no.13
倉家の茅葺(4月18日の写真)
美しいですね〜。
「かや」という名の植物はなく、すすきや藁などのことをいいます。
茅は大体40pの厚さで葺かれ、見て判るように2層になっています。
下の細かい方が藁で太いものがおぎといわれるものです。
倉家の土壁 下地作り
木舞下地
竹を藁縄で縛りつけ土を塗るための下地を作っています。
古色塗り
なにしろ150年も前の木材ですから痛みの激しい部分もありやむなく新材を使う場合も多々あります。
そんな時も古材と色をあわせるために新材に塗料を塗ります。
塗料は柿渋やすみ、べんがら等を混ぜて調合したものでこれはちょっと臭いですが、何回も様子を見ながら塗り重ねていくそうです。
こうして使われた新材には必ず平成15年という焼印をして後に伝えて行きます。
今回もお天気に恵まれ(私の行いのおかげ?)十分に現場見学を堪能できました。
6月13日には主家の上棟式を伝統的に行い、福授けというお餅を撒くイベントもあるそうです。
また、また楽しみ〜。
     (次回に続く)