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青色申告から確定申告までの道
個人事業者の"やるぞ!青色申告"と"やるぞ!確定申告"を使った申告なお話
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青色申告の承認申請書が受理されると、税務署より通常は毎年暮れに青色申告書と説明書が送られてきます。
労務提供のような場合、必要経費で落とすための請求書や領収書などが少ないため、申告書を受け取ってから整理を始めても十分に余裕を持って作成ができます。
税務署より送られてくる青色申告用の書類は:
 ・所得税青色申告決算書(一般用)

国税庁のHPで各種書式、説明書、記載例が期間限定ですが、見ることができます。

昨年までは送られてきた用紙に手書きするか、印刷していましたが、今年から、カラープリンタで普通紙にプリントアウトしたものを提出することも可能になり、送られてきた書式を使用しなくても良くなったようです。普通紙に印刷して提出する方が、手で書き写す時に間違ったり、印刷するときに位置を細かく調整することがないため絶対、楽です。税務署に確認して見ようと思っています。
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ここからが本番、個人個人でやり方は違うと思いますが、私の方法を説明します。
まず、入力を簡単にするために、請求書と領収書を整理し、日付順に貼り付けます。
電車は定期券を買った場合は領収書がありますが、切符を買った場合は記録をつけていないと抜けが多くなります。タクシー代等で領収書がもらえないケースでも、利用した月日、区間、料金、目的などのメモ書き等の記録も証憑(ショウヒョウ=証拠)になりますと。

"やるぞ!青色申告"のインストールや設定の詳細は、ユーザマニュアルを見ながら行ってください。

請求書や領収書等の整理が終わりましたら、入力を始めます。
ここでは"やるぞ!青色申告2004"を使用して説明します。 画面はココ
昨年の青色申告したときに使用した"やるぞ!青色申告2003"のデータを"やるぞ!青色申告2004"に登録します。
まず、"やるぞ!青色申告2003"を開け、「データ管理」から「データバックアップ(保存)」で昨年のデータを保存します。
 保存場所を忘れないように! ファイル名は変えないように!
つぎに、"やるぞ!青色申告2004"を開け、「データ管理」から「データ読込み(復元)」で保存したデータを読み込みます。これをすることにより、昨年のデータから繰り越し金額などを入力したり、「設定・登録」する必要がありません。
新規に事業を開始されたときは、この操作は必要ありません。
初めて"やるぞ!青色申告"を使用するときの「設定・登録」はこちらを見てください。
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「データ読込み(復元)」が終わるとすぐ入力ができますが、念のため、「設定・登録」で設定などを確認されることをお勧めします。
勘定科目の振り分けには"やるぞ!青色申告2004"に付録で付いている"カンタン仕訳虎の巻"が役に立ちます。パソコンソフトの分類はリストにないため、判断に迷いましたが、金額も6,000円程度で十万円以下のために消耗品費にしました。大会社で使うような開発費も含めて数億円もするようなソフトは設備になるのでしょうネ。
勘定科目の種類は標準登録されているもので十分です。下記が我家で使用している勘定科目の種類です。なお、勘定科目の下位レベルに細目を追加しても、損益計算書では上位の勘定科目に集計されます。
 ・売上高: 私の場合は技術料
 ・事務用消耗品費: 文房具代、パソコン用部品・インク代・ソフト代、用紙代など
 ・旅費交通費: タクシー代、電車賃、ガソリン代、駐車場料金など
 ・通信費: プロバイダ費、携帯電話代、切手・はがき代など
 ・交際接待費: 飲食代、中元、歳暮の贈答品代など
          相手や目的等を明記することが必要です。金額が張ると?!
 ・福利厚生費: 残業の食事、お茶代など
 ・雑費(支払手数料): 銀行の振込手数料等
 =個人的な使用などを区分するために=
 ・事業主貸: 事業以外のために支出した生活費など
 ・事業主借: 事業主からの融資、銀行利子など
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作成する帳簿の種類は税務署に提出した青色申告承認申請書の"備付帳簿名"欄に記載した帳簿で、印刷するときに帳簿の種類を選んで印刷すれば出来上がりです。通常は現金出納帳だけでかまわないが、承認申請書に記載した預金出納帳で入出金の記録も通帳とまったく同じにしています。承認申請書を出した後で、預金出納帳は無くても良いと税理士に言われたが、インターネットバンキングで振込みをすると領収書がもらえないこともあり、これが役に立っているのかなとも思っています。預金出納帳も付けることにしたため、専用の通帳を作り、その通帳でインターネットバンキングもできるようにしました。
 ・現金出納帳(現金): 口座振込みと払い出し以外の収入と支出
 ・預金出納帳(その他の預金): 普通預金への振込みと払い出し

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新たに買った10万円を超えるような固定資産はありませんが、自宅の作業占有場所や自動車の経費等を按分して必要経費に計上することもできますが、面倒くさいことがきらいなため、やっていません。按分計上や減価償却は「年次管理」から行うことになると思いますが、めんどくさいので経費として処理していません。
スピードの速いパソコンをと思っていますが、減価償却の勉強をしないために、会計関連の特例などを調べて、なるべくしないようにと思っています。10万円以上でも、平成18年3月末まで30万円未満はIT特例として全額損金算入ができるとも・・。

入力は、個人的に理解が容易と思っている「出納帳形式」で説明します。
各ウインドウを閉じる場合、ウインドウの右上にある「X」(閉じる)ボタンで閉じないで、各画面の「戻る」ボタンで画面を閉じることをお勧めします。
終了する場合も、各画面の「戻る」ボタンを押して、最初の「メインメニュー」画面まで戻り、「終了」ボタンで終了することをお勧めします。

"やるぞ!青色申告"を開けたときに表示される「メインメニュー」から「帳票入力」で「出納帳形式」を選ぶと「出納長形式科目選択」画面がでます。
「出納長形式科目選択」画面の該当する「現金」などの補助科目の左にある「選択」ボタンをクリックすると出納長形式の入力画面が表示され、入力が可能になります。
ここでは補助科目の「現金」を選択して説明しますが、他の補助科目も同様の操作です。
表示されているボタンは:
仕訳ナビ:仕訳が分からないときにクリック
科目ナビ:勘定科目がわからないときにクリック
再計算:データの入力が終わったら、計算をしたのち、日付順に並び替え、残高を表示する
検索:探したいときにクリック
新規:新しいデータを入力する欄を表示する
(入力する数に合わせて追加し、入力。追加しすぎると・・・・・・・)
保存:データの入力が終わったら、データを保存する。新規の欄を追加し、データが入っていない場合、左の「削除」ボタンで削除後に押す。
中止:「保存」する前の「新規」に追加した分を消す。入力した後は注意
戻る:「出納長形式科目選択」画面が表示され、それの「戻る」を押すと「帳票入力」の選択画面に戻る
日付の入力、コード欄で「勘定科目」の選択、入金または出金のいずれかを入力する。
入力が終わったら、「保存」ボタンを押し、データを保存する。入力の途中でも、パソコンの故障以外にも何が起こるかわからないため、頻繁にデータを保存することをお勧めします。
現金以外も同様な方法で入力ができます。
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「相手科目」欄は「勘定科目」を選択すると表示され、残高は「再計算」ボタンを押すと表示されます。
「適用」欄は、勘定科目の詳細等が必要なら入力しても良いが、勘定科目を細分化してデータ入力する方が、集計に役に立つと思われます。しかし、めんどうなのでやっていません。
「コード」欄に、同じ勘定科目を続けて入力するとき、「新規」で追加したのちに追加した欄の「前科目複写」ボタンをクリックすると「コード」を選びなおす手間が省けます。
「備考」欄は、領収書の番号などを入れると照合するときに便利ですが、領収書等を整理して順番に入力する方が備考欄に領収書番号などを入力するより照合は楽です。
「課税区分」欄は、「設定・登録」の「消費税等」で設定した税率が表示されます。事業を始めて、2年以内または売り上げが1000万円以下(修正された金額?)の個人事業主の納税は免除されます。だからと言って、請求するときに消費税をまけると必要経費に掛かった消費税分を損しますよ。

つぎに、入力結果の印刷を行います。
ここではJCNLAND書式を使って、説明します。
メインメニュー画面に戻り、「帳票出力」から「帳票出力メニュー」画面を開く。
帳票は次のものがあり、青色申告時に提出が必要なものは損益計算書と貸借対照表です。また、青色申告承認申請書に記載した帳簿を7年間(その他5年間)保管する義務があります。
会計の専門家ではないため、帳票の詳細な説明は省かさせていただきます。
 ・仕訳帳: すべての明細です
 ・元帳: 勘定科目ごとの明細です
 ・月次試算表: 月ごとの収支が分かります
 ・損益計算書: 年間の収支が分かります
 ・貸借対照表: 勘定科目ごとの収支が分かります
 ・消費税等計算書: 該当しないため、分かりません

各印刷条件の画面の、「実行」ボタンを押すと、印刷プレビュー画面を表示します。印刷プレビュー画面でメニューバーの「印刷」をクリックしない限り、印刷が始まることはありませんので、安心してください。
印刷プレビュー画面は、アクロバットリーダーの画面とほぼ同じですが、マウスのスクロールで画面が移動できないのが"タマにキズ"。アクロバットリーダーは数年前に改良されたので、スクロールで画面を動かせるようになることを期待しています。データを入れていないため、ここでは表示できませんのでご容赦ください。

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帳票ごとに印刷の説明を続けます。
「仕訳帳印刷」:
「仕訳帳印刷条件」に「入力No」欄に"印刷する"チェックボックスがあります。チェックボックスをはずすことにより、「入力No」を印刷しません。入力Noは入力した順に自動的に1から順に番号が振られ、変更はできません。チェック用の印刷にはあった方が便利ですが、最終保管用として印刷するときは印刷しない方が良いと思われます。税務署が見るときもありますが・・・・。

「実行」ボタンを押し、印刷プレビュー画面を表示します。
内容を確認した後、メニューバーにある「印刷」をクリックすると印刷が始まります。
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「元帳」:
条件に「出力方法」、「出力日付」、「科目指定」、「範囲指定」、「個別指定」、「用紙選択」、「入力No」があります。
 「出力方法」、通常は"元帳"を印刷しますが、"月別合計"、"試算表科目月別合計"があり、月別の印刷もできます。
 「出力日付」、会計期間の始まりの日付と終わる日付を設定します。日付は"西暦"、"半角英数"で入力します。例: 2003/01/01〜2003/08/31
 「科目指定」、"全部"、"個別"、"範囲"があり、"個別"を選択すると「個別指定」で印刷する科目を指定します。"範囲"を選択すると「範囲指定」で科目コードで範囲を指定します。
 「範囲指定」、「科目指定」で"範囲"を選ぶと、科目コードで範囲を指定できます。
 「個別指定」、「科目指定」で"個別"を選ぶと、印刷する科目を別々に選択できます。印刷したい勘定科目の出力欄にあるチェックボックスをクリックするとその勘定科目のみが印刷できます。
 「用紙選択」で「専用紙」または「普通紙」を選ぶようになっていますが、専用紙は罫線が印刷されません。罫線も含めて印刷するときは普通紙を選択して、印刷してください。
 「入力No」の"チェックボックスがあり、チェックボックスをはずすことにより、「入力No」を印刷しません。

設定が終わったら、「実行」ボタンをクリックすると印刷プレビュー画面が表示されます。
内容を確認した後、メニューバーにある「印刷」をクリックすると印刷が始まります。
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「月次試算表」:
「実行」ボタンをクリックすると印刷プレビュー画面が表示され、内容を確認した後、メニューバーにある「印刷」をクリックすると印刷が始まります。
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「損益計算書」:
「実行」ボタンをクリックすると印刷プレビュー画面が表示され、内容を確認した後、メニューバーにある「印刷」をクリックすると印刷が始まります。
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「貸借対照表」:
「実行」ボタンをクリックすると印刷プレビュー画面が表示され、内容を確認した後、メニューバーにある「印刷」をクリックすると印刷が始まります。
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「消費税等計算書」:
該当しないため、省略させていただきます。
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