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解説: C++Builder で日付時刻を扱うには、TDateTime データ型を使用します。 TDateTime 値の整数部分は、1899 年 12 月 30 日からの経過日数になり、小数部分は、その日の時刻になります。二つの時刻の差を知るには、二つの値を減算すれば求められます。 使用例: 今回は、現在時間を取得して、その 10 分後を計算で求めてみます。 コンポーネントは、二つの Edit と Button を適当に配置してください。 イベントは、Button1 の OnClick だけです。 アプリケーション起動後、Button1 をクリックすると、CurrentTime メソッドで現在時間を取得します。取得した時間を AnsiString に変換して、Edit1 に表示させます。 次に取得した現在時間に 10 分足して、 AnsiString に変換後、Edit2 に表示させています。 CurrentDate などを使って、日付あるいは日時の計算も試してみてください。 //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender) { TDateTime t, nowtime, newtime; // CurrentTime は TDateTime クラスのメソッドなのでオブジェクトを作成して使う nowtime = t.CurrentTime(); // TDateTime オブジェクトを AnsiString に変換 Edit1->Text = nowtime.TimeString(); // 10 分後の時間は、計算で求めることができる newtime = nowtime + TDateTime(0, 10, 0, 0);// 10 分足す // TDateTime オブジェクトを AnsiString に変換 Edit2->Text = newtime.TimeString(); } //------------------------------------------------------------------- |