神前賜舞神楽
謂われ
清和源氏の流れ、房総里見氏の祖、里見太郎義実が、600年前南北朝が合一した頃、京より持ち帰り関東三大不動(相模国大山不動・下総国成田不動)の一つ、安房国長狭郡(千葉県鴨川市)、大山不動の山頂に有る高蔵神社に奉納したのが始まりとされています。
徳川時代には、神楽十一手組が出来、江戸城内で舞われたとされています。悪魔払いの儀式として代々受け継がれ、現在は、無病息災・五穀豊穣を祈念する民族芸能となって継承されています。
神前奉納神楽(前神楽:30分)
長狭囃子・さんぎり囃子・で人寄せをした後、舞に入ります。
山の舞・・・・・・・・獅子が山で目覚めます。
さがりはの舞・・・里から聞こえる笛太鼓の音に誘われ山から下ります。
唄たずねの舞・・村人と解け合います。
剣の舞・・・・・・・・剣で病、災いを断ち切ります。(真剣で斬ります)
狂いの舞・・・・・・大願成就し歓喜に舞い狂います。
締めくくりを、さんぎり囃子で終了します。
余興神楽(後神楽):30分
)
狂いの舞に移りかけて入ります。
球取り・・・・・・・・獅子は無邪気に球とじゃれ合います。
大狂い・・・・・・・ 獅子が興奮します。
かまくら・・・・・・・遊び疲れて居眠りをします。
おかざき・・・・・・おかめ・ひょっとこ・獅子との掛け合いです。
斬り 山の舞
おかめ・ひょっとこ
剣の舞
釜沼民芸保存会
鴨川市釜沼区の住民により屋台・宮館・神楽・祭囃子・神楽囃子を継承・保存をしています。
8月7日の大山地区例大祭高蔵神社祭典は、大山不動尊境内に登る阿吽行の仁王門からの梯子段(きだはし:72段の石段)を宮館・御輿・雨太鼓を担ぎ上げます。
当会の神前賜舞神楽の剣の舞は、真剣による斬りを行います。
夏の暑い最中、宮館の桶胴(太鼓)や屋台の大太鼓(おおど)を敲き、また長狭囃子を篠笛で奏でている時は、日本民族としての血沸き肉踊り・一心不乱の苦しくも心地 良い境地になります。
夜の屋台引き回しは、20時に大山小学校校庭に飾り化粧した6基の屋台が集まり笛・太鼓で夜空をつんざくばかりの競演に成ります。
屋台集合 宮館
屋台巡航 御輿練り
梯子段 御輿差
長狭米(ながさまい)
鴨川市釜沼地区は、房総丘陵嶺岡山系に位置し、蛇紋岩が風化して出来た重粘土質の土壌で気候温暖、嶺岡山系からしみ出る水は、ミネラルが多く、それを集めて流れ出す南沢川水と天水で育てた米は、光沢あり、美味・風味・食味の三昧・三拍子の良質米です。
南沢川源流には、沢かにが遊び、釜沼南水道組合は、昭和32年に、源流に流れ込む山腹からしみ出る水を飲料水としています。
長狭郡(ながさごおり)は、江戸時代から良質米の産地として知られています。その証として、明治4年(1871)明治天皇即位の大嘗祭御斎田として選定されました。
今年も黄金の実りを願い、農作業が始まり4月30日田植え完了しました。
御斎田の碑 播種
稚苗 代掻き
田植 しみ出る清流
山百合 出穂
稔り 収穫
百匠・天地人
研師・刀匠
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百匠・天地人
天の恵み・地の温み・人の和み
千枚田