イラストレーター・水彩画家。東京都三鷹市井の頭在住。
1961年兵庫県生まれ。武蔵野美術大学・視覚伝達デザイン学科を
卒業後、デザインプロダクションでCDジャケットやパッケージの
デザインに携わる。
1987年にフリーランスのイラストレータとして独立、現在に至る。
様々な試行錯誤の後、1999年頃より透明水彩による架空の
世界観を表現する手法に目覚める。
1999年に開催した個展『空想科学博物誌』(池袋・ニコスギャラリー)
よりレトロフューチャ的な空想科学メカや乗り物、ロボットなどを
好んで描くようになる。その年の本田技研の総合カレンダーでは
『ドリームーバ(夢の乗り物)』というテーマでイラストレーションを
提供し、現在の作風の基盤が築かれる。
少年時代に憧れた『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』をはじめ
としたSFアニメの思いを今も引きずりつつも機械でありながら
暖かみの感じられるイラストレーションを目指して創作。
IT関連をはじめとした書籍や広告などに幅広く作品を提供している。
柔らかく暖かみのある水彩画の「にじみ」や自然に生まれる
「水しみ」「にじみ」の質感を大事にしたイラストレーションは
レトロな機械だけではなく、子どもや家族など人物の描写にも独特の
味わいを表現している。近年は和風の縁起物などのモチーフも
多く手がけている。
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