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刀匠 石井成道

昭和37年(1962)房州館山市北条に生まれました。
昭和62年(1987)拓殖大学を卒業後、刀匠になる志を持ち、昭和63年(1988)同市安布里に鍛刀場を構えていた、
千葉県無形文化財保持者石井昭房師の門をたたきましたが、ご高齢のため、滋賀の刀匠中川泰三師を紹介され弟子入りしました。
平成5年(1993)文化庁より作刀承認を受け、館山に戻り石井昭房師の鍛刀場を借り作刀活動に入りました。
平成8年(1996)新作刀展覧会に初出品し入選しました。
平成9年(1997)自宅に鍛刀場を設け、意欲的に作刀活動に入りました。
以後新作刀展に毎年入選し、平成11年には
努力賞を受賞しました。

 

刀匠は、学生時代英語を専攻し、馬術部で馬を乗り回し、相馬野間追いにも顔を出し、石井昭房師の鍛刀場にいるときは、師舗場の稲刈り作業等、いろいろな経験をしています。月例の鑑定会に参加し、多くの日本刀を見て知識を深め、古刀・新刀の作風を研究しています。最近は20cm程の小刀の制作もしています。小さくも刀と同じ行程を必要とするため、火入れには苦労しているそうです。
作刀には、和鉄のみを使用する真の刀匠です。
鍛刀場 千葉県館山市北条1686 TEL:0470−22−1775)

研師 
武田光市                         

昭和14年(1939)鉄の町岩手県釜石に生まれました。
青春時、
三浦宗四郎先生に柳生流拳法・手裏剣を学び、26歳の時、結婚すると同時に、民話のふるさと遠野市に居を構える刀匠・研師の菊池清太郎師の門をたたき、昭和44年(1969)6月8日入門を許可され、日々、釜石から仙人峠を越えて通い、刀剣研ぎの修行をしました。
現在木更津市立第三中学校東側・日枝神社入口に居を構え刀剣展出品刀・美術刀・抜刀斬り刀の研ぎを行っています。

(千葉県木更津市永井作1-3-18 TEL:0438−23−8084)

                            

日々、研ぎの研究をし御刀研ぎ・研究記録メモとして今までに研いだ刀の特徴・研ぎ方・肌の出し方等をB5ノート(2cm厚)に記録し、現在20巻にも及んでいます。
記録メモの最初には、
道楽求夢多の文字が書いてあり研磨や刀剣知識について多くの方と交流を持っていますし、又交流を望んでいます。
肌の出し方についての研究は、怠りが無く、研磨に関しては、卓越した技術を持っています。
日本綜武道連合会の会員の方々も、安価で研いでいただいています。


追伸

刀匠・研師と聞くと堅物で取り付きにくいと言った感じがあると思われますが、両師は、気さくで親切に応対してくれます。写真中央は、石井刀匠の師匠、滋賀の刀匠中川泰天師です。
中川刀匠は、滋賀県八日市と岡山県川上郡川上町に日本刀古式鍛法傳習所を構え作刀されています
          
                         
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