10月12日

夜半よりカマボコ型金属屋根を叩く雨の音。
強風は収まったようである。
昨夜は日暮れまでに避難小屋にやって来た
4名の登山者と共にいろんな話をした。
初日の予定を大幅に短縮した近ドオヤジの
朝は遅い。もはや谷川本峰は眼中にない。
上越のマッターホルン・大源太山でも眺めに行くか。




7時10分、避難小屋出発。
霧雨の稜線を辿る。


朝日岳山頂。
展望ナシ。


初夏には高山植物の宝庫だそうだ。


湯檜曽川源流の紅葉。




清水峠と七ツ小屋山。
大源太山は残念ながら霧の中。




南側だけは日が差してきた。
熊笹の上で1時間のお昼寝。


白樺避難小屋。


新道マチガ沢付近を今宵の宿とする。
2月に手に入れて今回が初使用の
アライ製シングルツェルト。
ひとりでも設営は簡単だが居住性悪し。
中での煮炊きは不可能で雨の日はツライ?

夜の帳が降りる頃八百余名の「霊」たちとの
ささやかな酒宴を楽しむ。

静かに、そしてゆっくりと夜が更けていった。


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