ミニカー プロファイル

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項目外:日本車(トヨタ・マツダ・ミツビシ・いすゞ)・プロファイル:22

トヨタ

《トヨタ・パッソ》
【TOMICA・初回特別カラー】
《初代:RAV4》
【HONGWELL】
《初代・プリウス》
【TOMICA】
《2nd・プリウス》
【TOMICA】
《トヨタ・ハリヤ−》
【TOMICA】
≪トヨタ・マークX≫
【TOMICA】
《クラウン・SP Dx》
【TOMICA】
《クラウン・アスリート》
【TOMICA】
《’04・クラウン》
【TOMICA】
《3rd:セルシオ》
【TOMICA】
《4th:ソアラ》
【TOMICA】
《トヨタRSC・コンセプト》
【ホットウィール】

マツダ

《マツダ・デミオ》
【TOMICA】

ミツビシ

《スタリオン ターボ2000GSR-]》
【TOMICA Lim】
《ランサー・ターボ》
【TOMICA】
《パジェロ》
【REALTOY】
《グランディス》
【TOMICA】
《ECLIPSE CONCEPT》
【ホットウィール】

いすゞ

《ビー・クロス》
【Saica】
《ビー・クロス》
【メーカー・UK】
《ビー・クロス》
【ホットウィール】
《ビー・クロス》
【HONGWELL】

以上


《トヨタ・パッソ》

【TOMICA:1/57・初回特別カラー】

 前と後では歴然とする違いを見せるほど≪ヴィッツ≫の開発はトヨタのエポックメーキングだったようです。
 このダイハツとの共同開発車≪パッソ≫もトヨタ色の方が強いようです。外観上も前はトヨタ、後はダイハツのようです。そう言えば最近のダイハツ軽自動車のデザインにトヨタ色を感じます(私だけ)。
 TOMICAのモデリングは最近のシリーズどおり可動部はリアのハッチゲートだけですが水準作に仕上がっています。

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《初代:RAV4》

【HONGWELL:1/72・ダイキャスト】

 「アーバン4WDは雰囲気が大事」。このコンセプトで日本は独自のオフロード4WDカテゴリィを確立しました。
 4WDもヨーロッパの「気品」、アメリカの「力ずく」そして日本の「スニカァ」と各々が独自のセオリィを確立した事はユーザァだけでなく外野でクルマ文化を楽しむ者にとっても大変嬉しい事です。
 話は変わりますが、RAV4にオープンタイプが存在したとはこのミニカーを見るまで知りませんでした。「ナイキ的オフロード」の軽やかさ・セオリーからするとこファニィ・スタイルはオープンタイプの方がハードトップスタイルより生きているようです。

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《初代・プリウス》

【TOMICA:1/58・ダイキャスト】

 ダイムラー・ベンツ、Tタイプ・フォードに続く第3世代・ビークルの登場だと思います(本当の個人的意見です)。もし直ぐに燃料電池車が登場しても第三世界を含めた世界の自動車インフラ事情を考えると”ハイブリット”の活躍する期間は意外に長くその地域も想像以上に広いのではないかと思います。
 しかし、このデザインはなんとか差別化を図りたい意図が強すぎます。さり気ない近未来を感じるのですが、少し熟成不足な気がします。TOMICAのフォルムもその点では良くも悪くも実車の雰囲気をよく掴んでいます。
 ※プリウス開発の軌跡を取材したドキュメントの本を紹介しています(積読【自動車】単行本参照

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《2nd・プリウス》

【TOMICA:1/60・ダイキャスト】

 僅かとはいえ、覚悟を必要とした先代からデザインも含めシステム&メカニズムが飛躍的な進歩を遂げました。プリウス(ハイブリット機構)も二代目で早くもエコを意識しないナチュラル・チョイスのポジションを獲得したようです。
 このシステムを短期間でしかも唯一社で熟成させるトヨタの想像を絶する実力は同じ日本人として誇らしくなると同時に少し怖いくらいです。

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《トヨタ・ハリヤー》

【TOMICA:1/63・ダイキャスト】

 「ハリヤーの中途半端な”力ずくアーバンSUVコンセプト”は疑問だ!」が第一印象でしたが、結果はトヨタの出した答えが正解でした。
 しかし、私よりこの答えにショックを受けたのがゲルマン・ブラザースだったようで、フロントグリルとエンブレムを替えただけのゲルマン・ハリヤーズの誕生が後を絶ちません。

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≪トヨタ・マークX≫

【TOMICA:1/61・ダイキャスト】

 最新ファッションであるボリュームを強調したグラマラススタイル、トランクの意匠ラインそして3次元ライトをトヨタ・テイストで纏めた意欲作です。
 しかし、最近の韓国車はますます日本車と似てきています。私には「トヨタ」の最廉価版が「現代」に見えます。
 TOMICAのモデリングについてはフロントマスクのボリューム感を表現した造形は見事ですが全体のフィニッシュは標準作です。しかし、「マーク×」のオーナーは迷うことなく即買いでしょう。

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《クラウン・SP Dx》

【TOMICA:1/65・ダイキャスト】

 世界的にみても位置付けが難しい日本独自のクルマでしょう。無階級社会に暮す日本人にしか解らない「庶民向け高級車」という”出世魚”のような性格の世界に類がないクルマです。
 日本独特のワンランク上の充実装備というクラウン・コンセプトは全ての日本車を導く道標になってしまいました。
 今日のクラウンが明日のカローラであり、日本車はクラウンとカローラの手の平で走り回っている孫悟空のような気がします。
 このTOMICAは復刻版です。現在のTOMICAと比べるとモデリングの進歩は実車同様格段の歩みであることが分ります。

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《トヨタ クラウン・アスリート》

【TOMICA:1/62・ダイキャスト】

 初代からのコンセプトである「庶民の為の高級車」を堅持する世界的にも稀有のクルマです。しかし、さしものクラウンも新たな庶民(若年層のこと)の心離れに対して新たなキャラクタァの構築を始めたようです。
 しかし、「新生・クラウン」ならイメージ優先で商売抜きの”2ドアクーペ”を登場させて欲しかったです(ソアラとバッティングするかな)。
 TOMICAは造形の仕上がりはもはや当然としても、開閉ギミック付きのドアのチリの合わせは見事です。TOMICAはミニカー業界のトヨタになるかも。

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《’04・クラウン》

【TOMICA:1/63・ダイキャスト】

 「庶民の高級車」の代表:クラウンです。自動車文化後発国:日本が確立した公式で正常進化する「クラウン」は同じ道を歩み始めたアジア人にとってはR・Rやマイバッハより理解しやすく琴線に触れる気がします。
 しかし、あの絶対君主:クラウンでもセド・グロが自分のレールを走り始め世界を広げたら露骨にセド・グロのシェアにヨダレを流し始めるその姿が面白いです。
 TOMICAはこの値段でヘッドライトとテールランプが別部品仕上げです、版権と権料の問題があるのでしょうが、このモデリングレベルで海外のクルマのモデル数をモット増やしてくれると嬉しいのですが。

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《3rd:セルシオ》

【TOMICA:1/65・ダイキャスト】

 「セルシオ」の3代目です。保守本流の高級車の開発に新しい風を持ち込むことが如何に難しいことであるかが全身から滲み出ている少し無理をした日本的高級車です。
 とはいえ、60年代中期に欧米車に対する憧れと夢から開発したスポーツカーから30年を経て生まれた衝撃の高級車の後継として確実に日本的味付けで欧米との差別化が見えてきました。
 高級車技術を我が物としたこのクルマの出現に驚き脅威を感じた欧州の高級車は質よりブランドに重点を置いた超・高価格クラスへの逃避を図っているようです(例…ベンツ:マイバッハ、BMW:R-R、VW:ベントレー)。

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《4th:ソアラ》

【TOMICA:1/61・ダイキャスト】

 歴史的背景からヨーロッパ・メーカーの独壇場と思われたパーソナル高級車のジャンルに日本車が初めて挑戦して作り上げた車です。雑誌の評論では剛性の不足などを指摘されていましたが、「ゆとりと精神的な豊かさ」がテーマのこのカテゴリィではトヨタの狙いは充分成功したと思います。
 しかし、残念だったのは日本ではこのジャンルを支える富裕階層が確立する前にバブルが崩壊したことです。
 このTOMICAのソアラはゆとりを的確に表現した標準的なTOMICAクオリティの仕上がりです。

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《トヨタRSC・コンセプト》

【ホットウィール:1/64・ダイキャスト】

 アメリカン・チョップルーフとGMが最近力を入れているエッジを効かせたラインをジャパニメ的切り口の面取りで仕上げたオフロード・コンセプトです。強面のRAV4といった趣の感性で楽しむオフタイムカーです。
 最近、欧州メーカーから発表されているオフロードは”レンジ・ローバー”&”パジェロ”シンドロォムのモデルばかりですから、トヨタを始めとする日本メーカとアメリカのメーカーはこれくらい元気のある”やんちゃ坊主”を期待しています。
 このデザインがアメリカ人好みなのか、ホットウィールのモデリングはアメリカ・メーカー以外のクルマにしては異例なほど「力の入った」フィニッシュを見せています。ここまでやってくれたら絶対にコレクションでしょう。

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以上:トヨタ


《マツダ・デミオ》

【TOMICA:1/59・ダイキャスト】

 このデミオを含めて最近の日本製大衆車は新時代を迎えたようです。小型車しか作れなかった時の大衆車と世界に誇る高級車、スポーツカーを作るまでに実力をつけてからの大衆車は完全な別物です。
 ヨーロッパを感じさせる実用重視のサンルーフを始めとして、オーナーの余裕を感じさせるこのクルマこそは他人の視線ではなく、自分の価値観を大切にする人のクルマであり「これしか買えない」ではなく「これで充分」の本当のマイカー(パーソナルカー)です(褒めスギ!)。
 TOMICAのモデリングはオーナーの方向けでしょう、魅力を含めて良くも悪くも実車同様普通です。

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以上:マツダ


《スタリオン ターボ2000GSR-]》

【TOMICA Lim:1/62・ダイキャスト】

 有機的カーブドライン以前の鋭角ライン全盛時代の流行を100%吸い込んだデザインです。後世にファンを残せなかったのも同時代的感性を吸収し過ぎ、普遍的魅力を作る色気と温もりが少しも感じられないデザインが災いしたのでしょう。
 しかし、この時期からミツビシが勢いを増し90年代初頭には「ホンダを救済合併」の噂が聞こえるほどだったのです。時は流れて両社の現状と内容を聞くにつけ歴史の皮肉と難しさを感じます。

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《ランサー・ターボ》

【TOMICA:1/60・レース館】

 基本を踏まえた真面目なコンセプトが会社の宝となる名車を誕生させました。
 それにしてもそのオーソドックスな外観が全体を俯瞰できるミニカーとなると一層際立ちます。
 TOMICAのモデリングはそのトラディショナルな外観の再現、そしてタイヤとホイールハウスのバランスが絶妙な仕上がりを見せています。
 尚、このクルマはレース館・シリーズですが、このモデリングですから一般車としてUPしました。

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《ミツビシ・パジェロ》

【REALTOY:1/72・ダイキャスト】

 「西のローバー」「東のパジェロ」の一言です。ローバーがオフロードの”ロールス”なら、パジェロはオフロードの”クラウン”です。
 登場初期にはヨーロッパの香りがしたのですが、このモデルでついに大西洋を渡りアメリカンテイストが濃厚になってきたようです。
 このモデルカーは如何ともし難いミニカーの悲しさで重量感、フェンダーのボリューム表現に少し不満が有りますが、雰囲気を含め大変良く造られていると思います。

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《グランディス》

【TOMICA:1/64・ダイキャスト】

 四面楚歌、八方塞り、自業自得、因果応報、身から出た錆と散々な「ミツビシ自動車最悪の時」を背負って起たなければならない不遇のミニヴァンです。
 真面目、堅実だったはずのミツビシは”バブル期”頃からデザインだけの疑問符付きスポーツカーを出すなどクルマ作りにおける基本での手抜きが目立ちました。この《グランディス》も「見えないところは?」と色眼鏡で見られていしまうのが苦しいところです。
 ヨーロッパ・アヴァンギャルドの流れをくむフロントマスクは時代を確実に掴んでいるだけに元気に走る姿をあまり見かけないのが残念です。

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《ECLIPSE CONCEPT》

【ホットウィール:1/64・Realistix】

 デザインの魅力や可能性への挑戦を感じないコンセプトカーです。ショーの目玉が欲しいのは分りますが、これでは却って三菱の方向性を不明瞭にするだけでしょう。
 ホットウィールのモデリングは全体に引き締まったまとまりのある魅力的な仕上がりです。特に写真では分りづらいですが全面ガラスルーフの色合いと質感は秀逸のフィニッシュです。

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以上:ミツビシ


《ビー・クロス》

【Saica:1/35?・ダイキャスト】

 このデザインを市販化した”いすゞ”は凄いです。残念なのは”いすゞ”製だった事です。もし、トヨタや欧米のメーカーなら高級SUVとして旋風を巻き起こし名車になったのは確実です。
 デザイン優先でカーゴ部分のユーティリティなどが発売当初は問題にされましたが、SUVカテゴリーで都会を生息場所とする趣味オフロードビークルにはこれくらいの余裕と遊び心で造られのが当然だと思います。
 かえってブランドにすがって発想が貧困なポルシェ・カイエンやBMW、メルセデスなどのドイツ製高級SUVなど足元にも及ばない異次元の素晴らしいエクステリアだと断言します(熱が入り興奮しています)。
 このクルマのたった一つの難点はボディ・カラーの選択肢が限られることではないでしょうか。ボディー下部の黒(せめてブラウンとシルバーを含む3種類あれば)が印象の全てを決めています。

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《ビー・クロス》

【メーカー・UK・1/60?・ダイキャスト】

 もし、”日本車デザインTOP・100”を選定したら確実に初代シルビア、トヨタ2000GTなどと並び選出確実と思う車です。最近のSUVのような巨大な塊り感と押し出しの強さを強調した傍若無人な”威圧する見せるデザイン”よりこのビー・クロスのような”楽しめる感性のデザイン”の余裕がとても光ると思います。
 雑「日経ビジネス」にこのクルマのデザイナーはカナダ人と書かれていましたが、このデザイナーの他の作品をご存知の方がいらしたら作品名を是非お教え下さい。

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《ビー・クロス》

【ホットウィール:1/64・ダイキャスト】

 ビー・クロスのミニカーで興味深い点はデザイン・イメージが各社、モデル化に当たってそれほどかけ離れた印象を与えない事です。
 実車のインパクトが強すぎるためかモデル化に際して気になるほどの差異が感じられません。特に印象を決めるフロント・デザインは共通の有機的塊り感が巧く表現されているようです。
 この有機的デザインは朝靄に煙る自然の中でみたら素晴らしい存在感を見せると思います。

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《ビー・クロス》

【HONGWELL:1/72・ダイキャスト】

 これは珍しい無機質色以外の「ビー・クロス」です。やはり、車体下部の黒が強過ぎてポップなカラーが生きてこない感は否めませんが、個性はより強まっているようです。
 日本メーカーは多くの場合、外国人デザイナーを起用して躓くのですが、”いすゞ”は「117」や「初代・ジェミニ」(厳密には外国人デザイナー?)などを成功に導いていただけにこの「ビー・クロス」の結末は本当に残念です。
 それにしても、このデザインは”いすゞ”が放った最期の爆発的な輝きだったのでしょう。

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以上:いすゞ