欧州連合                                                  
 
 
他ヨーロッパ地区  アジア地区  アメリカ地区  アフリカ地区   
オセアニア地区  中東地区                                                         

国名・地域名を選んでクリックしてみて。

北ヨーロッパ    ・アイスランド  ・ノルウェー  ・スウェーデン  ・デンマーク ・フィンランド ・カレリア 
            ・エストニア ・ラトビア  ・リトアニア  ・カリーニングラード 
西ヨーロッパ    ・アイルランド  ・イギリス ・ノーザンアイルランド ・スコットランド ・イングランド 
            ・ウェールズ ・フランス ・アンドラ 
中央ヨーロッパ   ・ドイツ   ・オランダ ・ベルギー  ・ルクセンブルグ ・リヒテインシュタイン 
            ・スイス ・オーストリア ・ハンガリー ・スロバキア ・チェコ ・ポーランド              
東ヨーロッパ    ・ベラルーシ   ・ウクライナ   ・モルドバ   ・ドニエストル ・アルメニア 
            ・アゼルバイジャン ・グルジア ・チェチェン ・北オセアチア ・ロシア共和国連邦 
南ヨーロッパ    ・ポルトガル  ・スペイン ・ジブラルタル ・バスク ・モナコ ・コルシカ 
            ・マルタ ・イタリア ・バチカン ・サンマリノ ・ギリシャ  
南東ヨーロッパ   ・スロベニア  ・クロアチア ・ボスニア・ヘルツエビゴナ ・ユーゴスラビア 
            ・モンテネグロ ・セルビア ・コソボ ・マケドニア ・アルバニア ・ルーマニア ・ブルガリア         


 ヨーロッパ大陸、中央部のスイスや北部のスカンジナビア半島西岸のノルウェーやバルカン半島の一部や
   モナコアンドラリヒテンシュタインサンマリノなどの小国、カリーニングラードを除いた
    ヨーロッパのほとんどを占める
国家連合UROPE NIONNION UROPÉENNE

  北の東側にはノルウェー海とスカンナビア半島外周にあるノルウェー国境、そして、ロシアとの国境がある。
   北の西側はノルウェー海大西洋、その向こうに北極海。
    北西はノルウェーとの国境とノルウェー海とあり、
     海の向こうはアイスランド、デンマーク領グリーンランド。その向こうにカナダ
  東の北部はロシアとの国境を有し、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァの国境と続き、黒海、トルコとの国境となる。
  西は大西洋、遠く跨いで、カナダアメリカ合衆国がある。
  南は地中海に面し、対岸にはモロッコ、アルジェリアチュニジア、リビア、エジプトのアフリカ諸国がある。
   東地中海・海を挟んでエジプト、パレスティナ・ガザ地区、イスラエル、レバノン、シリア、と対峙する。
    さらにトルコ沿海部を国境として、エーゲ海にいたり、
      バルカン半島南東部の一部を囲い込むように陸の国境があり、黒海にいたる。

    南欧イタリアの南東、アドリア海を挟んで東にモンテネグロ、アルバニアと対峙し、
     南欧ギリシャの北、アルバニア南部を北部国境として東進、マケドニアと国境を有す。
      南欧ブルガリア・ルーマニアの西、マケドニア国境外周を北上し、セルビアの東部と北部を西部国境とし、
       中欧ハンガリー、クロアチアの南部国境として、セルビア・西進して、ボスニア・ヘルツェビゴナを周り込む。
        クロアチア南部国境を南下し、南東に延びてモンテネグロと接し、アドリア海に出る。

   首都(EU本部)はブリュッセル(ベルギー)
    公用語は、英語(ゲルマン諸語)、仏語(ラテン諸語)、独語(ゲルマン諸語)、伊語(ラテン諸語)、デンマーク語(ゲルマン諸語)、
           スウェーデン語(ゲルマン諸語)、フィンランド語(フィン・ウゴル諸語)、オランダ語(ゲルマン諸語)、
            オランダ語系フラマン語(ゲルマン諸語)、ルクセンブルグ語(ゲルマン諸語)、現代ギリシア語(イラン諸語)、
            スペイン語(ラテン諸語)、ポルトガル語(ラテン諸語)、ルーマニア語(ラテン諸語)、
             スロバキア語(スラブ諸語)、ハンガリー語(フィン・ウゴル諸語)、エストニア語(フィン・ウゴル諸語)、
             スロヴェニア語(スラブ諸語)、ラトビア語(バルト諸語)、リトアニア語(バルト諸語)、
              ポーランド語(スラブ諸語)、チェコ語(スラブ諸語)、ブルガリア語(スラブ諸語)。
    民族は、フランス人ドイツ人オランダ人、ベルギー人、イタリア人イギリス人アイルランド人ギリシャ人
          スペイン人ポルトガル人スウェーデン人デンマーク人ポーランド人チェック人ハンガリー人
           リトアニア人エストニア人ラトビア人スロバキア人スロベニア人ブルガリア人ルーマニア人
                                            など各国主流民族のほか、
         ロシア人、ロマ人(ジプシー)、アラブ人、ユダヤ人、ラップ族、ウクライナ人、といった少数民族、
          旧植民地などからのアジア・アフリカ系移民や黒人、労働力として渡ってきたトルコ人、など。
           各国の国籍やピザを持つ人々からなる。
    通貨単位はユーロ(EURO)(各国語によって音は変わります)。
                     (例えば、独語ならオイホォ、伊語ならエウロ、というように。)

    歴史
        1948年、オランダベルギールクセンブルグのベネルクス三国の間で関税同盟が結成される。
        1952年、ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)
              ベルギーオランダルクセンブルグフランス西ドイツイタリアと結成する。
        1957年、ローマ条約にオランダベルギールクセンブルグフランス西ドイツイタリアは調印する。
        1958年、ローマ条約により、ルクセンブルグオランダベルギーイタリアフランス西ドイツ、と
              EEC(欧州経済共同体)EURATOM(欧州原子力共同体)を結成する。
        1967年、ECSCとEURATOMEECを統合して、新たにEC(ヨーロッパ共同体)として発足。
        1968年、EC内で関税同盟が完成。また、農業共同市場を発足させる。
        1973年、イギリスアイルランドデンマークECに加盟する。(9カ国体制になる)
        1981年、ギリシャがECに加盟する。(10カ国体制になる)
        1985年6月、オランダルクセンブルグベルギーフランス西ドイツで、
              シェンゲン協定(加盟国間の国境の撤廃、開放・査証免除・関税撤廃)が調印される。
        1985年、デンマーク領グリーンランドが脱退する。
        1986年、ポルトガルスペインがECに加盟する。
        1990年11月、イタリアがシェンゲン協定を調印する。
        1990年12月31日、西ドイツ東ドイツの東西統一により東ドイツ地域も域内になる。 
        1992年2月、マーストリヒト条約調印。
        1992年6月、スペインポルトガルがシェンゲン協定を調印する。
        1992年11月、シェンゲン協定をギリシャが調印する。
        1993年11月、マーストリヒト条約発効。ECを元にEU(ヨーロッパ連合)が発足。(12カ国で)
        1994年11月、EU加盟の是非を問うノルウェーの国民投票で否決。
        1995年1月、オーストリアスウェーデンフィンランドが加盟する。(15カ国体制になる)
        1995年4月、シェンゲン協定をオーストリアが調印する。
        1996年12月、デンマークフィンランド、アイスランド、
                 スウェーデンノルウェーがシェンゲン協定を調印する。
        1997年10月、アムステルダム条約発効。
        2002年、通貨をユーロ(EURO)に統合。 (イギリスデンマークスウェーデンを除く12カ国で)
        2004年5月1日、ニース条約発効。
        2005年、ポーランドチェコハンガリー、スロベニア、マルタ、スロバキア
               キプロスエストニアリトアニアラトビアが新たに加盟する。(25カ国体制になる)
        2005年6月、スイスがシェンゲン協定を調印する。
        2007年1月、ルーマニア、ブルガリアが新規加盟。27カ国体制になる。スロベニアが通貨をユーロにする。
        2007年、EU基本条約(リスボン条約)に27カ国が調印。
        2007年12月、シェンゲン協定(加盟国間の国境の撤廃、開放・査証免除・関税撤廃)にチェコ
                ポーランドハンガリー、スロベニア、マルタ、スロバキアキプロス
                リトアニアラトビアエストニアが新たに参加する。
        2008年1月、マルタとキプロスが通貨をユーロにする。
        2009年1月、スロバキアが通貨をユーロにする。
        2009年12月、リスボン条約発効。常任議長と上級外交安保代表を選出・就任。
        2010年5月、EFSF(欧州金融安定基金)設立。
        2011年1月、エストニアが通貨をユーロにする。
        2012年10月、ESM(欧州安定メカニズム)設置。
        2013年6月、EFSF(欧州金融安定基金)を終了させる。
        2013年7月、クロアチアが新たに加盟する。(28カ国体制になる)
        2014年1月、ラトビアが通貨をユーロにする。
        2015年1月、リトアニアが通貨をユーロにする(19カ国目)。
        2016年6月23日、イギリス(UK)で国民投票が行なわれ、離脱の方向に。


EU(ヨーロッパ連合)    ・オランダ(阿蘭陀) ・ベルギー(白耳義) ・ルクセンブルグ()
                ・フランス(仏蘭西) ・ドイツ(独逸) ・イタリア(伊太利亜) 
                 ・アイルランド(愛蘭) ・イギリス(英吉利) ・デンマーク(丁抹)   
                ・スペイン(西班牙) ・ポルトガル(葡萄牙) ・ギリシャ(希臘) 
                 ・スウェーデン(瑞典) ・フィンランド(芬蘭) ・オーストリア(墺太利) 
                ・ポーランド(波蘭) ・チェコ() ・ハンガリー(洪牙利) 
                ・スロベニア ・マルタ ・スロバキア
                ・キプロス ・リトアニア ・ラトビア ・エストニア ・ルーマニア(羅馬亜) ・ブルガリア(勃牙利)

     

    

                                           

   

NATO(北大西洋条約軍) ・アメリカ合衆国カナダイギリスノルウェー
                 ・スペインポルトガルイタリアルクセンブルグアイスランド
                 ・ベルギーオランダドイツデンマークギリシャトルコ
                 ・(フランス) ・ポーランドチェコハンガリー 
                 ・エストニア ・ラトビア ・リトアニア ・スロバキア ・スロベニア
                 ・ルーマニア ・ブルガリア  ・クロアチア ・アルバニア 







 ・フランス第五共和国      FRANÇAISE

      ヨーロッパ大陸西部にあるヨーロッパの大国の一つ。
   (画像はパリ・シャンゼリーゼ通りから見た凱旋門)
   日本では江戸期に仏蘭西とあてられた為、仏国とも表記される。

      北東部国境はベルギーと接し、
      東部アルザス・ロレーヌ両州はドイツザールランド・シェバルツバルト州と接する。
      他、東部は、ルクセンブルグスイスイタリア・モナコと国境を接し、
      南部国境はピレネー山脈を境にアンドラスペインと接し、
   東方南岸は地中海に面して、南対岸はアルジェリア。東南側沖にコルシカ島が浮かび、
   東沖にイタリア本土、南沖にサルジニア島、南西沖にスペイン領バレアーレス諸島がある。
      西岸はビスケー湾とそれを含む大西洋に面し、大西洋を挟んで同緯度対岸はカナダ・ノヴァスコシア州。
      北部はイギリス海峡、ドーバー海峡を挟んでイギリス連合王国イングランドと対峙する。

   海外県に、南米にギアナ、カリブ海にマルティーニク、オセアニアにタヒチ、ニューカレドニア。

☆花の都・芸術の都Paris(最後の子音は仏語では読まない)を首都とする緯度のわりには比較的温暖な国。
  17〜8世紀のブルボン朝時に栄華を極め、ヨーロッパの政治・文化の拠点となったこともある。
   バイキングの占領から始まったノルマンディー、ケルトの色の残るブルターニュ、
    古くからワインの一大拠点であったボルドー、イタリアに近く絹や製紙、金融で栄えたリヨン、
     地中海に面したマルセイユやコートダジュール、プロバンス、映画祭で知られるカンヌ、
   かつては貿易の拠点として栄えたシャンパーニュ、王家や貴族の城(シャトー)の多数あるブルゴーニュ、
    と、多様な地域に多様な文化を受け入れる素地があり、ショパンなどの作曲家を呼び、
     ヴィクトル・ユゴー、アルベール・カミュなどの作家を生み、絵画の古典主義や写実主義、印象派の、
     ジャン・ウジェーヌ・ドラクロア、アングル、マネ、ピエール・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)、ゴヤ、
      ポール・セザンヌ(Paul CÉZANNE)、クロード・モネ、マチス、ゴーギャン、シャガールなどの多くの画家らを生み、
        ゴシック、アールデコ、アールヌーボ、などのデザインを生み出している。
    金色の淵が特徴的なロココ調の磁器・セーブル焼きをうみだした。
 歴史的には、北の対岸のイギリスとは近年まで対峙して、幾度となく戦火を交えていた。
  (ジャンヌダルクは英仏百年戦争の英雄。パリ市内のあちらこちらに像が建っている(それも黄金の))
  ブルボン朝はハプスブルグ家とは仲が良くなかったため、スペインやオーストリアとも戦火をよく交えていて、
  近世以降はドイツと激戦を繰り返し、共に占領されるという屈辱も味わっている。
 自由の、平等の白、博愛の、からなる三色旗(トリコロール)をフランス革命以降国旗としている。
  フランス語は元々は南北にグラデーションのように違っていたが、ナポレオンの時代に統一されたフランス語が出典されている。
   アルファベはA〜Zの26文字の他、A,I,U,E,Oの上に「´」「`」「^」が付いた15種と、
    Cの下にセデューユの付いたものから成る。名詞に男性名詞と女性名詞とあり、冠詞もそれに対応する。
     語尾の子音を読まなかったり、リエゾンしたり、最後の子音は読まないのかと思えば、アンシェンヌモンしたり、
    illはユの音だったり、oiやouがwの音だったり、eauでoの音だったり、覚えるまで戸惑うかも。
     rの音は舌を上顎に付けて咽喉の奥から音をだす。唇を閉じない鼻音が多かったり、音楽のように話す。
   Bonjour   Au revoir    Merci beaucoup   Pardon/Je suis desole     s'il vous plaît.  
    Je t'aime     Oui, Non.         Japon 


・ドイツ連邦共和国 DEUTSCHLAND

      ヨーロッパ大陸中央部中北部を占めるヨーロッパの大国の一つ。
   (画像はベルリンにあるブランデンブルグ門)
   日本では江戸期に独逸とあてられた為、独国とも表記される。

      南部はアルプス山脈麓にスイスオーストリアと接し、
   東部はオーデル川・ナイセ川を境にポーランドチェコと接し、
      西部国境はライン川西岸向こうにオランダベルギールクセンブルグフランスと接する。
      北部は、中央よりやや西部から北に延びるユトランド半島南部にデンマークとの国境を有す。
    ユトランド半島より西は北海に面し、北対岸にはノルウェー、
       ユトランド半島より東はバルト海に面し、北対岸はデンマークスウェーデン

冷戦時は東西に分割され、最前線に位置する形になったが、実はヨーロッパの中央部にある経済でも大国な国。
  その地理的要因から、東からはロシア、ポーランド、マジャール、モンゴルに、西からはフランス、スペインに、
  北からはスウェーデン、デンマーク、イギリスに、南からはオーストリア、オスマン=トルコに、と四方から干渉されている。
   だが、その立地は負にだけ働くのでなく、各自治都市や領邦国家の都市からなるハンザ同盟は中世に交易で栄え、
    リューベックはその繁栄の面影を残している。また、新大陸が発見されるまでヨーロッパの銀の大半を産出していた。
  メルセデス、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、といった著名な自動車メーカーが名を連ねる。
  フランクフルト(公式には豚の腸を使ったものをそう呼称できるとか)、
  と都市の名も付いてしまうソーセージ(Wurst)は多種にわたり豊富に生産され、
   各地方ごとのものがあり(詰める腸も牛豚ヤギ羊など多様)、ベルリンなどでも屋台で買える。
  ルードヴィッヒ・ベートーベン(Beethoven)、ヴィッテルス・バッハ(Bach)、ヨハネス・ブラームス(Brahms)、
   アマデウス・モーツアルトシューマンなど古典音楽をはじめとして巨匠と呼べる作曲家を多く輩出している。
  国旗は、諸説あるが、(勤勉)・(情熱)・(名誉)、の三色旗。
  ドイツ語は南部方言をはじめ、各地域ごとに微妙にちがったりも。
   20世紀末に刷新された独語辞書が出ていたが、不評だったとか?
   アルファベットはA〜Zの26文字の他、AとOとEにはウムラートを冠したäëöの3つと、ssを示すß(ベーターではない)。
   名詞は男性名詞と女性名詞のほか、中性名詞もあり、前に付く冠詞や数詞もそれに対応し、
    冠詞はさらに4通り格変化し「は,に,の,が,へ,を」という日本語の助詞のように対応して変化する。
     動詞は疑問文以外は2番目という鉄則があって、助動詞が必要な場合、助動詞に譲り、自らは最後尾に付く。
      分離動詞の時も、分離した後部が2番目に入り、前部が最後尾に付く。それ以外の順序はわりと寛大かも。
   rの音は、咽喉から息を発するように。vはfのような音で、wは仏語のvと同じ。dやgは単語の中の位置によって変わる。
  Entschuldigng  Guten morgen  Auf Wiedersehen      Danke schön  Tut mir lein    Bitte   
  Ich liebe dich   Ja,Nein.                Japan(ヤーパン)  


 ・ルクセンブルグ大公国 Lëtzebuerg

   ヨーロッパ大陸中西部、ベネルクス南部、ライン川支流のモーゼル川上流の山地に存する小国。
      北西部をベルギー王国ワロン地方と国境を接し、東側をドイツ・ファルツ州ザールランド州と接し、
      南部をフランスのロレーヌ県と接する。

神聖ローマ帝国の皇帝を輩出したこともある名家・ルクセンブルグ公家の城塞・所領を基とするゆえ、
   (burg、独語でブルク、仏語でブールは、城塞や砦の意を持つ。
    ちなみに、独語のつづりはLUXEMBURG。仏語読みでリュクサンブール(Luxembourg))
  国土面積は小さな国ではあるが、鉄鉱石の採れる鉱山と炭鉱を背景にした産業、立地を生かした交易で栄える。
  大国のドイツ(神聖ローマ帝国)とフランス王国(革命後は共和国と帝国)に挟まれ、
   近世では、ロレーヌ公、ブルゴーニュ、ハプスブルグ家、スペイン、オーストリア、
   ネーデルランド(オランダ王国)やプロイセン、ベルギーにまでも翻弄されながらも、歴史を紡いできた。
   国旗はウィーン会議以来オランダ王家が大公位を持っていたため(1815〜90年)か、オランダ国旗に似ているが、
   最下部の青色が、オランダ国旗が群青色なのに対して、空色になっている。
    一説には、ルクセンブルグ伯の紋章の色からきているとか。。。
  ルクセンブルグ語は、ルクセンブルグ公が神聖ローマ帝国の公爵であるようにドイツの一方言ではあったが、
   南に隣接するロレーヌ地方がドイツ領になったり、フランス領になったりと、長い年月の中、繰り返され、
    その度に使う言語をフランス語に義務付けられたり、ドイツ語に強要されていた歴史があり、
     そんな周囲の環境からかフランス語の影響も受けているが、同時に自己のアイデンティティを確立させたいかごとく、
      フランス語とはもちろん、ドイツ語とも違う言葉としてルクセンブルグ語が日常使われている。
   Entschëllegt    Moien  Addi     Merci 
      Jo, Neen.


 ・ベルギー王国   

      ヨーロッパ大陸中西部、ベネルクス南部平地とアルデンヌ高原に存するEU本部のある小国。
      北西を北海に面し、南西をフランスのフランドル・アルデンヌ地方に接する。
      北部をオランダと接し、東部をドイツ・ラインラント州と接し、南東部をルクセンブルグと接する。

カトリック教徒が大半を占めていたため、ハプスブルグ家スペイン王国の工作にはまり、独立の遅れたネーデルランドの州。
  修道院や教会の鐘楼を多数残し、「フランダースの犬」に登場した聖母教会と内部のルーベンスの絵画もある(アントワープ)。
  (ちなみに、伊国の彫刻家ミケランジェロの「聖母子像」のある聖母教会はブリュージュ(Brruge)にある。)
   絵画の巨匠ゴッホの生家や活版印刷を初めて成したグーテンベルグの印刷工場跡・プランタン・モトゥレス印刷博物館もある。
   三代に渡り、風刺のような絵画を描いたビーデル・ブリューゲル、バロック絵画の巨匠ビーテル・パウル・ルーベンスを産む。
   シャンパーニュに近く、毛織物とダイヤモンド、交易で繁栄したアントワープもあり、ギルド商人が街を整備し、
   ベルギービールやチョコレート、格子状の焼き菓子のワッフル(Wafels(フラマン語)/Gaufre(ワロン語))は
    名産品となるほどにjなり、街にチョコレートの専門店が普通にたくさんある。
   小便小僧の像の発祥の地でもあり、ブリュッセル旧市街のグランパレスにある。
    小さい国ながら、南部と北部では話す言葉が違い、それは方言レベルではなく、別の言語である。
   そんな国ではあるが、EUの本部やEU議会が所在し、NATOの司令部もある。
  国旗は、黒地に赤い舌を出した黄色いライオン、という伝統的な紋章にちなんだ三色旗。
        力の円熟の黄色勝利の
  ベルギーは、北部低地地方ではオランダ語系フラマン語、南部高地地域ではフランス語系ワロン語、
          西部の一地域(1919年6月のヴェルサイユ条約でドイツから割譲させた地方)ではドイツ語が使われている。
  Execuser/    Goede morgen/Bonjour    Tot ziens/Adjues         Dank u wil/Merci  sorry/      alstublieft/    
   Ik zie u graag/         ja/Oui/nee/Non                   


 ・オランダ王国    

   ヨーロッパ大陸中西部、ベネルクス北部の低地に存する小国。
   (画像はキンデルダイクの風車群)
   日本では江戸期に阿蘭陀とあてられた為、蘭国とも表記される。

      南西部国境をベルギーと隣接し、東部の長い国境はドイツと接している。
      北北西に向いた海岸線は北海に面して、イギリスをやや遠くに臨む。

Nederlandenが正式国名。(英語名はNetherlands)。
  来日した船の出港先のHoland州を国名と間違えてオランダと日本では呼称されている。
  (独語でも国名はHollandだが、15世紀後半当時のドイツは領邦分裂の神聖ローマ帝国で、接点はないから…)。
  (ポルトガル語でOlanda。漢字で阿蘭陀と充てられたせいか、
   出島のあった長崎の人はオランダ人をあちゃサマと呼んでいた(郊外や市外は知らないが、)
  江戸時代(1603〜1868)の鎖国期に西洋諸国としては唯一日本との通商を許されていた。
  (スペインやポルトガルがカトリックっだったのに対し、布教より通商を重視するプロテスタントだった為)
  そのため、江戸期に唯一開かれていた長崎に名残を残している。シーボルト博士の足跡も。
   海抜0mの地域が多く、風車は排水のために多く設置されていた。(今ではポンプに代わられた)
   干拓技術は早くから世界随一の技術を持ち、運河網も整備されている。
    中国の景徳鎮を模そうと、色付けの後に上薬を吹き付けて焼いた陶器・デルフト焼きを生んだ。
   広大な干拓地で栽培されたチューリップやダリア、ユリやバラなどの多種多様な園芸、
    酪農で生産されたチーズやソーセージ、などを輸出している。
  国旗はフランス国旗を横にデザインされた三色旗で、「自由」「権利」に対する国民の意識は高い。
  オレンジは国民カラーで(王家がオラニエ公(英語でオレンジ公)・
    英国の名誉革命の際に即位したウィリアム三世もそう))であるコトから、
       オランダ代表のチームはオレンジ色のユニフォームを良く着ている。
(国旗も当初は赤部分がオレンジだったが、当時のオレンジはすぐに色あせてしまうので、赤になったとか)
  オランダ語は英語のようなドイツ語のようなという印象を受ける言葉。
   定冠詞はdeとhetしかなく、主語の次が動詞、修飾語と英語のようでありながら、
    助動詞が入るとドイツ語のように文末に動詞は付いてしまう。
     Gの発音がちょっと変わっていて、難しい。(仏語のrみたいなのだが、もっと濁る) 
  Goede Morgen(フウデモルヘン)  Tot strakjes(トットストラキェス) 
   Dank u wel(ダンクウェル)  Pardon  alstublieft(アルストゥブリーフト) 
    Ik houd van jou/u(イク ハウ(ド) ファン ヤウ/ユ)   Ja,Nee(ネイ).               Japan(ヤパン) 


 ・イタリア共和国  

   ヨーロッパ大陸南部、地中海に突き出た長靴状のイタリア半島と
      西岸にサルジニア島・シチリア島を有する国。(画像はフォロ・ロマーノ)

      西岸北部沖には仏領コルシカ島が浮かび、北部の西はフランスと国境を接する。
      北側はスイスオーストリアと接し、北部の東側はスロベニアと接する。
      北東の海岸線はアドリア海に面し、対岸にはクロアチアモンテネグロアルバニア。
      南部東岸はイオニア海に面し、対岸にはギリシャ。
      本国南岸は地中海に面し、対岸にはリビアが構え、
      シチリア島南沖にマルタ、南西沖にはチュニジアがある。

古くは欧州初の帝国・ローマ帝国を基に持つが、ゲルマン民族の移動、ノルマン民族の移動を経て、
  長い領邦分裂の時代を過ごす。教皇領をローマ周辺に抱えていたため、統一はなお難しいものとなっていた。
   花の都フィレンツェ(Firenze)港湾都市ジェノヴァ(Genova)ファッションと金融の都ミラノ(Milano)、銀行業と芸術の都シエナ、
    学芸都市ボローニャ、水の都ヴェネチア(Venezia)企業城下町になった旧都トリノ(Trino)、断崖の港町アマルフィ、
     食の都パルマ(Paruma)永遠の都ローマ(Roma)、「Vedi Napoli e poi Muoi !(死ぬ前に1度は見ろ!)」と言われる多文化の都ナポリ、
  西ローマ帝国とビサンティンの古都ラヴェンナ、とそれぞれに独自の文化・芸術を生み、ルネサンス文化の発祥地となる。
   地中海に面した立地から、アラブ・イスラムの文化、ギリシャやビサンティン文化や遠くアジアの文化の影響も受けている。
   ブルガリ、ベネトン、プラダ、フェラガモ、ベルサーチ、アルマーニ、などといったファッションブランド、
    フェラーリ、マセラッティ、ランボルギーニー、フィアット、といった自動車メーカー、などと
       今でもデザイン文化を牽引している。
    今では日本でも良く知られているパスタ(Pasta)、ピッツァ(la pizza)、リゾット(Lisotto)、
     ラザニア(Lasagne)、カルパッチョ、ティラミス、ジェラードといった独自のイタリア料理がある。
  国旗は、統一運動のシンボルとしてフランス国旗を基にしたトリコローレ。
   フランス国旗同様に、友愛(博愛)の赤、平等の白、自由の緑、とも言われますが、
   美しい国土の、雪と平和と正義の愛国者の血や熱血の、という意味が込められている。
  イタリア語は主語に対応して動詞が変化するからなどと言って、主語が省略されることが多い。
    動詞は-are,-ere,-ireで終わる(原形が)ものがほとんど。(主語によって6通りに語尾変化し、時制でも変わる)
     名詞は男性名詞と女性名詞だけで、男性名詞はoで終わる単語が多く、女性名詞はaで終わる単語が多い。
    rの音は巻き舌で、舌で音を響かせる。
   Mi scusi   Buon giorno  Ciao!       Graze    Pardon          per favore
    Ti amo    Si,No.      Giappone


 ・デンマーク王国 

   ヨーロッパ大陸中部より北に伸びるユトランド半島北部と
      東側のヒュン島、ロラン島、ファルスター島、シェラン島とその周辺の50余の小諸島からなる国。
      他、ノルウェー海南部のフェロー諸島、北極海と大西洋に挟まれた世界最大の島・グリーンランドも領有する。
 
      南部国境はドイツ・シュレヒヒホルシュタイン州と接し、
      北東にはズンド海峡・カテガット海峡を挟んでスウェーデン。北はスカゲラック海峡を挟んでノルウェー。
   西には北海が広がっていて、西対岸にはイギリス(イングランドスコットランド)、
   南南西方向にオランダベルギーフランスがある。
   東にはバルト海が広がり、バルト海を挟んで、
   南東の方角にはポーランド、北東の方角にはスウェーデン、東の方角にはリトアニアがある。

バイキングを基にして、ヨーロッパ北部のバルト海と北海・外海の大西洋を繋ぐ要所に位置し、
  ロシアから北欧・ブリテン島・アイルランド・アイスランド・グリーンランド、と覇したこともある。
  オイルショック(1973年)以降、化石燃料に頼らない発電を目指し、風力発電の技術が発達した。
   童話作家で著名なハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Anesn)の生地であり、人魚姫をはじめ、モニュメントも見られる。
  国旗は赤地の左寄り十字(スカンディナヴィアクロス,ノルディッククロス)の現在でも使用される最古の国旗。
   クロスはもちろんキリスト教の十字。
  デンマーク語は、rはフランス語のように発音し、二重母音も在るので、声に出して話すのは結構たいへんとか。
   名詞は中性名詞と共生名詞の2つだが、冠詞が単数などには名詞の後ろにくっ付いたりと。
   God morgen(グモーン)  Farvel(ファヴェル)    Mange tak(マングタク)  Untskyld(オンスクル)  
   Jag elsker dig              Ja,Nej.        Jappan(ヤパン)


 ・アイルランド      Éirinn

      ヨーロッパ大陸北西部、北沖に浮かぶアイルランド(エール)島の大半を占める国。
      北西部にはイギリス連邦北アイルランドと国境を有し、北東、西側は大西洋に面している。
      南東にはセントジョーンズ海峡を挟んでイギリス連合王国ウェールズと、東にはアイリッシュ海を挟んでイングランド。  

有史初期には全ヨーロッパに居住していたケルト民族の国。同国出身者はアイリッシュと呼ばれる、
  カトリック教徒が主でありながら、強大なプロテスタントの隣国・英国があったため、その英国に長い間配下に置かれていた。
  (カトリックでは中絶が禁じられている為、現在ではわざわざ英国に渡って中絶している女性は多い)
  欧州の北の最果てともいう処に位置し、肥沃とは決して言えない土地ながら、
   新大陸からのじゃがいもが育った。だが、その英国支配下の間に、そのじゃがいもさえ不作になり、
    飢饉が起こり、多数の人命が失われ、そして、英国からの重税と差別から新大陸へと多くの人々が流れた。
  歴代米国大統領で唯一WASPでなかった第36代大統領のジョン.F.ケネディはアイリッシュである。
   国旗は三色旗で、国民色でもあり、ユニフォームのカラーにもよく使われるが左側に陣取り、
   右側を陣取っている新興を表すオレンジ色と対をなす伝統を表し、真ん中の白がその2つの融合を表している。
  アイルランド語はゲール語と呼ばれるかつては欧州各地に存したケルト民族のケルト語を基とする。
   アルファベットのJKQWXYZを除いた18文字から成る。
   Glacaim pardún agat   Día duit ar maidin  Slan!   
   Go raibh (mile) maith agat   Tá brón orm      Gabh mo leithscéal   
    Tá mé i ngrá leat!                           


 ・スペイン

      ヨーロッパ大陸南西部のイベリア半島の多くを占める農業と闘牛の国。
    (画像はオリエンタル宮殿)
      東の北端部はピレネー山脈があり、フランスとの国境がある。
   東の大部分・中南部は地中海に面し、沖にはマニョルカ諸島があり、
    沖はフランスコルシカ島イタリア領サルジニア島を挟みイタリア半島がある。
      南は、トラファルガル岬にイギリス領ジブラルタル、ジブラルタル海峡を境にセウタ、
    セウタを突端に城壁を挟んでモロッコが広がり、地中海を挟みアルジェリアがある。
      北はビスケー湾に面し、対岸はアイルランド。ピレネー山脈を境にアンドラフランス、と接する。
      西は、北部は大西洋に面し、その南部はポルトガルと国境を接している。

   本国東沖・地中海上にマニョルカ諸島、本国南東沖・大西洋上にカナリア諸島があり、
   海外領に、北アフリカにセウタとメリリャがある。

西端のイベリア半島の大半を占める情熱と闘牛の国。
  中世以前までイスラム帝国の支配下にあった為、建築物の中央に中庭(パテオ)があったり、
  建物などの名称にアラビア語の冠詞(al)が付いていたり(アルハンブラ宮殿とか)、影響を色濃く残している。
  「ラス・メニーニャス」や「鏡のヴィーナス」などを描いたディエゴ・ベラスケス
   宮廷画家だったゴヤ、いまでは抽象画ばかり注視されるが十代からの絵の天才だったパブロ・ピカソらを生んだ。
   未完成のサクラダファミリアに代表されるアントニ・ガウディ
     カタルーニャ音楽堂などを設計したヨハン・ドメネクら建築家もうむ。
  日本の菓子カステラの語源といわれるカスティーリャ王国(カスティラ)の女王イザベルに
  資金援助を受けたコロンブスはこの国のセビリア(セビージャ)の港からアメリカへの探検航海に出ていた。
   16世紀後半に新大陸の銀を発見すると、信仰と富で史上初の日の沈まない国、と呼ばれる世界帝国を築いた。
   信仰はイエズス会を作り、それに所属していたフランシスコ・ザビエルはインドのゴア、中国のマカオ、
    日本にまで達していて、法王公式認定の日本の守護聖人だったり。
  近代では内戦と独裁を経験し、世界で初の都市爆撃を受け、そのゲルニカの町の様相はピカソの絵画として残っている。
  カタルーニャ、ヴァレンシア、アンダルシア、ガリシア、バスク、カスティリャといった各地方に違った文化が存在する。
  国旗は諸説あり、豊かな国土の黄色血の赤が上下に挟んだ三色旗。(黄色は金色という説もある)
   金地に紋章が描かれ、
   紋章は、ジブラルタル海峡を表す”Non Plus Ultra”と書かれたリボンが巻かれたヘラクレスの柱に挟まれ、
   王冠を上部に、ガリシア、アラゴン、ナバーラ、カスティラ、カタルーニャ、と5つの王国の旗から成るとか。
  スペイン語はイタリア語同様に主語を略すことが多い。-ar ,-er ,-ir で終わる形の原形の動詞が多い。
   名詞は、男性名詞と女性名詞しかないが、それぞれの複数形があり、
    名詞や冠詞はもちろん、形容詞などもそれに対応させてなければいけない。
    rは巻き巻きの巻き舌。hは他ラテン諸語同様発音しない。jがハ行の音になり、llが英語のjの音。?
   ¡Hola!/Perdon   Buenos días  Adios!     Gracias  Pardon      por favor     
    Te quiero    Si,No.              Japon(ハポン)


 ・ポルトガル

      ヨーロッパ大陸南西部イベリア半島の西端、大西洋に面する国。
      南と西は大西洋に面し、南側はモロッコ、西側は遠くアメリカ合衆国がある。
   東と北はスペインとの国境がある。

      諸領としては大西洋沖にマディラ諸島、アゾレス諸島とあり、
      マディラ諸島は、北沖遠くにアイスランド、南はスペイン領カナリア諸島、
      東沖はモロッコ、西沖遠くにアメリカ合衆国ジョージア州がある位置に存する。

      アゾレス諸島は、東沖にはポルトガル本国、南沖遠くにはカーボ・ベルデ、
      北沖遠くにはアイスランドデンマーク領グリーンランドがあり、
      西沖遠方には大西洋を挟みアメリカ合衆国ニュージャージー州

ヨーロッパ西端にあり、大航海時代の幕を開いた一国。
  駅の壁面の彫刻にも残るエリンケ航海王子により大西洋上の島々、地中海沿岸のアフリカの都市の占領に始まり、
  南米のブラジル、アフリカのアンゴラ、モザンビーク、中東のオマーン、インドのゴア、セイロン、東南アジアのマラッカ、
  香料諸島、ティモール、中国のマカオ、と世界中に拠点を持ち、栄華を迎えた時も。
   日本の種子島に漂着後、平戸、長崎の出島にも来航していて、名残もある。
  ビードロやカルタ、マントや合羽、金平糖、カステラ、タバコ、コロッケ、トウガラシなどの他、鉄砲を日本に伝えた。 
  ファドという歌われるショー(?)がイタリアのカンツォーネ(canzuone)のようにある。
  ポルトガル料理は、大西洋・地中海という海洋に面しているからか、アジをはじめ、イワシや
   イカ、アンコウなど魚介類を使った料理が多く、中でも干し鱈(Bacalhau)を使う料理の種類が豊富。
   途中で熟成を停めてブランデーを加える製法のポルトーワインは有名。
  国旗は、誠実と希望を表す緑色が2/5、共和制革命で流された血を表すが3/5、の二色旗。
   (勇敢なアピス騎士団の緑、新世界を発見するために冒険航海に出た勇気を表す赤、とも言われている)
  中央近くに紋章が描かれていて、
   優れた航海術象徴する天球儀、ムーア人から奪い返した7つの城、ポルトガル王家の盾、と重なる。
  ポルトガル語は、スペイン語、特にガリシア地方の方言に似ていて、同じつづりの言葉や発音の似ている単語があったりする。
   だが、rはスペイン語のように巻き舌ではなく、フランス語のrに近い。鼻音も多く、仏語や伊語のような単語も。
    欧州諸語としては唯一、二重鼻母音の音がある。
  Ola!   Oi!  Bom dia   Ate bago         obrigado(Obrigada) perdao/Me perdae      por favor
     Te amo   Sim/Não.           Japão 


 ・ギリシア共和国  Ελληνικη 

    ヨーロッパ大陸南東部のバルカン半島最南端の国。(画像はアテネのアクロポリス)
        エーゲ海に浮かぶキクラデス(Cyclades)、スポラデス(Sporadhes)両諸島、
     クレタ島・ロードス島も。

        北部のバルカン半島の北側はアルバニア旧ユーゴ連邦のマケドニアブルガリア、と国境を接し、
        東はトルコと接している。西はイオニア海に面していて、対岸にはイタリア、
        南部領は、東はトルコ海岸線近くのエーゲ海の島々までギリシャ領。
        南は地中海を挟み対岸にはリビアエジプトがある。

欧州初の文明ともいえるクレタ文明、ミケーネ文明を引き継ぐギリシャ文明発祥の地。
  神話、文学、神殿、彫刻、哲学、と古代ヨーロッパで栄華を極めたが、都市国家以上にはなれなかった。
  その時の遺跡や遺構は各所にあり、まだ未発掘のものもある。
  また、中世にその芸術などが再評価され、それがルネッサンス文化としてヨーロッパ各地に開花する。
  Spcialitéに主食にもデザートにもなるムサカ(μουσακàç)というグラタンの様な造り方の料理、
   近隣のトルコ料理、ロシア料理の影響の受けた料理やオリーブオイルをたくさん使った 
    野菜と魚介、チーズを使った地中海料理がある。
  青空やエーゲ海の青地に、ギリシャ正教の信仰心を表す白十字は、蜂起を呼びかけた総主教の掲げた旗に由来し、
  青白の9本のストライプは、ギリシャ神話の神ゼウスの娘が9人(知と戦いの女神アテナ、冥府の女王ペルセフォネ、
   月の女神アルテミス、愛と美の女神アフロディーテ、秩序の女神エウノミア、正義の女神ディケー、
    平和の女神エイレーネー、青春の女神ヘペ、出産の女神エイレイティア、
     寿命と死を司る女神モイライ(生命の糸を割り当てるラケシス,紡ぐクロートー,切るアトロポス))であるコトや、
      独立戦争のとき謳われた「自由か死か」のギリシャ語が9音節であるコトや、
       独立戦争が続いた年数が9年だったコトなどを意味するとか。
 ギリシャ語はギリシャ文字で書かれ、近隣の国々で話されるどの言語の系統にも属さないとされている。
  Καλημερα(カリメラ) Αυτιο(アディオ)   Σσχαριστο(エフハリスト) Σογγυωμη(スイグノミ)  
    Σ’αγαπω(ωに「´」:サガポー)  Ναι(ネ),Οχι(オヒ).     Ιαπωυα


 ・オーストリア共和国    

      ヨーロッパ大陸中央部に存する中国。
      北東はチェコと、北西はドイツバイエルン州と接し、
      南東部をハンガリーと、西部はスイスと国境を接し、南部をスロベニアイタリアと接する。

ドイツ語で南をOstと言うようにドイツの南の土地。その歴史の大半はハプスブルグ家の歴史とも重なる。
  音楽の都として知られるウィーンは、かつては城塞都市であり、幾度も外敵の攻囲に遭っている。
  現在はそれら外敵から街を守った城壁は撤去され、リングロードと呼ばれる道路になり、
  トラム(路面電車)も巡回していて、議会やオペラ座などの建築物もある。
  そのウィーンでは「魔王」や「野ばら」などを書いた作曲家のシューベルトが生まれている。
   その東方のザルツブルグではモーツアルトがうまれ、また、埋葬されている。
  財政の都合上、より黄金に近い黄色で外観を塗装されたシェーンブルン宮殿を造営させたマリア・テレジアは
   フランスブルボン家ルイ16世に嫁いだマリー・アントワネットの母親だったりする。
  また、欧州の各地に君臨したことのあるハプスブルグ家のため、各地から様ような食材が集まり、
    ウインナー(Wiener・ウィーン風)と冠した料理や食事をうみだしている。
  国旗は、上下は赤く、間がベルトのように白い。
  オーストリアは民族が多数いるが、公用語及び主言語はドイツ語。
   そのドイツ語の高地ドイツ語、もしくは、南部方言といわれるドイツ語が使われている。


 ・スウェーデン王国    Sverige

   ヨーロッパ大陸北部のスカンジナビア半島東半分を占める立憲君主国。
      南西はカテガット・ズンド両海峡を挟んでデンマークと、南東はバルト海を挟んでポーランド、ロシア領カリニグラード、
      リトアニアラトビアエストニアと対峙している。北東部はスカンジナビア山脈があり、ノルウェーと長い国境を有す。
      東部はボスニア湾と湾奥北部の陸地がフィンランドと接している。

かつては北欧の雄、と呼ばれる存在であったが、北方戦争の大敗北以降中立国に転じ、和平の仲介役を担うことが増える。
  中立国だったが故、自前の航空産業などが生まれ、個性的なデザインや性能を持つ航空機や自動車を産む。
  ダイナマイトを発明したアイザック・ノーベルの遺産を基に創設されたノーベル賞の選考・授与はここで行なわれる。
  伝統料理には煮込み料理が多いが、現在の普段はミートボール(köttbullar)、パスタ、ハンバーガーなどなんだとか。
   ソーセージ(korv)やハム(skinka)などの肉類のほか、ニシン(strömming)やサーモン(lax)がいろんな調理法で食されているそうだ。
   トナカイやヘラジカなども食され、
    燻製には、軽くくぐらせた生食に近いものと、軽く燻しただけ、しっかり燻したのと、3種類ある。
  国旗は、澄んだ空の青地に、金(キリスト教・自由・独立)の十字
  スウェーデン語は26のアルファベット(wはvと同じ発音のため滅多に使われることはない)と北欧独特の3文字(ä、å、ö)から成る。
   冠詞はないが、名詞が対応して変化する。 rの音は、舌を奥に引っ込めて、震わすような?
  Ursäkta(ウーセクタ)  Hejsan(ヘイサン)    God morgon(グモロン)  Adjö(アデュ)   
   Tack så mychet(タッキソーミュッケ)    Förlåt(フォロート)     Ver så god(ヴァソグー)Kan jag få ..... tack. 
    Jag älskar dig(ヤーエルスカデイ)       Ja/Nej            Japan(ヤーパン) 


 ・フィンランド共和国 

   ヨーロッパ大陸北部のスカンジナビア半島の付け根・ラップランドからフィンランド湾北岸まである国。
      北はノルウェーとの国境を有し、西の北部はスウェーデンと地を接する。
      西側の南部はボスニア湾に面し、対岸にはスウェーデンの国土がある。
      南はフィンランド湾を挟み、エストニアがあり、東部はロシアと1340kmもの長い国境を接している。

サンタクロースの郷、北部は北極圏の国。古くはスオミと呼ばれていた地。
  北欧の雄と呼ばれたスウェーデン・ロシアと支配されていたが、ロシア革命を機に独立。
  その独立を守り抜く為や立地的に狩猟をする人が多いのもあり、個人の銃保有数が米国に次ぐというコトも。
  21世紀以降教育水準が高い国としても知られ、IT社会としても進んでいる。
  ムーミン谷のある地でもあり、空港にスナフキンがいたりして!?
  料理は、この地らしくトナカイの肉もよく食され、付け合せにジャガイモがやたらとたくさん付くとか。
  国旗は、雪を表す白地に湖を表す青のスカンディナヴィア十字
  フィンランド語はフィンウゴル語系とされ、アジア系の言葉と言われるが、
    同じアジア系と言われるハンガリー語とはまた全然違う。
   anteeksi   Hei       kiitoksia  Anteeksi     
   Miriä rakastan sinua    kyllä/ei             Japani


 ・ポーランド共和国 

   ヨーロッパ大陸中央部、北のバルト海に面する国。
      西はオーデル・ナイセ両川による国境線があり、向こうはドイツ。
      南西はスデーティ山脈を国境にチェコ、南はカルパティア山脈を国境にスロバキア。
      東はウクライナベラルーシ。北東にリトアニアカリーニングラードと国境を接する。
      北はバルト海に面し、北西沖にデンマークボルンホルム島、北沖にスウェーデン本土や沿海の島。

★かつては中欧・東欧に君臨したこともあるが、二度も国家消滅の苦難も味わっている国。
  広大なポーランド平原を中心とし、要害の地を持たず、
  東のロシア(ソ連)、西のドイツ(プロイセン)、と大国にはさまれていたゆえの運命だったのかもしれない。
   カトリック教徒が多く、前教皇のヨハネ・パウロ2世はこの国の出身である。
  国旗は、自由()の上に共和国の尊厳()の載っている二色旗。
  ポーランド語は男性名詞・女性名詞・中性名詞とあり、7つの格(主格・生格・与格・対格・造格・前置格・呼格)に変化する。   
   形容詞も同様に呼格を除いた6つの格変化する。カトリックと共に流れてきたラテン語やフランス語の影響も?!、
  Dzien dobry(nの上にアクサンテギュ:ジェーン ドーブルィ)   Do widzenia(ド・ヴィゼーニャ)  
   Dziekuje(eの下にセデューユ:ジェンクイェ)   Przepraszam(プシェプラッシャム)      Prosze(eの下にセデューユ)
    Kocham Cie!(eの下にセデューユ)         Tak, Nìe.                Japonia


 ・チェコ共和国 Chech 

      ヨーロッパ大陸中央部、アルプス山脈北東の盆地に存する国。
      北東はエルツ山脈、南東はボヘミアアバルトを境にドイツと国境を接し、
      北はスデーティ山脈を境にポーランドとと国境を接し、
      南はオーストリアと、西はスロバキアと、国境を接している。

ボヘミヤ、ベーメン、とも呼ばれる地で、音楽の都としても知られる国。
 「チェコ協奏曲」や「新世界より」「家路」を書いた作曲家アントニン・ドボルザーク(Antonin Dvorzak)や
  連作交響詩「わが祖国」や「我が生涯より」などを書いた作曲家であり、
   指揮者のベドルジハ・スメタナ(Bedrich Sumetana)らを生む。
    また、マリオネットによる人形劇はハプスブルグ家支配下でドイツ語を強要されていた時代、
     チェコ語を公然と使えた稀有な機会で、
    モーツァルト作曲の「ドン・ジョヴァンニ」の初演が行なわれ、その後も幾度も公演されている。
  ヴェネツィアから持ち帰ったと言われるガラス技法は、この地でボヘミアングラスとして花開き、
  全盛期の一時期はヴェネチアングラスをはるかに上回ったとの評もあったとか。
   首都のプラハの街は、イタリアから伝わったルネサンスの色を濃く残し、現在にも残しているが、
   自由の存続を求めた人々が戦車や武力で蹂躙されたのもこの街であり、20世紀後半の文化を否定する社会主義体制の時代は
    漆喰で外装を埋めて隠していたおかげで、体制崩壊後に漆喰をはがすことで美しい街並みを再生復活させることができた。。
  料理は、牛豚鶏あるが特にチキンが好まれ、味にもこだわりがありそう。猪や鹿も食す。
   隣のドイツに負けじと(?)ビールの種類は豊富で、消費量も世界一とか? 南部には広大なブドウ畑と小麦畑がある。
  チェコ語もポーランド語同様に名詞が7通り格変化(主格・生格・与格・対格・造格・前置格・呼格)する。
   アルファベットはCDNRSTZの上にハーチェクの付いたのと、母音の上にチャールカの付いた計42文字。
    rは巻き舌(同じスラブ諸語のロシア語のрのような…)。
   Dobrý den  Na shledanou(ナスフレダノウ)     Dêkuju(eの上にはvな記号が付く:ゲクユ)  Prosím(プロスィーム) 
   Mam tê rád! Mam tê ráda.       Ano,  Ne.


 ・ハンガリー共和国  masyar

      ヨーロッパ大陸中央部、アルプス山脈の北東のハンガリー平原に存する国。
      東部はオーストリアと国境を接し、北部はスロバキアと接し、北北東部はウクライナと接し、
      南東部・東部をルーマニア、南部をユーゴスラビア・ボイボジナ自治州、クロアチアと接している。

定住したゲルマン民族の国々を脅かしたマジャール人の建てた国。
  ドナウ川が国土を横切る広大な平原となだらかな丘陵と山地からなる。洞窟も多い。
  甘い香と黄金色に澄んだトカイワインの産地は世界三大貴腐ワイン産地として高名。
  「ハンガリー狂走歌」などをつくった作曲家のフランツ・リストはこの地にうまれた。
  料理はパプリカを粉末にして調味料にするそうで、パプリカーシュというのは肉をパプリカで煮込んである。
   パプリカーシュ・チルケは良く好んで食されるチキンのパプリカ煮込みだが、
   豚肉がこの国では好まれていて、バターの代わりに豚のラードが使われることが多いとか。
    また、フォアグラも名産品で、フォアグラやアヒルの料理も伝統料理として残っている。
  国旗は横縞の三色旗で、上部のは血を、下部のは希望を表しているらしい。
   真ん中のは、平和とか、純潔とか、清い国民の心だとか、諸説あるようだ。
  ハンガリー語はウラル地方から移動してきた名残もあり、文の作りや姓名の順番など
   アジア系に属する言葉のせいか、朝鮮語や日本語に似ていたりもする。
    「はにをへ」のようなものは名詞の後ろに接尾語のように付く。
  近隣のスラブ諸語やゲルマン諸語の影響も受けていて、ドイツ語等にもあるウムラートの付いた母音のアルファベがある。
   Jó napot(ヨー・ナポト)   Viszontlátásra()      Köszönöm(クゥスムヌ)   Bocsánat(ボチャーナト)       Kérem
   Szeretlek     Igem,  Nem.                  Japán


 ・エストニア    

      ヨーロッパ大陸北東部、バルト海に面する旧バルト三国の一番北部に位置し、
    沿岸周辺の1500以上の島を含む国土の半分以上を森林に覆われ、20%が湿地帯の国。
      東にはロシア、西はバルト海を挟んでスウェーデンがあり、
   北にはフィンランド湾を挟んでフィンランド、南にはラトビアとの国境を有す。

隣国のようにスラブ語系民族やゲルマン語系民族でなく、
  フィンランド人と同じアジア系のフィン・ウゴル語系民族のエストニア人主体の国。
  北部が面しているフィンランド湾奥にサンクトペテルスブルグ市があるように要所でもあり、
  デンマーク、オランダ、ドイツ、スウェーデン、ロシア、といった国々や人々の侵攻や入植をされている。
  料理は黒パン(Leib)を主食とし、血のソーセージ(Verivorst)などドイツの影響を受けたものや
   バルト海で採れるイワシ、ニシン(Heeringas)、カレイ、ウナギ(Angerjas)、ヒラメを使った料理、北欧に多い肉の煮込み料理、
    短い温暖な季節に森で採れるブルーベリーやラズベリー、キノコを使ったもの、
     白樺の樹液で造ったジュース(Kasemahl)など。
  国旗は、空や海、湖を表したを最上部に、故郷の大地を表すが真ん中に、
  そして、人々の幸福を追求を意味する白を最下部に持つ三色旗。
  エストニア語は、ヨーロッパの多くの各諸語と違い、北部対岸のフィンランドと同じフィン・ウゴル語系に属する。
   Saame tuttavaks(サァメトゥッタヴァクス)  Tere hommikust(テレホムミスクトゥ)  ()     
    Aitah  (Palun) Vabandust((パルン)ヴァバンドゥスト)  
     Mina armastan sind       Jah/Ei             


 ・ラトビア   LATVIJA

   ヨーロッパ大陸北東部、バルト海に面する旧バルト三国の真ん中に位置する国。
      西はバルト海、北西にリガ湾、北部はエストニアと国境を接し、東部はロシアと接する。
      南東部にはベラルーシとの国境があり、南部はリトアニアと国境を接している。

★赤い砂地と森、そして、点在する古い教会や塔、城がある国。
  ドイツ騎士団(ドイツ騎士教団、チュートン騎士団と書かれている書物もある)をはじめ、
  ヴェンデ十字軍、リヴォニア騎士団、帯剣十字騎士団、といった
    家督を継げない長子以外から成る中世の騎士たちが戦火に明け暮れ、
   その遺構が残っており、教会や深い森や湖と組み合わさって、ちょっとしたRPGの世界のような風景を垣間見れるかも♪
  首都でもあるリガの街は、リガ湾を背景とした港と、大河や河川などによるロシアとの物流の拠点として、
  北ドイツを中心とした都市同盟の一つのハンザ同盟に加わり、ドイツ風な建築物が建てられ、栄華もあった。
  ラトビア料理には、ラトビア風ハンバーグにあたるガリュス・コトデラのような肉の塊みたいな料理、煮込み料理、
   良質な多量のじゃがいも、黒豆、それらをそのまま煮たり、蒸かしたり。
  13世紀にドイツ騎士団と戦ったラトビア人指揮官の血に染まった
  包帯の色に由来する
茶色に上下を挟まれた白は栄誉と信頼を表す、という国旗。
  ラトビア語はヨーロッパでも古い言語に属するとされるバルト諸語の一つ。
    リガ湾に面する海岸側と内陸部とでは方言的に違うらしい。
  Labrit(ラブリートゥ) Uz redzesanos(eの上に「 ̄」を関した文字。sの上には凹んだ方を上にした"("を横にした記号を冠する) 
     Loti pardies(Lの下に「´」。ルアティパルディエス) Atvainojiet!(アトヴァイヌァイエットゥ) 
     Es Tev milu          Ja(ヤー)/Ne(ネー)            


 ・リトアニア  Lietuva

   ヨーロッパ大陸北東部、バルト海に面する旧ソ連バルト三国の最南部の国。
      南西部にはロシア領カリーニングラード、西部はバルト海に面し、北部はラトビアとの国境を有す。
      南部はポーランドとも国境を接し、南東・東部はロシアと国境を接している。

バルト三国と呼ばれる国で最も南に存する沖合いに長い砂洲を防波堤のような形に持つ小国。
 ヨーロッパ有数の琥珀の産地として知られ、そこからローマへ続く道は、
 中国からのシルクロード(絹の道)に対するようにビロードロード(琥珀の道)と呼ばれていたとか。
  南側にプロイセンの;基となるドイツ騎士団領(現ロシア共和国カリーニングラード州)という脅威があり、
   ユダヤ人を迫害・蹂躙したナチス・ドイツ帝国がヨーロッパを席巻する頃、
    ユダヤ人のヨーロッパ脱出を結果的に手伝うように、当時ドイツの同盟国だったのに関わらず、
     この国の日本大使館(領事館)の女性職員が自分の出国ギリギリまで
      欧州脱出を図る彼らに出国ビザを発給していたという。
 リトアニア料理には、ひき肉を練った餅のようなじゃがいもで包んだツェペリナイ、
  豚の血を使ってライ麦や小麦粉を混ぜ込んで作るソーセージヴェーダレイ、
   ライ麦を使った黒パン、ヤギや牛の乳から作ったチーズなどが伝統料理としてある。
  国旗は光り輝くリトアニアの大地を黄色に、地方の自然をに、
  リトアニアの為に流されたすべての血をに、それぞれ表したとも言われているらしい三色旗が国旗。
  ヨーロッパでも古い言語に属するとされるバルト諸語の一つのリトアニア語。
  アルファベットは、外来語に使うq,x、wを除いたA〜Zの23文字とc,e,s,u,zに冠した文字、
   鼻母音になるa,e,i,uの下にダイアクリティカルマークの付いた文字の計32文字。
  男性名詞と女性名詞があり、形容詞はそれに対応する。動詞は不定形の語尾がすべて -ti。主語によって変化する。
    代名詞や副詞、形容詞は7通り(主格、属格、与格、対格、具格、位格、呼格)に格変化し、
      日本語のが,の,に,を,で,において,などのような意味を与える。
    Labai marano(ラバイマラノ)     Labas rytas(ラーバスリータス)  Viso gero(ヴィソギャロ)
      Aciu(cの上には(を横にした形の記号が付く,uの上には ̄が付く)  
       Atsipeasau(sの上に「v」のような記号が付く:アツィプラシャウ)    
   As miliu tave.(sの上には凹んだ方を上にした"("を横にした記号を冠する)   Taip/Ne    Japonija 


 ・スロヴァキア共和国 

      ヨーロッパ大陸中央部東に側にある国。
      東の北側国境はチェコ共和国、南側はオーストリアと接している。
      南部国境はハンガリー、東部国境はウクライナと接していて、
      北部はカルパティア山脈を境にポーランドと接している。

中央ヨーロッパで国土のほとんどが山岳地という小国。
  のんびりした土地柄だが、欧州のリゾート地でもある。昔は金や銀を産出する鉱山が多くあり、造幣所があったことも。
  長くハンガリー王国の支配下にあり、前世紀の後半はチェコと共にあった。
  チキン、カツレツ、羊のチーズ、プラムのワイン、ブリンゾヴェー・ハルシュキといった名産品がある。
  トウモロコシの皮を素材として人形がつくられていたりする。
  国旗は汎スラブ民族色のの横縞の三色旗に、やや左寄りに紋章。
   紋章は赤地の背景に青い3つの頂の山々、真ん中の山にダブルクロス(十字架)が掲げられている。
  
   Dobre ranko(ドブレーランコ)  Dovidenia(ドビジェニア)      D'akujem(ジャクイェム)  Prosim
   Lubim ta.                 


 ・スロベニア共和国  SLOVENIJA

      ヨーロッパ大陸南東部のバルカン半島の根の西側、イタリア半島の近くにある国。
      北部にはアルプス山脈がそびえ、オーストリアとの国境を有す。
      西はイタリアと、東はハンガリー、南東はクロアチアと、国境を接している。

★アルプス山脈南麓にあり、スラブ民族の国でありながら歴史的に、文化的にドイツの影響を色濃く残す小国。
 良質のワインの産地として知られ、石灰岩のカルストも多く、そば粉を使ったケーキやお菓子、料理がある。
  代表的な伝統料理にそば粉を使ったマッシュポテトのようなジュガンチ(zganci)などがある。
  南はアドリア海に面しているため、陸海空のレジャー、山登り、スキー、狩猟、乗馬、ダイビングなどが楽しめ、
  ヨーロッパ有数の温泉が多くある地域で、保養地としての魅力も。
 国旗はスラブ民族を表す赤色青色の横縞の三色旗で、左上部分に紋章がある。
  紋章は、サバ川、トラバ川の2本の蒼い波線の上に国内最高峰のトリグラウ山、蒼い空に逆三角形に3つの星。
 スロベニア語は、アルファベットは「∨」の小さいマークを冠したC・S・Zをくわえ、QとWを除いた25文字。
  他スラブ諸語やドイツ語などと同様に名詞は男性名詞と女性名詞、それと中性名詞がある。
   冠詞や名詞、動詞などは、単数、双数複数と変化する。
   また、名詞や形容詞はやはり近隣諸国のスラブ諸語などのように格変化するが、呼格がなく、6通りである。
  Dobro jutro(ドブロユトロ)   Na svidenje(ナスビーニェ) 
     Hvala(フバーラ)            Prosim(プロシーム)
                          Da,Ne.(ダ/ネ)        


 ・マルタ共和国 

       ヨーロッパ大陸南部沖、アフリカ大陸北部沖、地中海洋上に浮かぶ要所・島国。
       北部対岸にはイタリ・シチリア島、東部沖はギリシャ・クレタ島、
       西部対岸にはチュニジア、南部沖対岸にはリビアがある。

東地中海と西地中海の間、シチリア島とアフリカの間の地中海の狭くなっている要所に浮かぶ。
  ゆえに、古代に巨石文明が栄えたが、その後、ギリシャ、カルタゴ、ローマ、ゲルマン人、
  ノルマン人、ビザンティン帝国、スペイン、サラセン人、フランス、イギリス、と干渉されてしまう。
  近年では映画のロケーション地として勧誘し、多くの作品が撮られている。
  
  マルタ語は、フェニキア人の言葉を基につくられたともされるが、
    近隣のイタリア語、フランス語、アラビア語の影響が色濃く見える。
   Bongu   Sahha       
    Grazzi    Jiddispjacini(イイッディスプチャニ)/Skuzi       Jekk jghogbok(イェックヨージュボク)
                  Iva/ Le            Gappun(ジャップン)   


 ・キプロス共和国 CYPRUS

   ユーラシア大陸・アジア大陸西端、東地中海に浮かぶ島国。
   (画像はキティ村にあるアンゲロクティスティ教会)
      東の対岸にシリア、北の対岸にトルコ、南の対岸にエジプトシナイ半島が構える。
      西の同緯度沖にはギリシャ領クレタ島がある。

東地中海に浮かぶ数少ない交易の要所であった島国。
  小アジアの南に位置し、聖都エルサレムに近いこともあり、アジアやエジプトに進出するさいの足場となる。
   補給地として、寄港地として、保養地として。ギリシャ、ローマ、ヴェネツィア、トルコ、英国、などに
    侵出され、近年ではロシア人が手頃な保養地として別荘を保有したり、関係性が深くなっている。
  国旗は、色地に島でたくさん収穫されるオレンジのオレンジ色のキプロス島と、その下に民族融和を願う2つ交わるオリーブ。
   島の色は、トルコの赤、ギリシャの青を避けたせいだともいわれている。


 ・ルーマニア  

   ヨーロッパ大陸南東部バルカン半島東岸にある国。(画像はシギショアラの木造教会)
      東は黒海に面し、北側国境と黒海沿岸部をウクライナと接し、間の東北部はモルドバと接する。
      西北はハンガリーと接し、南西はセルビア共和国と接し、
      南部はドナウ川を境にブルガリアとの国境を持つ。    

ローマ帝国に基にすることを国名としている。
  実際、A.D.106年にローマ帝国ダキア属州となってから、大量のローマ市民が植民し、
   ラテン化されたといわれている。この地が金や銀を豊富に産出していたせいかも。
  旧オーストリア=ハンガリー帝国領のトランシルバニア地方の領主だった伯爵の
  オスマン=トルコ帝国軍が侵攻して来たさいの勇猛さと残忍さからドラキュラ伝説が生まれた。
  同じトランシルバニア地方にはドイツ人ギルド(商人)の街が今でも残っている。
   ドナウ川の注ぎ込む黒海との汽水域ではチョウザメが獲れ、キャビアを確保しているが、密漁も多く、漁獲高は減っている。
  ルーマニア料理には、トウモロコシの粉にミルクとバターを練り込んで煮詰めたママリーガ(mamaliga)がある。
   また、焼きドーナツやロシアなどでよく使われるサワークリームをルーマニアでもよく使う。
  ルーマニア語は周囲のスラブ語系の言葉やハンガリー語と違い、イタリア語やフランス語に似ている。
   Kは外来語にしかなく、QWのアルファベットは使わない。
    Aは、他に)の凹んだ方を冠したのと、独語のようにウムラートを冠したのと3種ある。
    rは巻き舌で、hは仏語のrや西語のjの音に近い。
   Buna dimineata!   La revedere!         Multumesc   Pardon/Ma scuzati.     va rog.
    Te iubesc            Da!/Nu.                    Japonia


 ・ブルガリア共和国 

   ヨーロッパ南東部のバルカン半島南東部にある国。
      西部はマケドニアと国境を接し、北部はルーマニア、南部はギリシャとの国境を有している。
      北西にはセルビア共和国、南部東方はトルコとも接している。
      北部のルーマニアとの国境沿いにはドナウ川下流、東部は黒海に面していて、
    対岸南東にはトルコ、北東にはウクライナ、反対岸にはグルジアがある。

ローマ帝国を滅ぼす原因ともなったゲルマン民族の大移動を引き起こす引き金となったフン族の末裔、
  といわれるブルガリア人。東ローマ帝国の系譜のビサンティン帝国の滅びた後、バルカン半島を一時席捲したこともある。
   イスラム教徒に長らく支配されていたが、山奥の修道院などで信仰は守られ、
   イコンの技術やヨーグルトの製法は民間にまで浸透していた。
    薔薇の谷と呼ばれる場所もあり、その薔薇から香水がつくられる。
  アラブの国々同様ドネルケバブが食されるが、ソースにはヨーグルトが使われる。
  ブルガリア語はロシア語やセルビア語と同じキリル文字。
  Извинете ме!,моля(モーリャ)  Добро утро(ドブロウットロ)   Довиждане(ドヴィジュダネ)  
   Благодаря(ブラゴダリャ)   Сьжалявам,Извинете(イズビネーテ)     Дайте ми 
     Обичам те      Да,Не.                  


 ・クロアチア共和国 

      ヨーロッパ大陸南東部バルカン半島西岸とその沿岸に浮かぶ600余の島々、
     及び、スラボニアに存する国。(画像はドゥブロヴニク)
      北部はドラバ川などを挟み、ハンガリーと国境を接し、北西部はスロベニアと国境を接する。
      東部はセルビアと接し、南東部はボスニア・ヘルツェビゴナを包むように国境がある。
      南西はアドリア海に面し、対岸にはイタリア。海岸線南端はモンテネグロと接している。

旧ユーゴスラビアを構成していた他民族構成国の一国。
  アドリア海に面し、ローマ帝国皇帝の別荘があったりと、古くから保養地として存する。
  旧ユーゴスラビアにあって、ローマ・カトリック信仰者が多く、
  
  Samo malo   Dobro jutro  Do videnja     Hvala  Oprostite    Molim
  Volim te    Da/Ne          japana




シェンゲン協定参加国



 ・ノルウェー王国

   ヨーロッパ大陸北部のスカンジナビア半島東部の海岸線を占める国。
      北部の東国境をロシアのカレリアとバレンツ湾に接し、南国境をフィンランドと接する。
      南東部をスウェーデンと長い国境を接し、北を北極海に面し、北極点を越え、カナダ。
      北西をノルウェー海に面して、遠くにアイスランドがある。
      南部の西は北海に面し、遠くにスコットランド。南にはスカゲラック海峡を挟んでデンマークがある。

 ・アイスランド共和国 

   ヨーロッパ大陸北西部のイギリス諸島のさらに北西沖に存する島国。
      北は北極海で、すぐに北極圏に入る。東はノルウェー海で、その先にノルウェーがある。
      南東にはデンマーク領フェロー諸島、更に南の南南東にイギリススコットランドアイルランド。
      北西はデンマーク海峡を挟んでデンマーク領グリーンランドと対峙する。南は大西洋。

 ・スイス連邦 

   ヨーロッパ大陸中西部、アルプス山脈の麓にある国。(画像は同国から見るアルプス山脈のマッターホルン)
      北には、東端にボーデン湖を挟み、ライン川上流をドイツとの国境とし、
   西の北部はジュラ山脈を国境として、レマン湖南岸、3896mのアルジャンティアル山を国境にフランスと接し、
   南には、大サンベルナール峠、4477mのマッターホルン、4634mのモンテローザ山、
    シュプリューゲン峠、4049mのベルニーナ山など、アルプス山脈南麓を国境にイタリアと接し、
   東にはボーデン湖を北端に川と峰を国境にオーストリア、と大国に囲まれている。
   また、オーストリアとの国境沿いにリヒテンシュタインがある。



 ・グレートブリテン及び北アイルランド連合王国 The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

      ヨーロッパ大陸北西部、北に浮かぶグレートブリテン島と周囲の諸島からなるイングランド王国スコットランド王国ウェールズ、それに、北アイルランドからなる立憲君主制の連合王国。
      通称イギリス。英語でBritain。日本では江戸期に英吉利とあてられた為、英国ともいわれる。

   北東にノルウェー海を挟んでノルウェーがあり、
   東は北海を挟んでデンマークがある。
   西にはアイリッシュ海を挟んでアイルランドがあり、
   北東には大西洋を挟み、アイスランドやグリーンランドがある。
   南はイギリス海峡、ドーバー海峡を挟んでフランスと対峙していて、
   その東、南東の北海沖の対岸にはベルギー、オランダ、ドイツ、と存する。

スペインの無敵艦隊を破って以降、南アフリカ、エジプト、カナダ、インド、オーストラリア、などを支配し、
  日の沈むことのない世界帝国となった。現在でも旧植民地などからなる英連邦に多くが所属している。
  ワットの蒸気機関の発明後、先陣を切って産業革命をなし、世界の工場となり、7つの海を支配する海運国となった。
  王制ではあるが、早くから「王は君臨すれでも統治せず」と民主主義の理念は長い。
   北部の港町リバプールでビートルズのサウンドが生まれ、やがて世界中を熱狂させる。
   サッカー(football)発祥の地で、国内リーグのプレミアリーグの実力は世界屈指。
    劇作家のウィリアム・シェイクスピア、喜劇役者のチャールズ・チャップリン、
     ミステリー作家のアカザ・クリスティー、映画監督のヒッチ・コック、
      万有引力を唱えたアイザック・ニュートンなど近世以降の文化人の名には事欠かない。
  国旗はユニオンジャックと呼ばれ、白地に赤十字のイングランド国旗と青地に白の×字のスコットランド国旗、
   それに、白地に赤のクロスという北アイルランドの傀儡の旗を併せたデザインといわれている。
  英語は、冠詞はtheしかなく、格変化というものはない。
   また、三人称単数現在形の時にーs(-es)が、過去形の時にーd(-ed)と付加するぐらいで、
   他の欧州の諸各国語のように主語ごとに動詞をそれぞれ変化・対応させる必要はない。但し、文の順番(文法)が決まっている。
     名詞に、男性・女性・中性などの区別も他の欧州諸国語のように存在しないが、
      仏語のvousにあたる二人称の尊称にあたる単語やそれ用の言い回しや文章もない。
       (頼むトキに"Please"を使うのは米国人や他地域の人で、英国紳士淑女は"Could you 〜"を使うとか?)
       アルファベットはA〜Zの26文字だけだが、単語によって読み方、発音は多種ある。
        rは、舌を上顎にも下顎にも触れさせずに音を発する。
  Exuse me   Good moning  Good bye    Thank you   I'm sorry    please
   I love you   Yes,No.                 Japan(ジャパン)



 ・トルコ共和国  

   ユーラシア・アジア大陸西端の小アジアとヨーロッパ大陸南東部バルカン半島の一部を有す国。
      北の長い海岸は黒海に面し、対岸にウクライナ、ロシア、グルジア。
      東部国境は、アゼルバイジャン、アルメニア、イランと接し、
      南部国境はイラクシリアと接し、西側南部には地中海。
      沖にキプロス、対岸にエジプトイスラエルレバノン。

      西北部はヨーロッパ大陸バルカン半島南東端にあり、
      その北部国境はブルガリアと接し、西部をギリシャと接する。
      トルコ本国西岸はエーゲ海に面し、近海の島までギリシャ領。
   

 ・チュニジア共和国   

      アフリカ大陸北岸、北に盛り上がるような形の部分にある小邦国家。
      北部、東北部と地中海に面し、東岸沖にはマルタ、北岸沖にはイタリア・サルジニア島、
      南東にはリビア、西部はアルジェリアと接している。

 ・モロッコ王国     

      アフリカ大陸北西岸にあるイスラム王国。(画像はカサブランカのグランモスク)
      東・東南部をアルジェリアとの国境を持ち、
      ジブラルタル海峡を挟んで対岸にはイギリス領ジブラルタル、
      海峡より東の北岸は地中海に面し、対岸にはスペイン、
      海峡より西の北岸は大西洋に面し、対岸にはスペインポルトガル、
      西部の南にはスペイン領西サハラ。      
     

 ・ウクライナ

   ヨーロッパ大陸東部、黒海北部沿岸、穀倉地帯に存する国。
      南岸を黒海に面し、南部のクリミヤ半島、東部、北東部と、ロシアと接し、南側対岸はトルコ。
      北部西半分をベラルーシとの国境を有し、西部にはポーランドスロバキアルーマニアモルドバ

 ・グルジア共和国

      ユーラシア大陸中西部、ヨーロッパ東端のコーカサス(カフカス)地方西部にある国。
      北にカフカス山脈を境に、ロシア連邦カラチャイカバルジバルカル北オセチアタゲスタン共和国、
      それに、チェチェン共和国と接する。南はトルコアルメニア、東をアゼルバイジャンと接し、
      西は黒海に面し、対岸北にはウクライナ、対岸南にはトルコ、
   遠く西にはルーマニアブルガリアがある。
   北西に直線的にアブハジア自治区との境界を作っている。