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C++ Builder ブック 1 |
更新 : 2010/02/19 |
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プログラミングで困ったとき プログラムを作っていると、いろいろと分からないことにぶつかります。皆さんはどのように解決していますか? 「インターネットで調べる」、これはとても良い方法です。「誰かに聞く」、これはお手軽です。「書籍を読む」、これはどうでしょう。 「手の届くところに書籍を置いて、暇があれば見る、分からない部分は調べる」、というのは手堅く確実な方法です。特に独学をしていて、周囲に尋ねる人がいない環境(私もそうでした)では、書籍は心強い味方です。 このページでは、プログラムを作る上で参考になった本や自分で持っている書籍の紹介をしていきたいと思っています。どれも私の個人的な好み(意見)による書評ですので、あてにならないかもしれません。読んだ人は、鵜呑みにしない(惑わされない)で参考程度にして、自分で良し悪しを判断してくださいね。 どんな本が良いのか どのような基準で本を選ぶと良いのでしょう? 説明が的確、文章が明瞭、要領を得ている、独自の視点で書かれている、などいろいろな意見があるでしょう。 私は、と言えば、「書籍はどれも同じようなことが書かれている(内容は同じで切り口が違うだけ)ので、自分のフィーリングに合った本を選ぶ」――と大胆に言い切ってしまいます。 「なんだか手にしたらいい感じ」「ページを開いて気分が良い」「手に取ってしっくりくる」「ページ構成や色合い、文字、画像の配置が嫌でない」「切り口が自分にマッチしている」などを大切にしたいと言うことです。つまり、最初は本の内容など良いのか悪いのかそんなことは分かりません。それだから、「気分の良い本を選ぶ」です。 一冊の本であらゆることを網羅するには無理があります。書き手はどこかに的を絞って書いています。読者が求めているものとすべて合致することはまずないでしょう。 ある時、ふと手にした本から何か汲み取れる、ひとつでも役に立つ、身につくことがある、そしていい感じ――であればその本との出会いは良しとしていいのではないでしょうか。 プログラムを作っている人の負担がいくらかでも軽減される、そんな書籍が紹介できたら嬉しいことです。 |
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●Borland C++ Builder
に関する書籍 無敵のBorland C++Builder (小出俊夫著 秀和システム) \2,100(税込) C++ Builder 関係の書籍で私が初めて買った本です。C++ Builder の使い方に関してはあまり記述がありません。いきなり小さな Tips を作っていく本です。私の感覚にあっていたのか、C++ Builder を使いこなすのにとても役に立ちました。 C++ Builder の基本的な部分を知りたいという人には合わないでしょう。私のように意味もなくとりあえず作っていきたいという人には向いています。C++ Builder1.0 で書かれているので今となっては古いでしょうか。基本的な部分は変わらないとは言え、C++ Builder6.0 などの人が購入するには、ちょっと抵抗があるかもしれません。 C++Builder入門プログラミング (日向俊二著 プレンティスホール) \3,570(税込) C++ Builder に記述されるコードの意味を知るのに役立つ本。参考になるアプリケーションもいくつか載っています。ファイル I/O やデータベースなどの記述もあって広く浅くテクニックを知りたい人には良い本です。メソッドもざっとですがまとめてあるのでリファレンス的に使えなくもないです。基本的な部分の説明が知りたく、アプリケーションも作ってみたいという人に向いているでしょう。これも C++ Builder1.0 です。 C++Builderファースト・プログラミング (谷尻かおり著 技術評論社) \2,709(税込) C++ Builder のコンポーネントをざっとなぞって説明してあります。C++ Builder のヘルプに書かれているコードがまだ分からない人にとっては具体的な使い方が参考になると思います(分かる人はヘルプを見たほうが得るところがある)。 C++ Builder 文法やデータベース、ビットマップに結構ページを割いているので、このあたりを知りたい人には役立ちそうです。C++ Builder1.0 対象です。 ゲームプログラミング遊びのレシピ―アルゴリズムとデータ構造 (有馬元嗣著 SOFTBANK) \2,520(税込) この本は、ひとつのゲームに対して、C++ Builder と Delphi のコードが書いてあります。コーディングを対比するのに役立ちますので、コードの移植や両方のコードが読めるようになりたい人には便利だと思います。 ゲームが作りたくて購入した本ですが、肝心のゲームに関してはあまり参考になりませんでした。ざっと説明はしてあるのですが、その説明がコードのどの部分を言っているのか分かりづらいです。難しいことを広く浅く、そして多く書いてあるので、もう少し絞って少なくても深く書いてあったら、参考になったかもしれません。ゲームの本がなかなかないので、一度見てみるのは良いでしょう。 C++Builder3パワフルテクニック大全集 (John Miano/Tom Cabanski/Harold Howe著 インプレス) \6,279(税込) 非常に役立った本です。初級から中級に向かう人であれば、この本からいろいろな手法を教えられるでしょう。外人の書いた書籍は、日本人の書いたそれより、著者独自の視点が表現されているように思います。その視点が自分の感性にしっくりくるかどうかで、気にいるかどうか決まります。 数多くのテクニックが解説されていますので、自分で何か作っていて、あれ? と疑問が湧くとき辞書的に調べたりしています。すべてよく読んで実際にコーディングしてみると大変プラスになる本です(という私は必要な部分しか見ていません。不勉強)。 C++Builder3データベースプログラミング―実用アプリケーションの構築技法 (玉川竹春著 プレンティスホール) \3,360(税込) 商品管理システムを題材に、構築プロセスを解説する、というデータベースではよくある構成の本です。 Access でのクエリー処理を C++ Builder ではどのようにやればよいかなど、実際にデータベースを C++ Builder で組んでいく時の参考になります。 SQL データベースである InterBase への移行に関してもページを設けているので、ネットワークでの構築を考えている人も見てみるといいでしょう。C++ Builder のデータベース関連の本は少ないので貴重と言えます。 CMAGAZINE (SOFTBANK BOOKS MAGAZINE) \1,200(税込) プログラムを作る人には、とても役立つ月刊誌です。毎月、新しい技術や専門的な技術の特集が掲載されています。ちょっとでも関心のある記事があれば、購入しておくのが良いでしょう。その時は直接関係ないようでも、後から役に立つ場合が結構あります。いろいろな言語を扱っているのも良いところです。 ここに書かれていることがおよそ分かれば、かなりのレベルに達したと言っていいでしょう。ただ毎月購入するとなるとちょっとしんどいでしょうか。 前に同じような本で「Inside Windows」というのもありました。廃刊になったと記憶しています。残念。 日経ソフトウエア (日経BP社) 月刊誌の連載記事をまとめた、プログラムの解説本がいろいろな言語で出版されています。 月刊誌の方も参考になる情報が載っていますので、ざっとでも目を通しておくことをお薦めします。 |