卒業生の声

普通科生徒の声〜卒業文集「青春の時」より〜

■学校が嫌いだったけど
 私は学校が嫌いでした。中学なんてろくに行ってません。でも、行事に参加しないで思い出も何も作れなかった事を後悔はしました。学館に入って最初の内は毎日通うので精一杯でした。話すことも苦手で周りになじめずにいましたが、クラスの皆が話しかけたりしてくれたので、次第にうちとけられるようになりました。先生達の話もおもしろくて、授業はいつも楽しいものでした。私はだんだん「明日の学校」が楽しみになっていました。
 体育嫌いだった私が、まさかスポーツ大会でMVPを取ったりとか、学館祭りでパンフレットの表紙やポスターを描いたりコスプレしたりとか、修学旅行で初めて飛行機に乗ったりとか、とにかく色々な事があって。一時学校に行きたくない時もあったけど、それでも毎日がとても楽しかったんです。私は学館に来られて、皆と会えて本当に良かったと思っています。私は学館が大好きです。

■人と接するのが嫌いだったけど
 私がこの学校を知ったのは中学の時の先生から教えてもらったのがきっかけでした。私は、受験生の頃は理想ばかり言って志望校に向けて努力する事なんてしませんでした。
 学館に入学して、一年の頃はまだ、精神的にも子供だった私は自分の事ばかり考えていて周りの迷惑なんて気にしていませんでした。親の言うことなんて気にせず、自分勝手なことばかりしていました。しかし新しい友達や先生と出会い、日が経つうちに私の心境はだんだんと変わっていきました。
 昔は人と接することが嫌いだったのに、今は人との繋がりを大切にしています。今出会えた友達も先生も含めて私の高校生活があったのだから、これからもずっと仲良くしていたいです。自分やこれからの将来を考えると不安になって嫌になったりしたけれど、苦しいことがあったから今の私があるのだと思います。
 たくさんの先生方にとてもお世話になりました。皆さん個性的でとても先生とは思えない程、一人一人の生徒と向き合って親身になってくれました。私達が卒業しても、この学校の風土を守り、いつも温かい先生達でいて下さい。
 三年間で得た、たくさんのことはこれからも忘れることはありません。今までありがとうございました。

■3年間での成長
 この三年間を振り返ってみると、いろいろなことがありました。そして、本当にあっという間でした。一、二年生の時は休んでばっかりで、加藤先生にはたくさん迷惑をかけてしまいました。すみませんでした。いつもいつもありがとうございました。 三年生になるとちゃんと学館に来られるようになり、受験勉強も始まりました。白坂先生にはいろいろ相談にのってもらいました。
 この三年間はとにかく、良いことよりも、苦しいこと辛いことの方が多かったです。いま思うと、何であんなに苦しかったのかなーと不思議なくらいですが、わけもなくとにかく苦しかったです。でもそんな中でも、一年生の時にスキーに行ったこと、三年生の時に修学旅行で北海道に行って、帰りたくないと思ったぐらい楽しかったこと、友達と職員室でご飯を食べたこと、友達と帰りにダイエーで遊んだこと、ビーズクラブでちょっとビーズをやったこと…などなど良い思い出もたくさん出来ました。
 受験はこれからですが、春からは大学生になって新しい生活が始まります。きっと今までとは何もかも違うだろうし、不安もあります。でも、三年間の学館生活の中で、いつのまにか苦しい時期を通り過ぎ、まあまあ心穏やかに毎日を送れるようになったので、これからも何とかやっていけると思うし、前向きに楽しんでやっていきたいと思います。
 最後に、いざ卒業となると正直すごく寂しいです。相談にのったり真剣に向き合ってくれた先生達、仲良くしてくれたり励ましてくれた友達、両親、みんなの支えがあったからこそ卒業まで辿り着けたんだと思います。いろいろあったけど、この三年間で人生ってそんなに悪いものじゃないかも、と思えるようになったし、少しは自信もつきました。まだまだ未熟だけど、変われたと思います。学館に来ることが出来て本当によかったです。ありがとうございました!

■他校から西武学館普通科へ
 自分が中学の時、高校が変わるなんて、思いもしなかたっし、学館に通うことになるとも思わなかった。この学館に来たことが、予想外だ。予想外と言っても、いい予想外もあった。まず先生方と、こんなにも親しくなれたのは、学館が初めてだ。今までは、先生と話すときは、多少なり壁があったが、学館の先生とは気兼ねなく話せた。学館を無事卒業できるのも、この先生方のお陰だと思う。あともう一つは、学校で明るくなれたこと。中学の時は、友達と話すのが面倒で、滅多に話さない、暗い子だった。でも学館に来て、いい友人や後輩に恵まれて、明るくなることができた。
 自分は学館のアットホームなところが好きです。これは他の学校には無いし、真似も出来ないことだと思う。この温かさは、ずっと変わらないでいて欲しいと思う。そして、アットホームな学館に来られて、よかったと思う。自分を支えてくれたみんなに感謝しています。本当にありがとうございました。

■サポート科から普通科へ
 私がこの学校に入学してから三年の月日が経とうとしている。中学は最初の一ヶ月しか登校せず、中学卒業後も一年間は学校に行く事はなかった。卒業後、一年が経ったころ、この学校の話を聞き、見学兼面接に訪れた。
 今年度はサポート科から普通科に移動し、毎日朝から学館に通うようになった。最初は一週間に三日程度の割合で通うつもりでいたのだが、卒業が迫った今日まで無欠席、無遅刻、無早退という状態である。今年初めて経験した文化祭にも積極的に(自分的には)参加することができた。検定も、一太郎をはじめ日商、ビジネスコンピューティング、英検などを取得する事ができ、この三年間は大きな+となったと思っている。
 この場を借りて先生方、その他、お世話になった全ての人にお礼申し上げます。


普通科保護者の声〜卒業文集「見守る目」より〜

◆高校に行ってみたい
 長い間、家にいた息子が「高校に行ってみたい。」と言い出した時には、ちょっと驚きました。……そんなある日、西武学館のことを知り、見学に行ったのですが、小さな建物で家庭的な雰囲気がして、ここなら息子もやっていけるのではないかと希望がわいてきました。後日、息子も見学に行き、やっていけそうだと感じたようです。入学前まで昼夜逆転の生活を送っていたことと緊張と不安が重なり、入学式前日は、ほとんど眠れなかったようでした。しかし、やさしい先生方の対応で徐々に緊張も解けていき、学校になじむことができました。
 一年生の六月に行なわれたソフトボール大会の前に、チームの名前を決めるということで、息子が家に帰ってきてから学館に電話している声が聞こえてきました。「『○○○チーム』か、『△△△チーム』か、『×××チーム』という名前がいいと思います。」… …と。電話の向こうで、それをていねいに書きとめている先生の姿が私の脳裏にうかび、ひとりひとりの気持ちを受けとめてくださる学校なんだなあと、とても安心したのを覚えています。
 喘息の発作で、夜中に病院へ吸入に行っていた子が、毎年富士山に登り、陸上で何キロも走ることができたのは夢のようです。また、剣道では日本武道館で試合をするという幸運にも恵まれました。このような充実した三年間を過ごすことができましたことを、親として、とてもうれしく思います。いろいろ指導してくださった先生方、ほんとうにありがとうございました。
 そして、息子にも「がんばったね。いい三年間だったね。」と言いたいと思います。これからの別の道に進んでいくわけですが、失敗をおそれないで自分の好きな道を探して歩いていってほしいと思います。

◆普通の学校生活を送らせたい
 小学校、中学校と授業中落ち着いて教室にいる事が出来ず、普通の学生生活が出来ないまま過ごしてきた九年間、このまま社会人となり働いてしまえばそういう経験もしないまま・・・・・なんせこのままでは社会人として適応していけないのではと悩んでいた頃、友人のお子様が学館を卒業した事を知り、見学に来ました。
 少人数で親身に見てくれる先生たちを拝見し、ここなら我が子も三年間頑張れるだろうと思い入学をお願いしました。入学後もいろいろな事もあり、先生方には大変ご迷惑をおかけした事も多々ありましたが、学館の温かい心でなんとか三年間過ごすことが出来ました。なんせ授業中、教室にいる事が出来るようになり、色々な行事にも進んで参加できるようになった事は大きな成長だったと思います。
 これから先長い人生、社会に出て行き色々な思いもすることだろうと思いますが、学館で学んだ事を糧に頑張っていってほしいと思います。  三年間、本当にお世話になった先生方、学館に感謝します。

◆明るくなった、自信を取り戻した
 中学三年の初夏、息子と二人で参加した説明会と体験授業、それが初めての学館でした。そしてその日の帰りには二人とも学館への進学を心に決めていました。当時彼は、人は誰もが大切な存在であること、尊重されなければならないこと、そんな当たり前のことにさえ疑問を持たざるを得ないような状況にあり、とても傷ついていました。だからこそ学館の家庭的な雰囲気や先生たちの親しみやすさ、手伝いに来ていた先輩たちの明るい笑顔に、自分の居場所的なものを感じとったのだと思います。そしてそれは私も同じでした。
 晴れて学館の生徒となった息子は、少しずつ明るさや元気を取り戻し、何より自信を取り戻してくれたのです。彼から学校が楽しいという言葉を聞いたとき、私は涙がこぼれるほど嬉しかったことを決して忘れません。
 時に怠け、時に我を張り、時にまどろっこしいところのある息子でしたが、どんなときでも自分の存在を認めてくれて、目をむけ、耳を傾け、正面から向き合ってくれた先生方や同級生や先輩たち。それは息子が渇望していた学校そのものだったのです。
 振り返れば三年間はあっと言う間でした。ですが中身がいっぱい詰まった充実した三年間でもありました。多くの友情にも出会えた学館での高校生活は、彼にとってかけがえのない思い出と大いなる自信となり、これから先、たとえ苦しいこと辛いことにぶつかることがあっても、自分を見失うことなく、しっかりと地に足をつけ歩んでいってくれることと思います。
 先生方には言葉では言い尽くせないほど感謝しております。本当にありがとうございました。

◆娘の成長
 小学校一年生の終わりごろからほとんど学校に通っていなかった娘が、「高校に行く」と言い出したときは、とても驚き、嬉しい気持ちになりました。その反面、ちゃんと通学できるのか、勉強はついていけるのか、卒業まで辿り着けるのか・・など、たくさんの心配事も出てきました。何しろ、九年振りの学校生活。学館に行くということだけでも一大事です。 しかし、私が思っていたよりもずっと、娘は様々なことにチャレンジしていきました。特に、スキー・スノボ教室や修学旅行に参加できたこと。そして、今まで送り迎えが必要だった通学が一人でできるようになったことは、この三年間で最も大きな成長だと思います。 娘を見守ることができたのは、夫や長女の協力があったからこそ。このことで家族の会話も増え、きずなが深まったように思います。時に優しく、時に厳しく、粘り強くサポートして下さった先生方、ここまで導いてくださって本当に感謝しています。 そして何より、一番頑張ったのは娘本人です。慣れないことの連続で、いかに大変だったことでしょう。それでも途中であきらめずに、ひとつひとつ乗り越えて、卒業まで辿り着くことができました。今は、嬉しい気持ちでいっぱいです。卒業おめでとう。

◆当たり前の事に感謝
 当たり前に朝起きて、食事をして、制服に着替えて、学館に行く。そんな平凡な時間の積み重ねに、今があることを感謝せずにはいられません。 学校そのものに不信感を持っていた頃、よく娘と何時間も話をしました。それで、全てが解決できる訳ではありませんが、少しでも気持ちに寄り添うことができればと思っていました。新しい環境への期待と不安を抱えたまま、西武学館に入学しました。 学館での生活を送る内に、娘も徐々に変わってきました。先生方の温かい言葉、悩みに対して親身に答えて下さり、時には厳しい態度も有り難いものでした。人間関係にこだわりがある為、色々摩擦がありましたが、最近は少しは柔軟になってきましたでしょうか。悩みがあっても、いつの間にか自分で解決しているようで、相談事も少なくなりました。親離れの兆しかもしれません。友人や個性豊かな先生方に囲まれて過ごした三年間は、娘にとって輝く高校生活、青春そのものでした。制服を着るのも、後何日と寂しさがつのっているようですが、幼い時からの夢に向かって一歩踏み出し、大人になる為の「衣」に着替える時が来たようです。 社会の荒波にもまれ、乗り越えていく度に強く、しなやかな女性に成長していくことを願っています。
 生きていく上で大切な時期を学館で学べたこと、未熟な親子共々、温かく見守り続けて下さった先生方に改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

◆高校三年間の整理
 先日、どうしても捨てられない三年分の「学館便り」と「学年便り」を整理した。三年分の、息子の学館での生活をもう一度思い返していた。入学式の写真も久し振りにながめた。不意に涙がこぼれた。未知の世界に足を踏み入れたばかりのあの日の息子は、今とは別人のように幼く、不安気だった。オリエンテーションの二日目には早速熱を出し、二日間欠席してしまった。それまで、度々発熱しては欠席が続くという学校生活を送っていた息子だったため、「ああ、やっぱりまたか……」と、少々がっかりした。しかし、そこからは違った。その後、熱を出すことはほとんどなくなった。『健全な肉体は健全な精神に宿る』というが、まさにその通りだった。学館のすばらしい環境の中で、また、楽しい友達との関わりの中で、息子は自分の殻から抜け出し、前へ前へと進めるようになっていった。
 学館には、後ろからポンと背中を押してくださる先生方、時には前から手を差し伸べて引っ張ってくださる先生方、そしていつも真剣に一人一人と向き合ってくださる先生方がいる。その中で息子は自分の足で進むことに自信をつけていった。
 卒業を目前に控えた今、まだ息子は受験の渦の中にいる。しかしきっと、いい意味での達成感を味わえると信じている。その達成感がまさに息子の「翼」となって、このあと大きな力になってくれると思う。その翼を獲るために、三年間親身になって関わってくださった学館の全ての先生方に、心から感謝いたします。ほんとうにほんとうに、ありがとうございました。


サポート科生徒の声〜卒業文集「青春の時」より〜

 卒業までの三年間を振り返ってみると、けっこう苦しかった事がたくさんありました。 家庭の事情で、生活費や家事をしなくてはならないことでした。毎日、朝早く起きて、家事をして、午後から夜にかけて仕事をしたり、勉強出来る時間がほとんどありませんでした。それでも、テストの日には、通学途中の電車の中で暗記したり、本当に忙しい日々を過ごしていましたが、週二日の授業の日に、先生方が、優しく丁寧に教えて下さったおかげや、辛いときに話を聞いてもらって励まされたおかげで、無事卒業させていただく事ができました。 西武学館の先生方には、感謝しています。今まで本当にありがとうございました。


サポート科保護者の声〜卒業文集「見守る目」より〜

 長いようで、あっという間の三年間でした。小学校五年生の後半から中学生の約五年もの間、学校へは行けなかった息子が西武学館に入学してからは先生方や職員の方に支えていただき、休むことなく通学できたことをとても喜んでおります。
 学館へ行くようになってからは家での息子になんの問題も見られず、むしろ笑顔が増え、自分の将来を積極的に考え、無口だった息子が話しをするようになってくれました。三年間でこんなにも変わるものかとあらためて驚いています。
 サポート科だったので親が学館へ足を運ぶ事はあまりありませんでしたが、進路相談などでたまに行かせてもらうと、多くの生徒さん達が挨拶してくれます。そういった学館の空気がとても清清しくもう卒業かと思うと名残惜しくなりますが、これからは学館で学んだことを生かし、人とのふれあいを大切にしながら多くの経験をして自分の将来に向けて学んでほしいと願っています。
 最後になりましたが、先生方や職員の方に感謝の気持ちで一杯です。三年間本当にありがとうございました。

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