昔の人は、菊の花びらを枕に詰めて、菊枕とされたそうです。髪に菊の香りが移り、安眠と同時におしゃれの役割も兼ねてました。キンモクセイの花を同じように枕に詰めて、髪に香りを移す話も読んだ記憶があります。私はお酒に香りを移す桂花酒の方が気になりますが。
大好きな香りと共に眠ることは、最もお疲れを癒す方法です。寝つきのあまりよろしくない方、あれこれ作戦を考えるだけで、なおさら目がさえてしまいます。旅先でもこの方法は使えると思いますので、お好きな香りを見つければもう大丈夫。
お茶パックは必須条件ではありませんが、コットンだけではボロボロになる可能性がありますので、意外と頑丈なお茶パック詰めが良いと思われます。
ご用意できれば高い度数の(金額ではありません)アルコール(薬局で販売している消毒用アルコールや無水エタノールだと尚よいです。)10mlに水40ml位にすると消毒力もアップ!。この場合、先にアルコールを入れた後、エッセンシャルオイルを入れ、よくシェイクして、水を足す方が効果的です。 ペパーミント、ユーカリ、ティートリー、レモン、等は抗菌作用も強いと言われ、お部屋の空気清浄にも一役買います。市販の抗菌スプレーもよいのでしょうが、自然の材料ですから安心して使用できます。
これからの季節、カゼのシーズンとなりますが、乾燥が大敵。加湿器にオイルを入れれば一石二鳥!と思うのですが、内部のプラスティックを溶かす恐れがあり、故障の原因になる場合もあります。よく説明書をお読み頂いて、対応されてる機種以外は、おやめ下さい。そんな時、このスプレーの登場です。手洗い、うがい、そして香りスプレー。ばっちりですね。
呼吸器系お助けの香り、フランキンセンスは豊香堂おすすめです。アロマトリートメントでは、お肌にハリを持たせるらしいと有名ですが、この香りは深く吸い込むと胸の中をキレイにしてくれるような気分になります。
<御注意>アルコールを使用された場合、アルコールは燃えやすい液体ですので(特に無水エタノール)火気の側では使用しないで下さい。容器もガラス製にして下さい。また保管場所にも念のため御注意下さい。
エッセンシャルオイルは天然素材ですから、自然に消えるため香りがこもりません。渡した相手が、「ん、今ほんのりいい香りがしたかな。」程度です。 でもそれが一番大切。手紙の便箋にもこの手は使えますね、封筒を開けた瞬間にふわっと香りがすれば、20%くらい好印象がプラスされるでしょう。
大切なご自分の名刺、くれぐれも直接ポトリはおやめ下さい。オイルによっては色がつくものもありますので、先述のとおり香りも爽やかで、色が無く、ご自分がお好きな香りであればよろしいでしょう。ゼラニウムは時間がたつと、バラのような香りになるので、私は現在この香りをつけてます。
昼寝は無理でも、よい香りで深呼吸することがお役に立つと思います。ゆったり呼吸することは、意識的にご自分の力を抜いて、緊張を解き、心もゆるめる、手軽だけど大変貴重なワザだそうです。忙しさに目が血走っている時の呼吸は浅く、胸も縮み、心臓もドキドキ。ラジオ体操の「大きく胸を広げて〜」を思い出して、いったんご自分をリセットして下さい。
デスクワークの方は机の上か引き出しにお好きなエッセンシャルオイルをつけたハンカチやティッシュ、お茶パック+コットン等を置かれるのがお手軽でしょう。そんなのめんどくさい!という方には香守りがおすすめです。よい香りのブレンドを和紙で包んだ、持ち運びも便利なものです。
よい香りだなと感じたら、もう大丈夫。その一本がみなさまをおちつかせたり、元気にしたり、幸せにしてくれます。香りは大変記憶と深い関りがあるそうですので、その香りがもたらしたみなさまの「よい状態」を脳が記憶してくれ、上手に脱力すると、かえって仕事がはかどるやもしれません。
コーヒー党の方、ハーブティーもお試し下さい。カフェインで無理矢理パワーアップしても、あとでどっと疲れます。むしろ、ハーブの香りで心を落ち着かせ、頭の中を整理して、クールに取り組まれた方が。ハーブティーは同時に水溶性のビタミン類等を摂取でき、一石二鳥。豊香堂は6種類のハーブをブレンドしたカチャマイ茶をおすすめします。
エッセンシャルオイルは高いじゃない!確かに高いです。しかし、1本のボトルに詰められるまでには、大名行列並に多くの方のご尽力があり、数々の工程を経ての結果とすればご納得頂けると思います。エッセンシャルオイルの香りは、原材料そのままの香り、丸ごとの成分が含まれている、だからこそ正しくお使い頂ければ安全で多大な効果が期待できるのです。10ccのボトルでしたら、約200滴。2〜3滴を毎日使っても3ヶ月は使えます。(開封後1年以内に使いきることをお勧めしますが、オイルの種類と使い方によっては2年くらい平気です。)本物の香りを味わって頂くのが一番と豊香堂は考えます。
<材料>1回分約30gの赤岩塩またはウユニの塩にお好みのエッセンシャルオイルを2〜4滴入れて(エッセンシャルオイルを2種類以上入れる際は合計が4滴までです。)よく混ぜあわせます。作り置きはせず、1回ずつ作って下さい。(すぐに劣化するわけではありませんが、間違ってお料理に入れたりしないように。)
多く作って使い切れなければ、お掃除の際に使えますので大丈夫です。ご案内の濃度は一般的に問題は少ないと思われる濃度ですが、浴槽の種類によっては(24時間循環式風呂等)問題が生じる場合がありますのでご判断下さい。
エッセンシャルオイルのご選択はサッパリお風呂なら、ローズマリー、ユーカリ、ジュニパー、サイプレス等。精神的にくたぁ〜と疲れたら、ラベンダーやグレープフルーツ、スィートオレンジ、ゼラニウム、マジョラム、カモミールが優しいお気持になれる香りです。ただし、グレープフルーツは紫外線にあたると肌を刺激する光毒性がありますので、入浴後、12時間くらいは強い日光に肌をさらすことは避けたほうがよいでしょう。ベルガモットにも光毒性がありますので御注意下さい。
バスソルトをお勧めする理由は、なんといっても発汗を促し、老廃物を出しやすくし、お肌によくて(すべすべになることが多々あります)、保温効果があるので湯冷めしにくいといわれていることです。多少お湯の温度を下げてゆっくりお入り下さい。
忙しい体のバランスを取り戻すためにも、お塩のお風呂はよいそうです。そこにエッセンシャルオイルの香りと植物の力がプラスされて、まさにご自分を取り戻す時間のお風呂です。しかも、自然のミネラルが凝縮され、最も汚染されていない環境から採取された 赤岩塩、ウユニの塩がその材料。料理人憧れのお塩でお風呂入るという、ご自分の時間は贅沢にお過ごし下さい。
レモン、ティートリー、ペパーミントは肌への刺激がやや強く、お肌の弱い方はこれらのオイルは避けたほうがよいでしょう。塩の量もはじめは控えめにされた方がよいでしょう。お塩を溶かした状態で肌を揉んだり擦るのはよいですが、そのままのお塩で肌をこするのは痛いですし、刺激が強すぎるのでなさらない方がよいでしょう。ゆったり浸かって、たまに手足を揉むほうがリラックスされて効果も期待できるでしょう。
ポイントはお風呂に入る直前に入浴剤をお湯に溶かし、お湯の中でよくかき混ぜることです。市販の入浴剤と異なり香りは持続しませんがそれが天然素材故です。おくつろぎにはゆっくり時間を気にせず入ることがなにより。そのためには柔らかで、ほんのり自然の香りが広がるお風呂が一番です。
粘土のもつ吸着力がお肌の汚れをすっぱり取り去り、肌にじんわり響いて、余計なものはきっちり落としたい方にお勧めです。「ねんど」「泥」を利用した美容法がまた注目をあびてますが、リーズナブルに同じようなことするのなら、やっぱり「ボディクレイねんどの入浴剤」。お一人暮らしの方なら、全身に塗りたくり、湯船で揉み解すようにねんどを落としそのまんま上がって、栓を抜けば排水溝の水垢までとってくれる優れもの。奮発してローズオットーを使えば、めくるめくゴージャスなお気持を楽しめ、お肌もお姫様?のように。
家族で入るのでそんな香りづけは無理!という場合、入浴剤小さじ1杯(5g)とエッセンシャルオイル1滴をよく混ぜ合わせたものを洗面器に入れてお湯に溶かし、最後のかけ湯とされたり、敏感肌の方でなければ、ボディクリームのように手足に塗った後、お湯で流してもよいでしょう。
エッセンシャルオイルは一滴でお花100本分、それ以上を湯船に浮かべるようなものですから、くれぐれも控えめにお使い下さい。特に初めてお試しになる方は、入浴剤に混ぜる量も2,3滴程とされることをおすすめします。原液を湯船に入れることはなさらないで下さい。表面にオイルが浮いてしまいみなさまの柔肌に刺激与えるかもしれません。ねんどの入浴剤はオイルをお湯に溶け込ます働きもしています。どうぞねんどの入浴剤とエッセンシャルオイルのハーモニーに身をゆだね、ゆったりとなさってください。