Brain of D

04.2.29(日)
 DVDレンタルで「デブラ・ウインガーを探して」を観た。「いつの時代も」というか「どこの国の女性も」というか、「女優業をしている彼女たち」でさえも仕事と家庭または育児・子育てでの悩みというか、葛藤はあるものなのだなあと思った。華やかなスクリーンの世界でしか彼女たちを観ることはないけれども、この作品は「生活と労働、子育て」というような側面から女優業をしている彼女たちをみることができたし、人生観を感じ取ることができた。インタビュー形式で様々な女優が登場するけれども編集が良いためかボクの場合は飽きずに最後まで観ることができた。
 お子さま様にディズニーアニメ「トレジャープラネット」もDVDレンタルしたが、ストーリーが浅いというか薄いというか、もっと作りようがあったのではと思ってしまった。惜しい作品だ。
04.2.8(日)
 日曜日が終わればまた仕事が始まる。勤務終了時刻は17時であるが、2時間くりあげて定時が15時だったらどんなにゆとりのある生活ができるだろう。もちろん給与の金額はそのままで。仮に残業を2時間したって17時には終わることができる。連休も考え物だと極めて個人的には思っている。毎週水曜日と日曜日が休みだったらどんなに体が楽だろう。過労死しなくても済むような豊かさ(経済大国世界第2位だったと思ったが・・・)が日本にはあるのに、実際には皆んな何かしら借金して生活している。給与が支払われることを見越してローンを組んでいる。将来のことを少なからず考え生命保険に実に多くの人が加入している。
 中流意識は一人前だけれども、借金(ローン)をしなければ生活できない実体があることを考えると多くの日本人は「下の中」くらいではないかと思う。中流意識というプライドみたいなものが、誰もが安心して暮らせる社会の実現を一方で阻害しているのではないかと思うことがある。本当は貧しい暮らしをしているはずの多くの日本人は、借金でもって人としての生活をなんとか維持している。だから仕事が無くなった途端に生活は奈落の底に突き落とされたような状況になる。保険会社やローンに頼らなくても、社会保障制度がしっかりしていたら余計なお金を払ってまで家族や自分の将来を心配することはないのでは。
 日本の真の豊かさを必要なところに必要なだけ投資したら、老人の孤独死や過労自殺は減るだろうと思う。自殺で平均年齢が下がるような国に未来は無いと断言したい。競争原理が当てはまらないところにまで、それを当てはめようとしているところにも大きな問題があると思う。国は利益を追求する企業とは違うのだから、もっとそこに暮らすひとり一人を大切にして欲しいと思う。
04.2.1(日)
 現住所へ引っ越してきて3年以上が過ぎた。近所を初めとして街のあちらこちらで開発が進んだ。電気・ディスカウンドなどの大型店が軒並み出店し、自動車さえ運転できれば大変便利なところへと変わった。そういうところに住んでいると、自動車の維持費がバカにならない。本当なら1台減らしたい。減らすことができたら毎年ノートパソコンくらい買うことができる。また、バイクに切り替えてもいいなあと思う。しかし我が子の保育園の送迎を考えると荷物も多いしそんなことできやしない。無料の路線バスも走っているが本数もルートも少ない。個人的には長崎のように路面電車でも走ればいいなあと思っている。大昔は前橋にも走っていた。バスよりも環境面で優位だと思うし渋滞とは関係ないだろうし、また自治体の目玉としても路面電車が復活したらいいなあと思う。長崎のように1回降りたら100円っていうのもリーズナブルでいい。
 今年度、1年間地区内の隣組長をしてきた。合理的かつ効果的にしてきたつもりだが、ある一面では古くから住んでいる人たちから集金についての批判めいたことも間接的に言われたりした。なんで神社の募金を集金しなければいけないのか疑問にも思ったし、考えてみると「何で地区のルートに乗ってこのお金を集金しなくちゃいけないの?」というようなのが2件くらいはあった。地区の区長名で集金等の依頼文書が来れば問題ないのだがおかしなことがときどきある。区長の名において順番で隣組長をしている訳なので、本来ならこれら「おかしなこと」はしなくてもいいことなのだが、やはり慣習というやつがあって、昔から住んでいる人たちの一部には「おかしいこと」を「おかしいとも思わない」で生活している人たちがいたりする。これから何十年と住み続ける予定なので、折り合いをつけながら生活をしていくしかない。もうすぐ荷が下りるので次の隣組長に期待する。次に順番がまわってくるのは10年後。僕は40歳になっている。きっと人も街も大きく変わっていると思う。もう少しリーズナブルで安心して暮らせる社会にしたいなあと思うし、して欲しいと思う。

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