丁寧に解体された柱、梁、桁等の部材置き場
基礎となる玉石
部材には一つ一つに番付がされています。
番付とは・・・・
建物を新築、または解体移築する場合、後の組み立てに便利なように、各部材に点けられる符丁のことです。
家を建てる際、棟梁は平面図を写した板図面を作り、それに桁行方向に一、二、三、梁間方向にい、ろ、はと番号を付け
「いの一」というように位置を確認していきます。
松澤家の場合は図面右下を基準として、上にい、ろ、は・・、左に@、A、Bとふられていました。
現在のX、Y方向の通り芯と同じですね。
ちなみに、大黒柱は「ほの十番」。
倉屋の基礎工事
小さくて見にくいかもしれませんが
高さと大きさにあわせてコンクリートを打ち調整モルタルの上に玉石を乗せて基礎を作っています。

基礎は独立基礎で、復元するに当たって補強のアンカーボルトはいれています。
工事の終盤には土台の下まで土を埋め戻すので基礎は見えなくなるそうです。
主屋の基礎工事
玉石を乗せるコンクリートの基礎を打つための型枠も
自然の石の大きさに合わせて全部違う高さ、サイズになっています。

石臼?
基礎のための型枠様々
次に工事現場をグルっとご案内します。
現場全景 東南方向を見る
現場全景 南西方向を見る
no.5
ル-7と書かれています。