当店商品を使って、店主が「じっけん」した内容をご報告します。今月はねんどのシンプルジェルです。
「ねんど」といっても、ボディクレイのねんどは、もちろんゾウさんや、お面や器をつくるねんどとは異なり、あくまでもスキンケア用に厳選されたねんどです。「モンモリロナイト」という、地球の岩石に由来する、超微粒子の結晶が原料の天燃粘土です。
特性として、1.強い吸着力を持ち、2.保湿力があり、3.薄いフィルム状の皮膜を形成することがあげられるそうです。産地はヨーロッパや北米、世界各地だそうですが、国産のものは膨潤力がよく、ボディクレイには特に良質の、新潟、山形、群馬産を採用されているそうです。(モンモリロナイトの内容はbody clayさんのHPを参照しました。)
ねんどのシンプルジェルをこんな風に使ってみましたの巻(2003年9月実験)
使い方いろいろねんどのシンプルジェルねんどのシンプルジェルは、必要最小限の保存料は加えられていますが、ねんど+精製水のみが原料。いたってシンプル。だからボディクレイ製品の中でも、最も応用範囲が広く、使い方を選ばない、要は何にでも使える製品です。手作り化粧品の基材に、フレグランスウォーターに溶かして化粧水代わりに、エッセンシャルオイルと混ぜて入浴剤や、パック材(濃度1%以下でご利用下さい。)のようにお好みでご利用下さい。

使う方の数だけ、使い方があるねんどのシンプルジェル。豊香堂の使用例を2つ程報告します。

<お化粧事情>
その1.ファンデーション代わりで究極のナチュラルメーク。
フレグランスウォーターを顔全体にぴたぴたした後、ねんどのシンプルジェルを薄く伸ばす。よく伸びるのでニュっと1cm程出せば適量。
・ひんやりしたジェルを指で肌に滑らすことで、フェイシャルトリートメントも同時進行。じきに肌の表面が静かに覆われる感じに。
・テカリやキメの乱れがカバーされて、結果滑らかで自然な肌色に。外出しなければこれで充分。
・30代男性(営業担当)にも「脂ぎってたイメージがさっぱりさわやか系になれた。」と好評。(顔の表面上だけの話・・)

その2.お化粧下地として
・春から初秋までは、ジェルを下地とすればお化粧崩れも少ない。パウダータイプのファンデーション使用の豊香堂、サラサラが持続して化粧直しの回数もグンと減少。
・お化粧落としも簡単。外部からの汚れをガードし、内部からの汚れは吸着して取り去る、一石二鳥かも。

<シャンプー代わりにねんどのシンプルジェルで洗う>
・この夏、突然、後頭部に湿疹軍団。シャンプーを使うと痛い!でも頭は洗いたい!そこで登場。低刺激で洗えるねんどのシンプルジェルを約2〜3cm。これで後頭部を優しく洗浄。結果、痛い思いをせずに髪も洗え、序々に快方へ。
・お風呂上りにカモミールのフレグランスウォーターを後頭部にコットンでペタペタ。2〜3日で湿疹は治まり、その後約1週間で8割方回復。更に5日後、ヘアダイも可能に。(店長様のご配慮で全く痛くも痒くも無く美しく。「これはひどかったね。」とあきれられましたが。)

<御注意>上記の例は原因不明(おそらく飲みすぎ)の湿疹で、皮膚科には行かず、あまり重症ではなかった場合です。湿疹は様々な要因があり、処置方法も異なると思いますので、先ずお医者様にご相談されることがよいと思います。

野生の生き物には、泥を食べたり泥にまみれることで自己治療するものがいるそうです。ねんどのシンプルジェルの、なんともいえない触感に、不思議と安らぎます。小さな頃ねんどをこねることも楽しみの一つでした。大人になっても、ねんどの新たな楽しみ方があります。是非、みなさまもご体験下さい。

過去の(仮設)実験室の内容

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<ちょっと番外編>無精者豊香堂でも梅干をつくれるのか?
あの!ウユニの塩で梅干作ってます。初めてです。作り方はNHKきょうの料理のHPの通りにしました。以下6月から8月までの経過をご報告します。
つける前の青梅 2003年6月15日:埼玉県秩父産の青梅を2kg、それを1kgずつに分けて、ウユニの塩とうちにあった塩でそれぞれ、ホーロー容器に漬けました。お塩は20%濃度と書いてあったので、それぞれ200g使いました。
約1週間後梅おばさん 2003年6月23日:約1週間後。梅酢という液体が出できてそれに浸かっている状態です。しわも出てきて、順調に変身中。梅酢はまだしょっぱいのですが、すっぱさもじわじわ。ウユニの塩の方がまろやかなしょっぱさでおいしく感じるのは、贔屓目でしょうか。
赤シソ&ウユニの塩 2003年7月7日:七夕ということで梅ボシに願いを込め、赤ジソに漬け込みます。梅2kg分で赤ジソ400gぐらいだそうですが、青い葉を除いているうちに結構減ってしまいました。
七夕梅ウユニの塩でアク抜きをした贅沢な赤ジソと一緒に土用の頃まで再度漬け込みます。梅の甘い香りから、梅干の独特の香りに変わりかけていて、つい目を細めて「成長したわね。」と母親の気分に。
一ヶ月半たった梅2003年7月26日:梅雨明け目前、いよいよ土用干。お日様楽しみにしてた梅干予備隊、赤くなってます。
日光浴の梅2003年8月4日:8月2日よりベランダで日光浴させました。夜はとりこみ、梅酢に漬け直し翌日また並べなおす、修行僧の気分。ただ今熟成中。10月頃食べられるかな、いつか使うと、15年ほかって置いた「横川の釜飯弁当」の御釜に一部保存してます。
なかなか奥が深い梅干作り。一番びっくりしたのが梅の香り。青梅自体がこんなに香るとは知らず、狭い台所に香りが満ち溢れていました。日を経る毎に変化して、現在梅干見習いの香りに。これからどうなる!
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