Brain of D

04.4.29(木)
 このところ日本は戦争臭くていやだなと思う。自衛隊がイラクにいったこともそうだし、年金法の改悪も戦費調達の一環という気がしてる。有事関連法案もだいぶ前に法案が通過していることなども合わせて考えると、もはや戦後は終わりを迎え、あらためて戦前になったのだなと思う。戦前ということは、いつの日か戦中になるわけで憲法改正問題の具体的な中身といえば、日本国憲法が平和憲法である証とも言える第9条の改悪が挙げられる。戦争に巻き込まれてから平和活動をしても意味がないわけで、平和なうちから平和活動をすることに意味がある。日本は平和ボケしているなんて言う輩がいるが、平和ボケでいいじゃないかと思う。人を殺すよりよっぽどましだから。世界のどの国をみても明確に憲法で戦争の放棄をうたっているのは日本しかない。凄く誇れる憲法を現状に合わせて改正するなんて愚の骨頂だと思う。とりあえず自衛隊はさっさとイラクから撤退するべきだ。イラク国民がそう望んで居るんだからそうするべきだと思う。なによりもイラクの未来はイラクの民のものであるから。
04.4.27(火)
 HMV高崎店へ行った。平日の昼間だったこともあり客は5人もいなかったと思う。店内はグレーを基調にしたシックな色使いでHMVのロゴがひときわ目立っていた。どこに何があるのか確認しながら一通りみてまわった。目当てのCDがなかったので店を後にした。その足でタワーレコードへ。RADIOHEADの日本企画限定生産盤CDである「COM LAG」他、NEIL YOUNGの「HARVEST」、RON SEXSMITHのNEWアルバム「RETRIEVER」、UAの「SUN」を購入した。
 行きつけのオーディオショップには寄らず、本やへ直行した。翔泳社発行の「スタイルシート辞典第3版」を購入するために。しかしながら、同社の「HTMLタグ」「ホームページ」「Java Script」の各辞典はあるものの、それだけ置いてなかった。残念。
04.4.20(火)
 オリンピックにも出たあの「荻原健司」が、今度は自民党公認で選挙に出馬するという記事を上毛新聞で読んだ。なんで自民党なんだろう。群馬県は自民党が強いからなのか。フェアプレーが大切なスポーツと自民党との組み合わせにしっくりこないのはボクだけではないと思う。
 「HTMLタグ辞典第5版」を読んだ。W3Cの勧告に基づいて原則的なHTMLの活用とアクセシビリティの追求という意図は十分に伝わったが、タグの意味などほとんど無視してきた身としては推奨するタグの使い方を憶えるのに一苦労しそうだ。自分のサイトも少しずつ手を加えて原則的な作り方とアクセスのしやすさを目指していきたいと思う。
 雑誌「BEAT SOUND」をオーディオ系洋楽ロック専門誌というジャンルの元祖としたい。「オーディオ系」の「洋楽ロック」専門誌なんて日本では発売されていない。しかしながら「BEAT SOUND」はその可能性を多く孕んでいると思う。現在、そういう意味では日本で唯一無二の存在だし独壇場だといえる。ターゲットは音楽ファンだと思うので、魅力的な表紙と企画力でガンガン邁進していってほしい。
 音楽番組の司会をしている「タモリ」や真空管アンプが好きな「森本レオ」、「宇多田ヒカル」の父親なんかが、娘のベスト盤の比較視聴なんかをオーディオ的な視点でやったら面白いと思うなあ。「山下達郎」とか出たら面白そうだ。音楽評論家もいいなあと思う。女性を中心に「湯川れい子」さんや「赤尾美香」さん、洋楽のライナーによく登場する「新谷洋子」さんとか。企画では「MEET THE BEAT GIRLS」がいい。男性の登場は控えて誌面に華を咲かせるべきだと思う。雑誌も男だけで作っていてはいけない。編集部にも女性スタッフをいれた方がいい。それも2名くらい。
04.4.17(土)
 フジロック03以来のライブである「RADIOHEAD JAPAN TOUR2004」。職場を13時に出発し一路「幕張メッセ展示場」へ。15時半頃現地到着し上司と2人で早々にビール1缶を空けた。演奏30分前にハイネケンをもう一杯。17時半演奏開始。19時半きっかり終了。2時間コースだった。僕らは「ARブロック」でミキサーを中心にして右側の比較的良い場所でライブを楽しむことが出来た。チケット代に7500円も支払った甲斐があった。
 曲に合わせた照明はとりわけ「ブルー」の色が印象的だった。レッドやグリーンなども使用していたが、彼らにはこのカラーがよく似合う。映像もステージ左右にしかも縦長のスクリーンを使用したもので、この形が効果的だったかどうか疑問を感じるところだが、観客とボーカル「トム・ヨーク」のコミュニケーションには十分に役に立ったのではないかと思う。CDアルバムは一通り所有しているが、曲の名前をあまり知らないため本日の演奏曲目を書き出すことは出来ないが、観客の反応や声援も含めてとても満足のいくライブだった。ボーカル含め演奏のクオリティは高かったし、耳に付くようないやな高音や曲を台無しにするような重低音などは一切なくて、気持ちよく聴くことができたが、最後に映し出された言葉の意味とはなんだったのか?※今回はじめて彼らを体験したわけだが、U2の「エレヴェイションツアー」とフジロック03での「マッシブアタック」を思い出してしまった。※こういうライブのクオリティを自分の部屋の「オーディオ」で再現できたらなあと思う。
 帰宅途中、本屋に寄った。やっとステレオサウンド別冊「BEAT SOUND VOL.3」を手に入れることができた。
04.4.13(火)
 「フジロックフェスティバル04」の駐車場付きチケットが手に入った。早割との価格差は大きなものがあるが、3日間参加できる保障が出来たので良かった。これで宿泊先もしっかり近場で確保できれば言うことなしだ。前回は鉄腕アトムのTシャツを着ていったが、天候に恵まれなかった為、合羽で過ごすことが多かった。今年はどんなTシャツを着ていこうか・・・。
 ウドー音楽事務所主催の「ロック・オデッセイ」、スマッシュの「フジロックフェスティバル」、クリエイティブマンの「サマーソニック」と洋楽ロックに触れるチャンスがこれまで以上に豊富なので、スカパーに加入している身としては、TVの特番なども大いに期待したいところ。※いよいよ17日(土)は「レディオヘッド」in幕張。
 劇場版「APPLE SEED」のサントラを聴いた。DISC1が非常にかっこいい。DISC2は劇中で使用されるBGMだと思うがこれはこれで悪くない。アニメのサウンドトラックでおすすめなのは、ミスター味っ子でお馴染みの今川監督作品「ジャイアントロボ」で作曲は「天野正道」演奏はワルシャワフィルが担当している。大友克洋の劇場版「AKIRA」の芸能山城組の音楽も好きだ。園田健一がキャラクターデザインを務めたOVA「バブルガムクライシス」のBGMでは馬飼野康二が作曲を担当している。宮崎アニメと言えば「久石譲」が浮かぶように、押井守と言えば「川井憲次」が浮かぶ。この二人は、ホントによくコンビを組んでいる。「機動警察パトレイバー」でもそうだし、今回の「イノセンス」でもそうだ。なあ他にもあるが、スピルバーグと「ジョン・ウイリアムズ」もそうだし、監督の思い描く作品世界の構築に作曲家は大きな役割を果たしていると言える。
04.4.12(月)
 本日ステレオサウンド別冊「BEAT SOUND」VOL.3の発売日のはず。書店の音楽雑誌コーナーをみてまわったが2軒とも置いてなかった。まだ入荷していないだけなのか。
 タワーレコードにも行った。レディオヘッドの国内限定盤を求めて。不良品の関係で4月下旬の入荷になるとのことで少しがっかりしたが、期限もせまっていたのでポイントも使って劇場版「APPLE SEED」のサントラを購入した。手にする予定は無かったのだが、聴いて良さそうだったのでGETした。アニメのサントラを購入するなんて何年ぶりだろう。ほんと久しぶりだ。そもそも洋楽聴く前は、相当アニメのサントラにのめり込んでいた。はじめの頃は作品ごとに購入していたが、次第に作曲者を目当てに購入することが増えてきた。「久石壌」よりも「大島ミチル」の方が好きだったりする。彼女の壮大で美しい旋律に惹かれる。初めて存在を知ったのはNHKスペシャル「大英博物館」という番組の音楽を担当していたときだった。
 押井守と言えば「攻殻機動隊」や「イノセンス」の監督として有名になってしまったが、海外で評価されないと国内で高い評価を得られないというのは何とも複雑な気持ち。もっと己の信念に基づいて作品に評価をくだすことが出来れば総合的に国内のアニメーションの地位も確立されるだろうと思う。何よりも現場でがんばっているアニメーターの地位と権利と生活の向上が日本アニメーションの質を大きく向上させると思う。作品のエンディングのテロップを見ても分かるように、海外の下請けに頼らざるを得ない状況がここ10年以上続いている。反対に海外の下請けが徐々に力をつけてきているのもよくわかる。海外アニメの6割が日本製であることを考えても、良質な作品は時代を超えて何回でも再放送されるし、ソフト化もされる。しかしながらTVアニメに関してはお粗末な予算で作品が作られているというのが実態で、専業でアニメーターをしていたら生活していけないし、アニメーターになっても8割は離職していくらしい。かつて、ボクもアニメーターになりたいと思った時期があった。でもならなかったのは生活していけないと思ったから。80年代後半からすでにそう思っていたし、好きなだけでは生活していけないのである。
 アニメも漫画ももはや日本の文化で、どうどうと世界に誇れる作品が数多く存在していると思う。地味かもしれないが、今、必要なのはアニメーターの生活向上と育成だと思う。縁の下の力持ちがいるから、押井守の作品も輝けるんだと思う。
 「攻殻機動隊」も「APPLE SEED」も士郎正宗の作品である。初めてアニメ化されたのは「ブラックマジックM−66」だったと記憶する。その後、片山版「アップルシード」、「ドミニオン」と来て、押井版「攻殻機動隊」、ビデオシリーズ「攻殻機動隊S.A.C」と代表作が年を追うごとにアニメ化されていった。原作はどれも漫画であり、作画は緻密、テクノロジーの解説が多くあって作品世界を理解するのに一苦労するようなものばかりである。彼の作品でおすすめしたいのはやはり「アップルシード」。未完ながら1〜4巻(5巻が発売されているか不明)と「データブック」「総集編」が発売されている。原画版と言われるものも1〜3巻を対象に発売されたこともあった。※ちなみにボクは原画版においては3巻だけもっている※大きさはB4くらい。しかしながら、これほどまでに士郎正宗の作品が注目されるようになるとは思わなかった。個人的には懐かしさでいっぱいだ。
04.4.6(火)
 何かコツコツと熱中できるものはないだろうかと思って、「趣味」を生かしたホームページ制作を思い立ったのが今から1年半くらい前のこと。しかも一切お金はかけたくないという強い気持ちがその時にはあった。最初はインターネットで作り方を探したりしたけれども、いまいち分からない。要領を得なかった。仕方なくX−mediaから発売されていた「超図解HTMLでつくるホームページ入門」という書籍を購入して作成にいそしんだ。
 今はホームページ専用のソフトを購入してもう少しましなものを作りたいと思っている。だからお金をためて「iMac」を購入したら「FreeWayExpress」か「DreamWeaver」を使って今よりも見栄えのするものに切り替えたい。
 創造(想像)している時って凄く楽しいし面白い。それが趣味と結びついているから尚更もっといいものを作りたくなってくる。
 実現するのは05年頃か?。結局、先立つものはお金だから。
04.4.4(日)
 17日(土)に千葉県の幕張で「レディオヘッド」のライブがある。洋楽のライブなんて去年の「フジロック03」以来なのでとても楽しみ。しかも彼らを体験するのは今回がはじめてなので期待も大きい。5月にはJAZZの「綾戸智絵」のライブに奥さんと行くことになっている。奥さんと音楽を聴きに行くなんて「渡辺美里」の西武球場ライブ(まだドームじゃなかったはず)以来だと思う。そんな感じで時が過ぎるといよいよ7月30日・31日・8月1日の3日間、苗場で開催される「フジロックフェスティバル04」。ほんと天候に恵まれることを切に願う。今年は「青空」と「夕焼け」そして「満点の星」の下でライブ三昧といきたいから。
 フジロックにとって、と言うかプロモーターである「SMASH」にとって今年は正念場だと思う。3日間の通し券が一般販売で、これまでよりも2千円引きの3万6千円になったとはいえ、通し券のみの販売による集客は困難が多いように思えるからだ。クリエイティブマンの「サマーソニック」以外にも今年は「UDO」が、わりあい規模の大きい、アーティストの知名度を生かしたライブを展開する模様だし・・・。こういった状況からすると「フジロック」というブランドの知名度と魅力が真に試されるときが来たのだと思う。日本における先駆けとしてフジロックフェスティバルもいろいろな形で歴史を重ねてきた。今年なりの困難を大きく乗り越えたところに洋楽ロックフェスティバルの新しい局面を見いだすことができると信じたい。フジロックin苗場というロケーションで聴きたいアーティストが、ボクの中にはまだまだいる。
 とにかく今年も3日間参加するぞ!
04.4.2(金)
 U2の最新アルバムが発売されたのは2000年12月だった。あれからもう3年もたってしまった。アルバム「ALL THAT YOU CAN’T LEAVE BEHIND」は最初の1年間は聴きまくった。自分の部屋はもちろんの事、自宅と職場の往復でもよく聴いた。
 今年3月の後半から前作「POP」を棚から引っぱり出して聴いている。この作品だって96年だか97年頃の作品。しかしながらあらためて聴きかえすと良いアルバムであることを強く感じる。発売当時、違和感を覚えながら聴いた作品とは思えないほど味わい深い。
 新作発表の準備をしている彼ら「U2」であるが、21世紀最初のアルバムにどのようなメッセージを込めるのか。世界は依然として混沌としている。

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