Aminao in Los Angeles
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Aminao in Los Angeles

 
アメリカを出るまで
 
私たちの海外引越・帰国編です。2年前にロサンゼルスで生活を立ち上げた時に比べれば、英語や社会システムにも慣れていたので、スムーズに事は運んだと思います。とはいえ、すべてを引き払うわけですし、やることはいろいろとあって大変でした。友人の協力なしには厳しかったと思います。この場を借りて、御礼を申し上げます。ありがとうございました。

帰国に向けてチェックリストを作りスケジュール調整を始めたのが3ヶ月前で、実際に動き始めたのが2ヶ月前でした。私たちの場合、早めに引越を終わらせてから旅行をしたため、引越荷物発送から出国まで1ヶ月近くあります。参考にする場合は注意してください。
 
引越し会社の選別(見積もり)  
荷物はすべて先に船便で出して、帰国前に旅行をしようと思っていたため、早めに行動を開始しました。
荷物の発送日は5/19と設定し、3月末に引越会社に電話をして4社の見積もりのアポイントをとりました。見積もりに来たのが4月上旬〜中旬で、各社と値段交渉をしながら4月下旬に会社を選定しました。

同条件で見積もりをお願いをしましたが、会社によって金額・容積が全く異なっていました。一貫輸送をできるのは当社だけですとか、まごころサービスをしますとか、いろいろなセールストークを聞きましたが、結局一番安かったS社を選択しました。大型家具をムービングセールで処分する予定であったため、ベッドやソファーなどの大型家具を運んでもらうようお願いをしました。大手引越会社であればどこでも、サービスとして無料で引き受けてもらえるようです。
引越し会社
値段 / 容積
保険 / 保険金額
Y社
$2,890 / 175cft
1.5% / 箱ごとに設定
N社
$3,100 / 230cft
1.5% / 箱ごとに設定
S社
$2,213 / 185cft
1% / 箱ごとに設定
A社
$2,900 / 120cft
1.5% / 荷物全体に設定
*船便でロサンゼルスから東京都23区内
*1立方メートルは35.31CFT
*引越し料金には保険料は含まれていません。 
   
ムービングセール
引越日が決まれば、次は持ち帰らない荷物の処分を考えなくてはなりません。4月中旬にムービングセールのホームページとちらしを作って、知人を通して購入してくれる人を探しつつ、日系スーパーの掲示板とびびなびというウェブサイトの掲示板に情報を載せました。

ムービングセールといっても、セールを開いたわけではありません。問い合わせがあるごとに、メール等で何回かやり取りをして、その後アポイントを取って実物を見に来ることを繰り返しました。結構手間と時間がかかります。セール品が多いとさらに大変です。特に大型家具は、引越日にまとめて運んでもらうため、譲渡先を決めておく必要があったので、早めに行動を起こしました。幸い私たちの場合は、信頼できる方にまとめて買っていただけたため、楽をさせてもらいました。

値段設定はかなり悩むところかと思います。私たちの場合は、すべての家具や家電製品を新品で購入していて、めだった傷もなくきれいな状態であったので、購入時価格の5割くらいに設定しました。
 
おみやげの準備
おみやげを船便で送る場合には、これも早めに準備しておく必要があります。
 
住居の解約手続き
私たちは6/14の出国日当日までアパートを契約していました。5/19に船便を送ってからは、寝袋を布団代わりにして生活してました。とはいえ、旅行に出かけていたためほとんど不在だったのですが。

・解約通知
契約内容にもよりますが、一般的には1〜2ヶ月前に解約を通知する必要があります。私たちの場合は、アパートの管理事務所に手続きについて問い合わせたのが、3ヶ月前の3月上旬。実施に解約通知を出したのが、6週間前の4/20でした。

・清掃・事前検査

退去前に清掃し、6/10に事前検査を受けました。 Security Depositといって敷金みたいな保証金を払っていますが、これが全額返金されることを確認しました。返金は約1ヵ月後にCheckで支払われるとの事でしたので、日本に送ってもらうことにしました。

・鍵返却・受領証受取り
出国日の朝、鍵と駐車場のステッカーなどを返却し、受領証をもらって退去手続き完了です。見送ってくれた友人との別れを惜しみながら、車に荷物を積んで空港に向けて出発です。
 
交通機関の手配
・航空券
ロサンゼルスから成田行きの航空券を、4月中旬に航空券を予約しました。私たちはマイレージでアップグレードするために、早めに予約しました。

・帰国後の段取り
予定を通知して出迎えをお願いするなり、成田空港周辺のホテルを手配するなど、早めに準備をしたほうがいいでしょう。
私たちの場合は、荷物が多かった(スーツケース大3、スーツケース小3、段ボール箱3)ため出迎えはお願いせず、成田空港周辺のホテルで1泊してから、乗り捨てタイプのレンタカーを借りて新居まで荷物を運びました。
 
役所手続き
総領事館に在留届を出していたため、オンラインで帰国届けを提出。
 
金融機関・クレジットカード
・銀行口座
アメリカのドル口座をいつ閉じるのか、日本への送金をどうするかが悩みどころです。私たちの場合は、帰国後にも小切手で支払いや受け取りがあることから、登録住所を日本国内に変更し、しばらくは口座をそのままにすることにしました。

・郵便転送手続き
郵便局でChange of Address Form 転居届け用紙を入手して、必要事項を記入して投函すれば無料で郵便物を日本にも転送してもらえます。だいたい2〜3週間で日本に転送されています。

・ドル建てクレジットカードの解約
電話で解約の旨を連絡して、最終支払いを終えれば解約完了です。

・円建てクレジットカードの住所変更
FAXで申し込めば手続きは完了でした。ウェブサイトからも手続きが出来るかもしれません。
 
Kelly Blue Book を参考に、希望価格を$18,500と設定。

大手ディーラーということで、5/4にガリバーUSAに見積もりを依頼した結果、$14,800との回答でした。 ディーラーに売るメリットとして、帰国日の空港引渡しが可能という点がありますが、その後事故などした場合に買い取り拒否や、足元を見られて評価額が大幅に下げられるトラブルが心配でした。さらに、6月、7月は需要が落ち込む時期なので、さらに値下がりするから早く契約した方がいい、と言って即決を迫る態度がいやでガリバーUSAに売るのはやめました。

結局、5/23に個人売買で$17,700で売りました。個人売買の場合、車と代金の引渡しの際のトラブルが気になりますが、これは信頼できる人を見つけることで解決しました。購入者にとっても、同じ車をディーラーから買った場合には$20,000くらいするので、売り主・買い主の双方にメリットがあります。 

車を手放してから出国日までの間はレンタカーを借りました。理由は大きいアメ車のSUVで旅行に行きたかったのと、帰国間際の事故などのトラブルを回避しようと思ったからです。

車売却手続きは簡単でした。まず、代金を受取り、鍵と領収書を渡します。次に、ピンクスリップと呼ばれるCertificate of Titleという書類に必要事項を記入してサインして半分を買主に渡します。最後に、残り半分を自分がAAAに持っていくだけで完了でした。
 
保険
・自動車保険
5/23付けで自動車保険を解約。FAXで必要事項を送信して完了でした。中途解約となる分の残額は、チェックで日本に送ってもらいました。

・損害保険
AIU保険がやっている損害賠償保険に加入していましたが、郵送にて解除通知を送りました。
 
ユーティリティ
電気、電話、DSLなどのユーティリティは帰国直前まで使う必要があるため、最後の請求書が発行されるのはどうしても帰国後になります。会社によっては日本まで請求書を送ってくれるところもありますが、送られてくるまでにに時間がかかるので、アメリカ国内で支払いを代行してくれる知人がいると助かります。

・電気 LADWP
6/11にウェブサイトで解約手続きをしました。最後の請求書を友人宅に送ってもらい、支払いをお願いしました。 あらかじめサインしておいたチェックに金額を記入してもらい、郵送してもらいました。

・電話 SBC
6/13に電話で解約手続きをしました。最後の請求書は日本に送ってもらい、オンラインバンキングで支払いました。

・ケーブルテレビ Comcast
5/23に事務所にチューナーを持参して解約しました。その場で精算して完了となりますが、返金の場合は後日小切手が送られてきます。

・携帯電話 Sprint
携帯電話は2年契約をしてしまったため、帰国後の7/1に国際電話をかけて解約することにしました。最後の請求書は友人宅に送ってもらい、オンラインバンキングで支払う予定でしたが、幸いなことに過不足なしでした。

・水道・下水・ゴミ USIWest
6/13に電話で解約手続きをしました。最後の請求書を友人宅に送ってもらい、支払いをお願いしました。 あらかじめサインしておいたチェックに金額を記入してもらい、郵送してもらいました。
 
帰国後のガス開栓・電話再開手続き
私たちの場合は、帰国後の住居が決まっていたため、帰国後すぐにライフラインを使えるようにするため、あらかじめ手続きを進めておきました。

・ガス
使用開始希望日の1週間前までにウェブサイトで申し込みをすれば、希望の日に開栓手続きができます。 私たちは5/30にアメリカから開栓希望日の申し込みを完了させておいたので、帰国日からすぐにガスを使うことができました。シャワーを浴びるためには、お湯は欠かせません。

・電話(NTT東日本)
すぐに電話を使えるようにするため、休止しておいた電話回線の再開手続きを帰国前に完了しました。NTT東日本バーチャルショップの「お問合せ」のページから再取り付けの手続きについて質問し、最終的には日本に国際電話をかけて手続きしました。
帰国前に新しい電話番号が決まっていたので、友人に引越先の住所も通知できましたし、帰国後すぐに様々な事務手続きがスムーズに進められてとても便利でした。
 
 
   
海外引越し
出国編: 日本を出るまで
出国編: アメリカに着いてから
帰国編: アメリカを出るまで
帰国編: 日本に着いてから

ロサンゼルス便利帳
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