|
||
解説: 実数の計算をしているとその結果を整数と小数に分けたい時があります。 ちょっと工夫すれば、分割する関数が作れそうです。プログラミングに慣れてくると、こうした関数を安易に作ってしまいがちです(もちろんプログラミングの練習にはとてもよい方法です)。 ヘルプなどを調べてみるとけっこう関数が用意されているのに気づきます。 整数部と小数部に分割する関数 modf もその中のひとつです。 使用例: 例では、modf 関数を使って、double の値を整数部と小数部に分割しています。 準備として Edit, Button, Label 二つを適当に置いています。 Button1 をクリックすると、Edit1 に入力された数字を実数に変換して num に代入します。 その数値を modf 関数で整数と小数に分けています。 結果は、二つの Label に表示しています。 アプリケーション起動後、Edit1 に小数点の付いた適当な数字を入力して試してみてください。 時間のある方は、練習にもなりますので、modf 関数と同じ結果になる関数を作ってみるのもいいでしょう。 //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender) { double syo, sei; double num = Edit1->Text.ToDouble(); // modf 関数は、double num を整数部と小数部に分割し、整数部を sei に格納して、 // 小数部を syo 変数に返します。 syo = modf(num, &sei); Label1->Caption = sei; Label2->Caption = syo; } //------------------------------------------------------------------- |