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10/22
にサイトを公開して2ヶ月が経ちました。多くの方(約6,100)に訪問していただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 「訪問する人にとって優しいサイトとはどういうものなのか?」――考えているうちに、2ヶ月が経過してサイトに対する見方(主にユーザビリティ。その他は今回扱わない)も変わってきました。自分にとってのサイトとはどういうものか、ということがおぼろげながら見えてきたような気がします。 最近サイトを手直ししたこともあって、いい機会ですから、ユーザビリティを取り上げてみることにします(サイトを公開するにあたって、「CBアプリ工房」をどう制作したかは後日書きたいと思います)。 ユーザビリティといえば、Jakob Nielsen 博士のコラムが有名ですが、工学といわれるように研究すれば奥の深いものです。資料を読んだり、インターネットで調べたりすると、いろいろな問題点や改善点に気づきます。その中でも、今回サイトを手直しした時、気にかけたことと実際に改良した部分を書いてみます。 これはあくまでも自分にとってのユーザビリティです。人それぞれ、異なる考え方が当然あるでしょうから、そのつもりで読んでください。 今回のポイントは以下の3点です。 (1)サイト内の構造と位置をユーザが把握できるようにする ●理由 ユーザは私のよう(作った人ですから分かるのは当然です)にはサイト内が分からない。検索エンジン(ロボット型ではトップページ以外も検索される)を使った場合、トップページを経由しないでサブのページに直接来る。 ●改善点 すべてのページで、どのウェブサイトの一部かはっきりさせる。パンくずナビゲーション(リスト)を付けることで、現在のページがサイト全体とどう関連するのか分かるようにする。サイトマップを追加して、今どこにいて、どこに行けるのかユーザに知らせる。エリアの全体像をつかめるようにする。各ページの更新日時を付加して、最新情報を求めるユーザに古いコンテンツで時間を潰させない。 (2)ユーザが頭をひねらなくても理解可能にする ●理由 ウェブブラウズで標準化されている機能以外の動きがあるとユーザは混乱する。 ●改善点 フレームをはずす。これは以前からやりたかった変更です。最初サイトを運営するのに手間が省けて便利だなあ、と思っていたのですが、使っているうちにいろいろなデメリットが気になってきました。まずい点はいろいろあります。 ページが変わってもURLが同期しないので、現在位置がわからない 。検索エンジンにかかりにくいため、見て欲しい情報にアクセスしてもらえない。 外部リンクしたサイトのURLが表示されないので、ユーザが勘違いしやすい。などなど、ナビゲーションの動きと、表示されるユニットが違うのでなんだか(ウェブブラウズの標準の動きに対して)不自然な気がしてきました。 次に外部リンクで新しいブラウザ・ウィンドウを開かない(サムネイル以外)ようにする。今まで新しいウィンドウを開くようにしていたのですが、標準的な反応と異なるのでページが入れ代わって表示されるように変更。 メールとリンクの表記を修正。ハイパーリンクと電子メールを同じように表示していたのですが、リンクの向こうに何があるのか分かるようにしておく(電子メール・アドレスであることをはっきりさせる)。 (3)一貫性及び統一感を持たせる ●理由 統一感もなくページを装飾したり、背景色を変えたりするとユーザにサイトイメージが伝わらない。ナビゲーションの不統一はユーザの負担を大きくする。 ●改善点 これまでも無意味な装飾は(あまり)していないつもりなので、引き続き気をつける。ナビゲーションを統一することでユーザの理解を深め、アクセスをしやすくする。 以上煎じつめると、「サイトとはナビゲーション」の一言が「CBアプリ工房」での(現時点での)ユーザビリティと言うことになります。デザインも気になるところですが、そこまではまだ手が回りません。多色で統一感があり品の良いサイト、そんなのができればいいな、と思っています(かなり難しい)。まあ、一歩一歩進めるしかありません。 なにはともあれ、有益なコンテンツと言う土台があって初めて、ユーザビリティが意味を持ってきます。目指すべきはコンテンツの充実、ということを忘れないようにしたいと思います。これなくしては、全ては無意味ですから(2003/12/23)。 |