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アプリケーション > 概要 |
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C++ Builder アプリケーションについて |
更新 : 2010/02/17 |
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ここでは C++ Builder
で実用的なアプリケーションを作成していきます。皆さんにはその過程(ソース、サンプル)を見ていただき、ソフト作りの参考にしてもらおう、と考えています。 なぜ、このページを作ったのか、理由はこうです。 私が C++ Builder でアプリケーションを作り始めたとき、C++ Builder 入門講座や初心者向け Tips の紹介サイトは結構あったのですが、作りたいアプリの具体的な作成方法を教えてくれるサイトが見当たりませんでした(囲碁のソフトが作りたい時、その作成方法を教えてくれるサイトは都合良く見つかりません)。 Tips を上手く積み重ねていけばひとつのアプリになるのですが、初心者のころはそこまで応用が利きませんし、「何々はこう作る」 と言う具体的なヒントが欲しくなるものです。そんな経験から、私の作ったアプリをひとつひとつ解説していけば、充分ではないにしろ、同じようなアプリを作る人のヒントになるのではないか、と思ったのです。 作成したアプリを完全に解説するのはひどく骨の折れるものです。ひとつのアプリを完全に解説していると、時間がかかって他のアプリになかなか手が届きません。するとそのアプリを作りたい人にとっては良いのですが、他のアプリを作りたい人にはあまり面白くありません。そこでアプリの核になる部分(これがわかれば何とか形になるという部分)のみをピックアップして書いていこうと考えています。 それから、もうひとつ理由があります。 アプリをいくつか作っていくと、アプリケーションの種類によって、ある程度似たコードを幾度となく記述するようになります。ある目的に向かって作っていくとコーディング(そのアプリで最低限必要な部分)が似てくる気がするのです。この部分もサンプルやヒントがあればわざわざ無駄な時間を費やさず実装できます(コンポーネントやクラスの再利用と同じですね)。そうして "他の部分" に時間をかけることができます。 この "他の部分" と言うのが肝心な点で、みなさんのアプリとして独自性が発揮されるところです。この部分があるからこそ他の人のアプリと差別化ができるのですね。この部分のアイデアがない、考えつかないのであれば残念ながら、他の人のアプリを真似ただけで自分のアプリと言う感じが希薄になります。 それだから一番難しいところでもあるわけです。この部分ができるかどうかでアプリを作り続けていけるかどうかが決まりそうです。かと言って、心配することはありません。どんどん作っていくうちにこの部分が湧きあがってくるようになると思います。良いアプリを作るために独自部分に力を注いで欲しい。そのためにも解説を役に立てて欲しい、という気持ちからアプリの解説を書くことにしました。 解説には時間がかかります。まだ解説していないアプリに関しては公開しているフリーウエアの動きを見てどう作るのか推測してみてください。そのうち解説など読まずとも、自分でどんどん作っていけるようになると思います。 【注意】 ■アプリケーションの完成度について(課題として残される部分) 解説しているアプリケーションは、ソフト作りのおおまかな骨組みや流れを掴んでいただくことを目的に作成しています。そのため実用ソフト(フリーソフトレベル)では考えなければならない部分(ユーザーインターフェイス・使い安さ・処理の速さ・メモリ消費・例外処理など)の詳細なコードは記述してありません。 完成度を高めるために必要と思われる点は、"今後の課題"として、各アプリケーションの最終ページで軽く触れています。あとは皆さん自身で補って、より良いアプリケーションに仕上げていただければ、と考えています。 |