歯科医師も自分にインプラントするならストローマンを選びます

世界シェア1位のストローマン神奈川歯科は、全世界で販売されるおよそ100種類のインプラントの中から、患者さまの安全と長期間使うことができる信頼性、そしてきれいな歯が入る審美性を考慮して、世界シェア1位を誇るストローマンインプラントを選択しました。

インプラント周囲炎に強い表面形状の必要性

インプラントの歯は虫歯になることはありません。しかしインプラントの歯周病と呼ばれる「インプラント周囲炎」にかかってしまう可能性はあります。まず歯周病とは何でしょうか。

インプラント周囲炎天然の歯は顎(あご)の骨に支えられ立っています。しかしどの人の口の中に存在する歯周病菌が原因で周囲の骨がやせてしまうと、歯の支えられている部分が減少しグラグラ揺れてきたり、最悪歯が抜けてしまいます。これが歯周病です。

インプラントも同じように、支えられている周囲の骨がやせてしまうと、かみ合わせに耐えられるだけの骨接触面積が減少し抜けてしまうのです。これがインプラントの歯周病「インプラント周囲炎」です。このインプラント周囲炎、実はインプラント表面による形状によって、なりやすさ・なりにくさがかなり変わってくることが近年わかってきました。

ストローマンはインプラント周囲炎に強いシステムです

歯科インプラントが開発された当初は、機械で研磨されツルツルの表面形状でした。しかしその表面にパターン化された微細な傷を付けることで、骨との結合度合いや接触面積が増え、インプラント治療の成功率が一段階引き上がったのです。そこでインプラントを製造する各社は、より良い表面形状を求め研究開発することになりました

ストローマンインプラント表面のSLA構造この表面形状はインプラントと骨がより結合することを目的に研究されましたが、一方でインプラント周囲炎の防御に対する考慮を欠落して開発されたインプラントシステムも存在するのです。つまりインプラント周囲に骨のみならず、歯周病菌も多く巻き込む表面形状だったのです。この表面形状を採用するインプラントシステムは骨とは結合しやすいかもしれませんが、同時にインプラント周囲炎を引き起こしやすいという二律背反を抱えており、その表面形状を捨てない限り抜本的な解決方法がありません。

骨とインプラントが結合しやすく、インプラント周囲炎を引き起こしにくいインプラントをリサーチした結果、当院ではストローマンインプラントを採用する決め手の一つになりました。ストローマンインプラントが採用している表面形状「SLA」は最短4週間で骨と結合を獲得するだけでなく、インプラント周囲炎に非常に強いと言う論文も発表されています。

インプラントは骨と結合しなければしっかりと機能しません。よって表面形状が優秀なインプラントを採用し骨との結合力が高いインプラントを選ぶことが重要です。しかし10年20年という長い期間で「咬む」ということを考えたとき、骨との結合力はもちろん、インプラント周囲炎に強いインプラントかそうでないかも重要な選択材料です。それらをクリアしたストローマンは、優秀なインプラントととらえることができます。

審美性の考慮には最適化されたインプラント形状が必要

インプラントはどのシステムでも基本的に骨に埋まる土台部分と、歯肉から上の物を咬むセラミックや銀歯の部分、また歯肉の厚みによって高さを増すためのパーツの、2つまたは3つ以上の部分に分かれています。複数の部分に分かれていることによって、歯の角度を微細に調整したり、インプラントの歯に無理な力がかかった場合に内部のネジが折れて、骨に埋まるインプラントの破損を回避して構造を備えています。

骨に埋まるインプラントと歯の部分にわかれますこの複数の部品にに分かれている連結面は歯と歯肉の間の部分にも相当し、歯肉の形状はこの連結部分のデザインの違いによって決定されます。良質な歯肉形状を作ることは見た目のみならず、最終的な歯が入った後の歯石・歯垢(しこう)の付きやすさ、それにともなう清掃のしやすさなどもインプラントの連結デザインによって大きく影響が違います

歯肉の厚みによって、その厚みに応じたアパットメントと呼ばれるパーツを挟ませることで、歯肉の形状をコントロールするインプラントシステムもあります。しかしどんなに精度が高いパーツでも、そのパーツ間に「マイクロギャップ」と呼ばれる目には見えにくい隙間がどうしても発生し、そこに細菌類が繁殖することでインプラント自身の寿命を短くすることが、近年分かってきました。見た目の良さ=審美とは歯の美しさのみならず、長期にわたってインプラントを使うためにも重要な要素の一つです。

ストローマンは審美性を考慮した最適化されたインプラント形状

歯肉の形状に最適化された連結構造をもつストローマンストローマンは審美性を考慮し、歯肉の厚みによって3種類の連結構造を用意したインプラントシステムです。顎の骨に埋まるインプラント部分に歯肉の厚みに相当する「ネック」と呼ばれる部分がすでに形成されているため、骨に近い部分にマイクロギャップを存在させない種類も用意されています

また一方で歯肉が非常に薄い場所でも対応できるようにネックがない種類も用意されており、前歯などの審美性が問われる部分にもしっかりと対応しています。しかしネック部分が存在しないので骨に近いところにマイクロギャップが存在するように感じますが、「インターナル」構造と呼ばれるマイクロギャップがインプラントの中心に近い部分にできる設計のため、インプラントと結合する骨と近い部分に細菌類が繁殖することはありません

マイクロギャップを考慮され設計されたストローマン多くのインプラントシステムと比較しても、歯肉コントロールとマイクロギャップによって発生する細菌類の繁殖が考慮されたストローマンは、優秀な連結構造を持っていると判断し、審美性の面からもこのインプラントを採用することに至りました。当院では患者さまのお口の状況に合った、最適な種類のストローマンを使い分けています

汎用性の高いインプラントのアドバンテージ

インプラントも毎日の歯ブラシが必要ですインプラントは体との親和性が高く、天然の歯と同じように違和感なく物を咬むことができます。しかしインプラント自体は金属やセラミックなどの構成された工業製品ゆえに、定期的なチェックやメンテナンスが必ず必要になります。車のエンジンオイルのように頻繁に交換する必要はありませんが、口のかみ合わせと言うのは常に変化していて、それに応じてかみ合わせの調整が必要だからです。

またインプラントは、口の中と言う常に濡れており、そして熱い食べ物や冷たい飲み物など、温度変化が目まぐるしく変化する場所で使われます。そのため、そういった厳しい環境下でも十分な性能を発揮できるよう、非常に高い耐久性を持つよう設計されています。しかし時として金属疲労や無理なかみ合わせの応力によって破損してしまうこともあります。そういった場合にはやはり修理が必要となります。

この修理には基本的に部品交換で対応することができます。ただインプラントは前記のとおり非常に耐久性が高く、修理が必要になるスパンは10年20年と非常に長いものです。もしこの期間にそのインプラントの生産が終了してしまったら、修理ができなくなってしまいます。よって長期にわたって生産を続けている、つまり歴史のあるインプラントシステムにこそ非常に高いアドバンテージがあります

非常に歴史のあるストローマンシステム

当院が採用するストローマンは、1954年スイスのバーゼルで設立されインプラントを研究、開発、製造する企業では非常に長い歴史を誇ります。

ITIウェブサイトトップページ世界中の主要な研究機関、著名な歯科医師や研究者がつくる独立した国際ネットワークであるInternational Team for lmplantology (lTl)とも密接に協力しあい、さらなる研究発展や歯科技術の向上の面でも非常にリーダーシップを発揮しており、横方向への広がりもみせています。

このようなグローバリゼーションへの活動は目を見張るものがあり、インプラントそのものの進化のみならず歯科業界の発展にもつながり、現状に満足せずに未来へ指向する思想がストローマンを採用した経緯でもあります。歴史があるゆえに科学的エビデンスで裏付けられたその性能は、他のインプラントのそれを遥かに凌駕しており、上記の活動も相まってインプラントテクノロジーの最先端をも歩み続けています。

ストローマンのアパットメント群またシステムが一貫しているので、メンテナンスができなくなるようなことがありません。インプラントは顎の骨との結合が意識されがちですが、もっとも大事なことは咬み続ける期間がいかに長いかです。骨との結合力はもちろん最終的なかみ合わせが長期で実現できるインプラントを考えると、やはりストローマンがもっとも優秀なインプラントでしょう。

ストローマンインプラントはシェアが世界No.1

ストローマンは世界でNo.1のシェアを誇りますストローマンは現在、世界でもっとも使われているインプラントシステムです。もっとも使われているということは、インプラントを手掛ける歯科にもっとも採用されているシステムと言えます。このことはストローマンがインプラントのプロフェッショナルである歯科医師に評価されていることだけでなく、長期的な信頼性が得ている証と言えるでしょう。

また多くの歯科で採用されているということは、定期チェックやメンテナンスの受け皿が大きいということです。例えば転勤などで他の地域や日本以外の国へ移住することになっても、苦労なくストローマンインプラントを採用する歯科医院を見つけることができます。

すでに生産を終了したブレードタイプインプラントマイナーなインプラントシステムではメンテナンスをする歯科医院を探すのに手間取るだけではありません。需要が少ないことによって企業が利益を得られず、製造を終了してしまうことで部品が調達できないため、修理ができなくなります。そうなってしまうと顎の骨に埋まっているインプラントを活用することができず、骨の中にそのまま放置するか、骨を削ってインプラントを除去するしかありません。結果として、非常に侵襲性が高い歯科治療になってしまうでしょう。

ストローマンは長期にわたって一貫性のあるシステムであり、多くの歯科医院で採用されていることもあり、何かトラブルが発生しても容易に解決することができます。インプラント周囲炎や審美性、そしてこういった長期メンテナンスの面からも、ストローマンの優位性が見てとれるでしょう。

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