12.愛子天皇待望論についてB
2025/07/04




元の文章で「「男女平等」という価値観が今後不易だと誰が保証できるのでしょうか。」ということを書きました。
その事例になりそうな動きが出てきました。


スウェーデン在住のジャーナリスト 松沢みゆきの記事
「仕事を辞めて“専業彼女”になりたい!」男女平等先進国のスウェーデンでZ世代の若者に広がる新しい価値観
元記事はこちら

男女ともに高い労働参加率を実現してきた国の事例として、「北欧モデル」は長く世界の注目を集めてきた。女性たちは男女平等が讃えられる風潮の中で、仕事も子育ても両立させてきた。だがここへきて、女性が仕事を辞めて、男性パートナーに経済的に依存するライフスタイルが注目されている。TikTokから生まれたこの現象は、スウェーデンをどのように変えようとしているのだろうか。

「ソフトガール現象」を体現する若者たち(特に女性たち)は、働くことに対する絶対的な価値観に疑問を呈している。彼女らは、たとえ収入が減少しても、ストレスの少ない仕事を選び、余暇やセルフケアに時間を投資することを厭わない。
「ソフトガール現象」について紹介したBBCの記事「Sweden’s ‘soft girl’ trend that celebrates women quitting work」で紹介されているヴィルマ・ラーションさん(25)は、以前は食料品店や介護施設などで働いていたが、1年前に仕事を辞めて専業彼女(未婚なので主婦ではない)になった。
ヴィルマさんは子供を産むために仕事を辞めたのではなく、「ソフトガールライフを送るために仕事を辞めた」という。そして今が最も幸せだと語っている。「私の人生はより穏やかになり、ストレスも感じていません」(ヴィルマさん)。
彼女のボーイフレンドは金融関係の仕事でリモートワークをしており、彼がパソコンに向かって働いている間、彼女はジムに行ったり、コーヒーを飲んだり、料理をしたりしている。

何のことはない。専業主婦になりたいという女が増えたということだ。「ソフトガール」というらしい。「ニート」も同じだが、それらしい名前を付ければ許されると思っているらしい。
頭の弱いヤツの常套手段だ。
(それにしてもソフトガールではダサいというか、ダッチワイフっぽいと思うがw)

女性解放運動家(と言ったらよいのかよくわからんが、アタマのイカレたおばさんたち)はこれまで、北欧は男女同権の意識の先進国であって、共同して働くのがアタリマエ、みたいなことを言ったような気がするが、何のことはない、スウェーデン女だって働くのはシンドイし、専業主婦という生き方ができるのであればその方が楽に決まっている。
専業主婦の方もこれまで「主婦という労働が過小評価されている。」と言っていたが、高度成長以前の、コメを炊くのにもカマドに火を入れてからとか、洗濯物は冷たい井戸水で洗濯板でゴシゴシする、なんて時代にはそりゃあ大変だったかもしれないが、今時炊飯器はタイマーで自動だし、洗濯物は洗濯機に放り込んでおけば脱水までやってくれる。掃除に至ってはロボットまかせだ。高度成長期以前に比べれば主婦の労働は1/100くらいになっているのではないかと思われるが、そういうと専業主婦の人はまたいろいろ反論するわけだが、少なくともこのスウェーデン女は「家事なんてちょろい。」と思っているわけだ。

そらおのれは楽しかろ、と最初この記事を読んだときは思いました。
そして考えました。なんで女性だけなの?
最近、男性が育児休暇を取って一時的に専業主夫になるケースはありますが、それほどメジャーではない。
理由は簡単で、先の記事で「男女で生殖の役割が違う以上、男女で権利は平等かもしれないが、逆立ちしても男に子は産めないし乳も出ない以上、男女差異はあって当然。」ということに他ならない。女性にしかできないことがある以上、育児休暇(もしくは退職)は女性の方が多くなるに決まっている。そして育児のために家にいるのであれば、ついでに家事をしても良いだろう。そのために便利なシロモノ家電がたくさんある。
これが専業主婦回帰は起こっても、専業主夫が増えない原因であろうと思われる。
そういうことであれば、専業主婦大いに結構ではないかと思うわけです。

ただ気になるのは、「ヴィルマさんは子供を産むために仕事を辞めたのではなく、「ソフトガールライフを送るために仕事を辞めた」という。」ことである。それじゃ困るし、おそらく頭のおかしい女性解放運動家のおばさんも、育児と家事で忙しい日々を送っておられる専業主婦の方も怒るのではないか、ということです。



previous menu next

copyright (c)sasaki yasuyuki 2025