リビングファクトリー 管理人のよしなしごと

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枯木のモズ
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2010.2.1更新  




リビングファクトリー 表紙写真のコラム (2010.2.1)枯木のモズ

先日、近所の人と手打ちうどんを食べにいった。
穏やかないい天気だったので、空堀川沿いをおしゃべりしながら歩いて行った。
その時、目の前の柵に1羽の小鳥がとまった。
「何ていう鳥かしらね?」と問われ、「あっ、あれ、たぶんモズ」と答えると、「よく知ってるね」と感心された。いや、実は、私だって俄か知識。モズの存在をはっきり確認したのは、このホームページを作り始め、デジカメを手にしてから……。それまでは、せいぜいスズメやカラスの区別ぐらいしかつかなかったかも。

『もずが枯れ木で』(作詞・サトウハチロー 作曲・徳富繁)という歌がある。
それを覚えたのは小学生の頃だったろうか。
子ども心にとても悲しい歌だと感じたが、大人になって反戦の歌だと知った。
1929年世界大恐慌、31年満州事変、33年には日本は国際連盟から脱退。こうして日本は貧しく辛い冬の時代に入り、戦争への道に突き進んでいった。
こんな時代背景の中、1935年にサトウが詩を発表(『少年倶楽部』 最初は「百舌よ泣くな」という題)し、38年に茨城県の中学校教師の徳富が曲をつけたという。「兄さは満州へいっただよ/鉄砲が涙で光っただ/もずよ寒いと鳴くがよい/兄さはもっと寒いだろ」(3番)は、今でも胸にしみる。

写真は2年前に公園で撮影したものである。
強風の寒い日、公園の高木は枯枝を大空に広げており、その様がたくましく美しく目に映った。
その時、枝にとまっている鳥を見つけた。 茶色の頭とお腹、鷹のような嘴、目には黒の帯。
だが、体はスズメより少し大きい程度。調べたら、予想通りモズ(♂)だった。
図鑑や映像で見るモズは大きく見える。それに猛禽類だという先入観があり、私はてっきり鷹などの仲間だと思いこんでいたから、その姿の小ささは意外だった。(モズはスズメ目だった)
このモズ、かなり気性が荒く、こんなに小さな体なのに、昆虫だけではなくネズミ、カエル、カナヘビなどの小動物も捕獲するという。また、捕えた獲物を木の枝に刺しておく「早贄(はやにえ)」という行為も有名。
百舌という名の如く、いろいろな鳥の鳴き真似も得意らしい。ぜひ鳴き声を聴いてみたいものだ。