は雑誌をよく買った。別冊宝島「JAZZ名曲入門」は、前回同様「後藤・中山・村井」の責任編集本。ステレオサウンド別冊「BEAT SOUND」NO.2も無事手に入れることができた。創刊20周年を迎えたHiViも久しぶりだった。角川書店の「CS&BSテレビジョン」も音楽番組をチェックする為に無くてはならない存在。これらの中でも特にヒットだったのが「BEAT SOUND」だった。創刊号以上に興味深く読むことができた。「スピーカーで聴く3大ギタリスト」ではエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの作品を対象に、ギタリスト野村義男の発言はわかりやすくて面白かった。「Meet The Beat Girls!」も誌面に華を添えるだけに終わらず、彼女らなりの美学というか哲学みたいなものを感じることができていい記事だと思う。他にも渡辺香津美などのミュージシャン、音楽評論家の小野島大や赤岩和美、前回に引き続きピーター・バラカンなどの登場もあって、まだほど遠いかもしれないけれども「オーディオ誌」から「オーディオ系音楽誌」に一歩も二歩も近づいたのではないかと思う。これからも音楽に耳を傾けるオーディオ雑誌であることを強く願うし、質の高い記事・誌面づくりそして人間臭さが滲み出るような雑誌づくりをこれからも期待したい。
03.11.23(日)
 リュック・ベッソンの「タクシー3」を観た。面白かったのだけれども、吹き替え派としては納得できなかった。第1作目、2作目共に同じ声優が配役されていたのにもかかわらず、変更になっていたからだ。何故に変える必要があるのか。そんなに不評だったのか?しかも主たるメンツがそろいもそろって。違和感を抱きながら最後まで観たという具合だった。
 名探偵コナン「迷宮の十字路」は、お子さま用にレンタルしてきた。これまでの劇場用作品の中でもかなり良くできていたと思った。バイクのシーンではCGに若干の違和感を覚えたものの、十分満足のいく出来だった。
03.11.16(土)
 結局、11月9日投票の衆院選挙は「自民vs民主」の構図で終わった。投票率は60数%だったらしいけれども、二大政党制のアメリカの投票率なんて50%台だということを考えると、このしらけ具合がますますアメリカに近づいていると思ってしまう。民主党と自由党が財界の後押しで合併したけれども、俺に言わせれば単に「自由民主党」になったとしか思えない。実はこれ、自民党の新しい派閥の誕生じゃないの?と思ってしまう。「二大政党制」を煽ったマスコミの責任は大きい。政権選択が可能かどうかよりも、民意を反映した政治の実現の方が大事だと思うのは俺だけではないはず。そう考えると小選挙区制も良くないし、1票の格差も早急に是正されるべきだ。93年に自民党政権を打倒し、細川連立政権が誕生したにもかかわらず、国民の期待に応えられず解散したのは、つまるところ自民党との違いを明確にできなかったところにあったのでは。多くの有権者はつねにマスコミにおどらされて大切な1票を投じている。連日、テレビや新聞で「二大政党制」やら「マニフェスト選挙」「自民vs民主」なんていうのをやられたら洗脳も同然。「自民」と「民主」どちらに投票するべきか?という2者択一的な判断で終わってしまう。マスコミは1票を投じるに値する政党を判断するための材料をもっと提供するべきだと思う。そのためには目先の政策だけでなく、過去の行いを含めて他政党と比較できる番組づくりあるいは紙面づくりが重要なのではないか。
 こどもたちの未来と自分たちの生活が政治によって大きく左右されるというのに、この無関心ぶりはいったい何なんだろう?。俺には民主党が「不況で苦しむ国民の味方」だとは到底思えないんだけれど・・・・・。
03.11.2(日)
 めっきり音楽を聴く時間が減ってしまった。せいぜい通勤の往復時と言いたいところだが、車内で聴くこともまれになってしまった。保育園への送迎をほとんど毎日しているとまず好きな音楽を聴くことができない。まあ、聴くことが出来たとしても音量は、極めて抑え気味。平日、帰宅後は様々な用事(洗濯、物干し、食器洗い、我が子をお風呂に入れる、保育園の準備などなど)で、仕上げはこどもたちを寝かしつけて自分も寝付いてしまうこと。目が覚めた時には出勤時間までのカウントダウン。寝かしつけて余力があれば起きられるが、そんな余力がどこにあるというのだろうか?
 では、聴くときは何を聴いているかというと頻度の高いのはU2。ベスト盤よりもアルバムの方がどうもよろしい感じがして「アクトン・ベイビー」か「オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド」を選んでしまっている。一時、パールジャムを集中的に聴いていたが今はお休み状態。ニルヴァーナはベスト盤が出たときに聴いて現在は棚の肥やしになっている。ヘイヴンもかなり気に入っているバンドのひとつなのだが、NEWアルバムを待ちわびていて発売が延期になって聴きそびれている。
 そのかわり休みの前の日の夜などは必ずといっていいほど、家族4人で映画を観ている。こどもたち用に1本、大人用に1本程度。先日は「シュレック」「X−MEN2」「マトリックス・リローデッド」を借りた。音楽を聴く時間がかなり減っているのとは対照的にレンタルビデオは結構利用している。家族が増えると余暇の過ごし方楽しみ方が変わってくる。一人の時間を確保するのは困難を極める。それは仕方のないことと割り切って、音楽を聴く時間の確保、とりわけ自分の部屋で聴くことを少しでも増やそうと思っている。

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