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Brain of D

05.09.26(月)
 このところ毎日『ソウルフラワーユニオン』のアルバムを聴いている。ことごとく車内なのが残念だけれども。現在はまったくといっていいほど洋楽ロックを聴いていない。めずらしくU2も聴いていない。今、興味の中心は『ソウルフラワーユニオン』でアルバム毎に良い曲が収録されていてどれもこれも琴線にふれる曲ばかり。
 今までアルバムは持っていても、ほとんど聴いてこなかったグループだったのに何故?ってなくらいよく聴いている。ベスト盤『ゴースト・ヒッツ』も悪くないけれど、やはりアルバム単位で聴くのがなんともいい感じで、我が子なんぞアルバム『ロロサエ・モナムール』の1曲目が好きらしく、何回となくリピートさせられる始末。アルバム『ウインズフェアグラウンド』も『スクリューボール・コメディ』も素晴らしい。とくにバラード系がなんとも心にしみるいい曲ぞろい。
 単独ライブには行った事がないのでそのうちチャンスがあれば行きたいと思う。出来る事なら忌野清志郎と同様にフジロックフェスティバルの顔になって欲しいと思う。また、夜のグリーンステージで彼らを体感したい。
05.09.25(日)
 以前から欲しいと思っていたペンタブレット。本日、誕生日のお祝いとして奥さんに買ってもらった。WACOM社から発売されているもので、サイズはA4、色はシルバーの『intuos3・PTZ-630』。まだほとんどいじっていなけれども、パッド上に付属マウスを置いて使用すると画面のスクロールもできたりして面白い。Appleのワイヤレスマウスにはスクロール機能がついていないのでこれは便利だと思った。
 お絵描き用というよりも、デジカメ写真の編集用にと思って購入したので時間をつくっていろいろな写真の加工ができたら面白いなあと思う。
05.09.17(土)
 DVDで映画『ブラッディ・サンデー』を観た。U2のアルバム『WAR』に収録されているあの曲のもとになった『血の日曜日事件』を題材にした映画。ドキュメンターリータッチでつくられていて、事件のことををほとんど知らない僕でも、1972年1月30日におきた当時の出来事を伺い知ることができた。
  印象に残ったシーンはいくつもあるけれども、やっぱり行進しながら『We Shall Overcome』を唄う所なんてジーンときたし、パラシュート部隊による一方的な銃撃戦には怒りが込み上げてきた。また、怒りに満ちた地元の青年が『I.R.A.』に身を捧げてしまう気持ちも分からなくもないが、それを乗り越えて平和的手段に訴えないと問題の本質を見失うし、解決するものも解決できなくなってしまうと思った。
 この作品、日本語吹き替え版として再発売されるなら、また購入してもいいなあと思う。特典映像も必見で、映画の中心人物の一人であった『アイバン・クーパー議員』本人が、主演俳優と『血の日曜日事件』について語り合うところなんてすごく貴重な映像だと思うし資料的な価値もあるんじゃないかと思った。
 『百聞は一見にしかず』で、まず観ることを強くおすすめしたい。本編111分で日本語字幕つき。特典映像もしっかり字幕付きだから『血の日曜日事件』を知るにはいい教材だと思う。もちろんラストに流れる曲はU2の『サンデー・ブラッディ・サンデー』。
  ※この作品をみたら、U2の『サンデー・ブラッディ・サンデー』を元気よく唄えなくなるかもしれないその分、曲の捉え方がぐっと深くなるんじゃないかと思う。
05.09.16(金)

 『自民党圧勝』で衆議院選挙が終わった。信任されたことをいいことに『増税』『憲法改正』も随時法案をだして数の力で通してくるだろう。
 日本共産党は現有9議席確保。小選挙区制度ってほんと残酷な制度だ。それぞれの選挙区で得票率の一番多い人しか当選できない。それ以外の人に投票した人たちの民意はバッサリ切り捨てられるということだから、政権政党が有利になってあたりまえ。その内また選挙制度が変更になって『比例代表制』が廃止にでもされたら、国会の議席から日本共産党の議席はなくなってしまう。国会や地方における日本共産党の仕事ぶりが多くの人に知られていないのは非常に残念なことだけれども『増税』や『憲法改正』をはじめとした議題に対して日本共産党の追求があればこそ問題点や論点も明確になるというもの。
 好き嫌いに関わらず、政党助成金を一円も受け取らず、国民が主人公の立場を貫く日本共産党の議席があればこそ『不正』や『汚職』の追求ができるし戦争反対の論戦も張れるというもの。国会における議席数でいったら確かに少ないけれども、議席が少ない=力が無いというのは大きな間違いだということを知ってほしいなあと思う。
 ※僕には日本共産党より自民党の方が『マシ』という考えが理解できない。

05.09.08(水)
 疲れているけど日本国憲法の話題を少々。それは今日にいたる『憲法改正』論議の大本にアメリカ政府が深く関わっているということが本を読んであらためてよく分かった。アメリカ政府がマッカーサーを通じ、日本に働きかけて自衛隊の前身である警察予備隊を創設したのもこれで納得がいくし、米軍基地が戦後60年たっても日本に居座り続けている理屈もよく理解することができた。日本政府の頼りなさに目をつぶってはいけないので、一日でもはやくアメリカの世界戦略の枠組みから抜け出して平和条項をもつ日本国憲法の優位性を発揮して世界から信頼される国になって欲しいと思う。現在の政権政党である自民党や、離合集散を繰り返す政党に期待するのは困難なことかもしれないが、日米安保と地位協定があり続ける限りこの状態はかわらない。沖縄県民の苦悩が未来永劫続くんだということの裏返しでもあるので、平和で安心して暮らせる日本をつくるために選挙権を行使して政権政党である自民党や離合集散を繰り返す政党に審判をくだそと思う。
  不破氏の著書の中でもアメリカ政府の露骨な発言を読む事ができるくだりがあるので紹介する。アメリカ政府曰く『わが国の限りある人的資源の利用における節約のため』に日本に軍隊(警察予備隊から現在の自衛隊)を置く・・・・・。つまりアメリカ人兵士の犠牲を減らしたい=節約したいから日本も武器をとれと言っている訳だろ。ホントむかつく議論だ。その議論にのる日本政府にはさらにむかつく。
 結局のところ、日本国憲法は『アメリカの押しつけによるもの』だとする改憲勢力(自民党や民主党をはじめとする日本共産党以外の政党および個人)の議論にのったらいけないということだと思う。憲法を改正して『戦争ができる国』をつくりたいなんていうのは日本が過去に行ってきた侵略戦争に対する反省がないから出てくる議論だということを知って欲しい。
  日本国憲法を解釈改憲するなんて国家公務員として最低だと思う。まず、ルールを守る為に最善を尽くせといいたい。それから憲法は古くなったなんて簡単に言わないで欲しい。もっと憲法を暮らしに生かす努力を国はするべきだ。
  世界に誇れる平和条項をもつ日本国憲法の『憲法改正論議』こそがアメリカ政府による『押しつけ』であることを十分に理解し認識する必要があるように思う。日本国憲法押しつけ論を声高に叫び続ける輩にはさらなる注意が必要である事はいうまでもない。※改憲勢力を支持している人たちだって戦争には行きたくないと思うんだけど、なんで支持なんかするんだろうと思う。
05.09.07(火)
 僕の現在のヘビーローテーションは、ソウルフラワーユニオンのNEWアルバム『ロロサエモナムール』。フジロックフェスティバル05でも唄っていた『松葉杖の男』なんかが収録されている。アルバム中一番好きな作品は『星降る島-オーマルシーラ・オーウルシーラ』。メロディもいいしボーカルの中川敬がいつも以上にいい味をだしている。最後の最後で唄っている子ども達もとてもいい感じで、これまで集めた彼らのアルバムの中でも最高の出来なんじゃないかと思う。アルバムジャケットも素敵だ。
 僕がiPod『U2 edition』を購入したのは04年11月18日だった。U2デジタルボックスのクーポンの対象になるのは05年4月5日以降にiPodを購入した人たち。本来なら対象外であるところを、購入日とクーポンが欲しい旨を決まった書式にプラスしてAppleComputer社にメールで送ったところ、数日してIDがメールで届いた。凄く嬉しいので、今すぐ購入したいところなのだが金銭的な余裕がないのでもう少し我慢してから、満を持して購入しようと思う。
 最近、新潮社から出版された本を購入した。タイトルは『私の戦後60年』。著者は不破哲三氏である。現在、日本共産党の議長を務めているが、ペンネーム『不破哲三』の由来や軍国少年だった当時の回想を織り交ぜて展開する『戦後60年』はとても興味深い。また、読み物としても面白いのは言うまでもないが、ポツダム宣言受諾から今日の日本の政治の『頬かむり』体質が分かりやすく解き明かされていて歴史認識を著者と比較しながら読んでみるのも面白いだろうなと思った。誰が読んでも当時の日本の政治が今につながっている事を強く認識できるし、世界史の中の日本の位置づけやあたらしい憲法として誕生した『日本国憲法』がアメリカと日本政府の思惑でねじ曲げられていくさまが書かれており、現在の日本の政治を連想せずにはいられなかった。
 まだ、十数ページしか読んでいないけれども知的好奇心をくすぐる良書だと思う。著者は日本共産党の現役の議長だけれども、日本の戦後政治史を考える上でとても参考になる発言が数多く記されていると感じた。インタビュー形式をもとにして編集された本書は読みやすいばかりでなく知的好奇心を存分に耕してくれるだろうと思う。手に取って多くの人に読んでもらいたいなと思う。
05.09.06(月)
 毎日、毎日『残業』続きで大変。身体がシンドイ。もう少しどうにかならないものか。ホント不健康な毎日を送っていると思う。つかれた、つかれた。
 ああ、もう少し、いやもっと平和で安心して暮らせる日本になって欲しい。ホント生きづらい社会になったもんだと思う。今、ちょうど『衆議院選挙』の真っ最中だからなおさら考えずにはいられない。
 僕は『日本共産党』を応援する。僕と僕の家族が平和で安心して暮らしていけるような日本を実現するためには政党助成金も企業団体献金も受け取らない『日本共産党』しかいないと思うから。離合集散をくりかえし政党助成金で運営されている国営政党のどこに信頼をおくというのだろう。日本国憲法で保障された生存権、人間らしく生活をしていくためにかかせない大切な制度『社会保障制度』を目の敵にする日本の政府。福祉のためといわれて導入された消費税も結局は大企業の法人税減税を補うものにすりかえられてしまった。消費税という福祉目的税が導入されて『医療や福祉』が良くなっただろうか。社会保障の財源はことあるごとに削られている。
 日本共産党は明確に『郵政改革』に反対している。小泉首相の郵政改革の『ウソ』も暴いた。ウソが暴かれた以上、『郵政民営化』をする理由がどこにあるのだろう?。公社のままのほうが国に利益の50%をおさめてもらうことができる。法人税の最高税率でさえ40%が限界らしいから、民営化して数年後に赤字の試算を政府筋がだしていることからも、小泉首相がいう『郵政改革』がいかに国民を欺いているかがわかる。それでもなお日本共産党を除く自民党や民主党、他の野党は『郵政民営化』を推進しようというのだろうか。
 消費税の増税を予定している政党は何も自民党と民主党だけではない。ここでも明確に反対しているのは『日本共産党』だけ。庶民のふところから吸い上げなくても日本には大きな財源がいくらでもあるじゃないか。減らしすぎた『法人税』をもとにも戻したり、政党助成金だってある。思いやり予算や防衛費だってある。聖域にさえしなければ日本にはいくらでも財源はあるんだということを言いたい。
 こういった話に『現実的じゃない』という人たちがいる。そういうあきらめムード満載な人たちこそ『実現』にむけて力を発揮するべきだと思う。結局、お金の使い方の問題なわけで、無駄づかいをしていたらひきしめるのが当然だろう。
 『憲法改正』問題でも『日本共産党』は明快だ。日本国憲法の前文と第9条は60年前の戦争の反省にたって作られたものだから大切にしなければいけない。侵略戦争の反省のないひとたちがこぞって日本を『戦争ができる国』にしようとしている。戦後60年、戦争をしなかったからこそ経済発展があったわけだし、戦争の抑止力として日本国憲法第9条は目に見えない形で大きな力を発揮してきたし、世界が手本にする注目の憲法になった。また、日本国憲法に第9条が明記されているからこそ、アジアの人たちはまがりなりにも日本を信頼してきたのだと思う。反面、その信頼に値する、値打ちのある日本国憲法第9条が、日本共産党を除く自民党や民主党などの『改憲勢力』の手によって葬り去られようとしている。自分らの子ども達のためにも日本を『戦争ができる国』にしてはいけないと思う。
 これまで述べてきたそのどれをとっても『平和で安心して暮らしたい』と願う人たちの願いを踏みにじって尚、踏みつぶそうとする人たち。離合集散と政党助成金で運営されている国営政党といわれても返す言葉もないであろう自民党や民主党をはじめとした各政党。あなた達こそ、国民の税金と決別し自立(自律)しなさいと言ってやりたい。
 僕は、ただ『平和で安心して暮らす』ことのできる社会で一生を終わりたいと願っているだけ。生きづらい世の中を変えたいと思うし、人間らしく働ける社会の実現が大切だと思っている。また自分も他人も等しく大切にされる当たり前の日本であってほしい。それは資本主義の枠内であってもできることだし、ルールなき資本主義をあらためることで実現できるものと信じている。  
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