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解説: ユーザー登録をしてもらった会員専用に何か処理をしたい。そんな時、ID の確認が必要になります。確認の仕方は、いろいろあります。ひとつには、自分でダイアログを作ってしまう。それほど手間ではないのでいいと思います。でも、もっと簡単に(手を抜いて)、しかも十分役立つチェック方法はないでしょうか? というわけで、InputBox という入力ダイアログボックスを使ってみます。 InputBox は、ユーザーに文字列の入力を促すダイアログボックスを表示してくれます。パラメータは、ダイアログのキャプション、ユーザーに読んでもらう文字列、デフォルト文字列が指定できます。ユーザーが [キャンセル] をクリックした時はデフォルトの文字列が返ってきます。 使用例: InputBox を表示してユーザーに文字列を入力してもらい、それが正規の ID かどうかチェックします。 コンポーネントは、Button を適当に配置しておわりです。 Button1 の OnClick で InputBox を表示しています。 取得した文字列を正規の ID(ここでは "abc")と比較して、結果をメッセージ出力させています。 似たような入力ダイアログボックスに InputQuery があります。どのような違いがあるのか、使いかっても含めて確認しておくと後で役立つでしょう。 //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender) { AnsiString id = InputBox("確認", "ユーザ ID を入力してください。", ""); if (id == "abc") ShowMessage("正規 ID です。"); else ShowMessage("ID が不正です。"); } //------------------------------------------------------------------- |