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天皇杯2回戦 対鳥取戦を読む

2002/12/8 天皇杯4回戦 GK 17吉原慎也
13:00 晴れ 1,885人 DF 3佐原秀樹 2伊藤宏樹 32岡山一成
鳴門総合公園陸上競技場 MF 7鬼木達 14茂原岳人 20長橋康弘 15塩川岳人 18今野章
川 崎 × G大阪 FW 24黒津勝 27我那覇和樹
1 0-0 0 得点 小林康剛@(83分)
1-0 交代 21小林康剛67分黒津) 25神崎亮佑(89分我那覇)

来ました!鳴門

3回戦のヴィセル神戸戦に危なげなく勝ったフロンターレ。
相手との試合に対するモチベーションの差が勝因だった。
4回戦の相手はJ1年間総合3位のガンバ大阪。
サイド攻撃とFWマグロンの長身と、強敵相手にどこまでやれるか。
フロンターレは選手、スタッフ、サポーターの力で乗り切りたい。



前半開始。
J1のガンバ大阪に
決定的なチャンスを全く作らせない。
ガンバの攻撃の特徴である、左右からのクロスから前線のマグロンへの必勝パターンを完全に封殺。特に左サイドのG大阪・新井場、マルセロというキーになる選手を速いチェックときついマークで押さえ込むことができた。

また、攻撃は相手からのボールを奪うと、外に素早く開いてフィールドを広く使う。
再三カウンターが決まり、我那覇や黒津の決定的なシュートがガンバゴールを襲うも決められない。

ガンバは宮本がDFから攻め上がってきてシュートを放つも、攻撃はそれくらい。
圧倒的にフロンターレペースで前半を終了する。0-0。

後半も変わらずフロンターレペース。

ガンバは吉原から松波に選手交代。攻撃陣のテコ入れをしてきた。
また、釜山アジア大会得点王・中山を投入。スピードから高さへチェンジしてくるが、
フロンターレは全員守備と最後尾の伊藤宏樹を中心とするDFで対応。
黒津が相手GKと1対1のビッグチャンスを迎えるが、シュートを大きくふかしてしまう。
フロンターレも攻撃陣をテコ入れ。
黒津に代わり、小林を投入。これが吉と出る。
83分に相手陣内でボールをうまくつなぎ、小林がミドルシュート!ゴール!!
ついにフロンターレが先制!(写真=右、サポーターも大騒ぎ!)
ここから相手の総攻撃が始まり、フロンターレは防戦一方。
88分には、茂原が2枚目の警告で退場処分を受ける。
ロスタイムを含めた残り時間がやたら長く感じる。
しかし選手とサポーターの願いが結実した瞬間、ついにタイムアップの笛!
J1の強豪、ガンバ大阪を下した!1-0で勝ったぞぉぉぉ〜〜〜〜!!



今日の勝因は、徹底して相手の戦術を研究した石崎監督の手腕と、
それを勇気を持って各選手がやり遂げたことに尽きるだろう。
また、今日の勝利を信じてはるばる徳島県・鳴門までやってきた
サポーターの信念の勝利とも言えるかもしれない。

これで昨年に引き続き、天皇杯ベスト8に進出した。
トーナメントでは何が起こるか分からないと良く言われる。
しかし、フロンターレは昨年だってベスト4に進出しているのだ。
まだまだ、これからこれから。

次の準々決勝の相手は、Jリーグの盟主とも言える鹿島アントラーズ。
そして場所は、東京・国立競技場。
さあ、クリスマスの夜、国立でもうひと暴れだ。



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