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コードで DisplayFormat を設定 

更新 : 2009/12/06

 



解説:
データベースアプリケーションの開発においても、C++Builder はずいぶん楽ができます。設計時のプロパティ設定で、実行時どのように動くのか分かるため、実際の動きを確認しながら、設計が進められるからです。
しかし、実行中にプロパティ設定を変える、などでは、やはりコードで記述しなければなりません。単純に代入するようなプロパティなら問題ないのですが、どのように記述したらよいのか分からないことも多いです。

そうしたコードのひとつとして、[項目の設定] から DisplayFormat プロパティに表示用の形式をコードで代入してみます。

使用例:
例では、Button1 をクリックすると DBEdit1 の数字に 3 桁カンマが表示されるようになります。

準備としては、Table, DataSource, DBEdit, DBNavigator, Button を適当に配置します。
プロパティの設定は以下のようにします。
Table1 の DatabaseName を BCDEMOS。TableName プロパティに country.db。
DataSource1 の DataSet は Table1。DBEdit1 の DataField は Population。
DBNavigator1 の DataSource は DataSource1。
設定が済んだら、Table1 の Active を true にして DBEdit1 とのつながりを確認しておきます。

アプリケーションを起動して、DBNavigator1 のボタンでデータ間を移動してみてください。
DBEdit1 の数字が変われば、動きとしては ok です。

Button1 の OnClick でこの数字の表示形式を変更しています。

//-------------------------------------------------------------------
void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender)
{
     // DisplayFormat プロパティは、数値型項目の表示形式を示します
    // (# は桁プレースホルダ)。
    dynamic_cast<TFloatField*>(Table1->FieldByName("Population"))
                                                                     ->DisplayFormat = "###,###,###";
}
//-------------------------------------------------------------------



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