[収録作品]
●小説
「きみの鳥はうたえる」「そこのみにて光輝く」「海炭市叙景」「黄金の服」「鬼ガ島」などの主要作品から、単行本未収録の「星と蜜」「虹」までを含む代表作10編。
●エッセイ
「背中ばかりなのです」「書斎」「青函連絡船のこと」など7編。
●詩6編
●解説(福間健二)
●年譜・著作目録
●折込付録(岡崎武志・井坂洋子・川口正和・小山鉄郎)
※四六版ハードカバー・688ページ・二段組・本体3465円(税込)
装画─高專寺 赫
装丁─コガワ・ミチヒロ
[著者紹介]
佐藤泰志(さとう・やすし)
1949年4月、北海道函館市生まれ。
1974年、国学院大学卒業後、さまざまな職業に従事しながら、文筆活動を続ける。
「きみの鳥はうたえる」「空の青み」「水晶の腕」「黄金の服」「オーバーフェンス」の各作品で5度の芥川賞候補となる。「そこのみにて光輝く」で第2回三島賞候補。1990年10月、自ら命を絶つ。享年41歳。没後20年の2010年に「海炭市叙景」が小学館より文庫化される
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