「市民参加型リサイクル推進協会」
に関する最近の動向

アンケートをお願いしてからかなり時間がたってしまいましたが、表記リサイクル推進協会の最近の動向をお知らせします。参加を希望される方は、下記事務局までお問い合わせください。

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特定非営利活動法人(申請中)
「市民参加型リサイクル推進協会」

 2001年4月より特定家庭用機器再商品化法(通称:家電リサイクル法)が施行され、家電(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)4品目のメーカによるリサイクルが義務付けられました。私たちは、上記4品目だけでなく、さまざまな使用済み電子機器類等、その他様々な使用済み製品を対象とする実践的リサイクル活動を行い、使用済み製品による環境負荷の低減のため、また循環型社会を構築するためのリサイクルの役割を明確にするため、そして市民の環境意識向上のために、特定非営利活動法人「市民参加型リサイクリル推進協会」を立ち上げ、申請中です。皆様のご協力をお願いし、特定非営利活動法人「市民参加型リサイクリル推進協会」にご参加いただきたく、以下のお知らせをいたします。


《設立の趣旨》

  1. 市民参加による手分解処理法によるリサイクルの実践
     メーカ主導によるリサイクル処理法は、破砕、エネルギー回収(プラスチックの焼却)処理が中心となっております。私たちはこのような方法以外にも、マテリアルリサイクルで資源を回収する手分解処理方法があり、環境保全や資源リサイクルにとっても多くの点で優れていると考えています。「市民参加型リサイクル推進協会」は電子機器(家電4品目及びその他)のあら(粗)手分解処理方法により、使用済み電子機器による環境負荷の低減に寄与するとともに、より多くのリサイクル資源を回収することを目的としています。私たちは機械に頼らず、"人の人による人のためのリサイクル処理法"を完成、実践し、排出者責任を履行していきたいと思っています。
  2. リサイクルに対する啓蒙活動と支援活動
     市民参加のリサイクル処理実践の啓蒙活動をとおして、NPO運動を展開してまいります。電子機器だけでなく、使用済み製品全体にわたってリサイクルの必要性をアピールしていくために、リサイクル情報の提供等日常的活動のほかに、リサイクル関係の専門家による講演会を開催します。
  3. マテリアルリサイクル処理を実践している回収・再生業者の応援
     環境を考えたマテリアルリサイクル処理を行っている回収・再生業者、およびリサイクル素材販売業者、リサイクル製品製造業者等を応援します。


『私たちの考えている基本理念は・・・』
 循環型社会を構築するためのリサイクルの役割を明確にするため、環境負荷の低いリサイクル方法を追求し、理想的なリサイクル処理システムをみつけることを基本理念としています。そのためには、リサイクルはプリミティブに行うべきであり、人間は環境負荷が低いという意識を持つべきであると考えています。さらにこの活動を通して、リサイクルの地域コミュニティーを再構築していきたいと考えています。

『私達の考えている"市民参加による手分解処理法"とは・・・』
 壊さない・燃やさない・埋めないをモットーに、まずリユースできるかどうかをチェックし、可能ならば修理、修繕して、中古市場に出し、次にリユースが不可能であるならば、「市民参加による粗手分解」を行います。

『運搬、分解作業は・・・』
 運搬、分解作業は、以下の方法を選ぶことが出来ます。

〔市民参加による手分解処理法の優れた点〕
 市民参加による手分解処理法には以下に示すような優れた点があります。


《市民参加型リサイクル推進協会の主な業務内容》

  1. 使用済み電子機器のリユース、粗手分解の実践: 製品の運搬、中古市場への斡旋、粗手分解場所の提供、分解の指導、プラスチックの判別、リサイクル資源の分別等を行います。
  2. 使用済み電子機器のリサイクル資源の販売委託: 分解したリサイクル資源はそのままではゴミです。リサイクル資源の販売委託を行います。
  3. 回収・再生業者の応援: 回収・再生業者による処理を確実にし、排出者責任を履行します。またマテリアルリサイクルに取り組んでいる回収・再生業者を応援し、認証します。
  4. 消費者のメーカに対する情報伝達の協力: 消費者とメーカ間の情報伝達(疑問、質問、処理方法等)の仲介を行います。
  5. リサイクルに関する講演会の開催: 正しいリサイクル知識を得るために、専門家による講演会を開催します。
  6. 会員に対するリサイクル情報の提供:最新のリサイクル情報を収集し、それを会員に提供します。
  7. 市民に対するリサイクルの啓蒙活動と市民への情報の発信: 市民社会が正しいリサイクル知識を獲得するために、リサイクルの啓蒙活動を行います。また得られた情報を一般市民へ発信します。
  8. リサイクルの地域コミュニティーの構築: 手分解作業とリサイクルの啓蒙活動を通して、自治体と市民のコミュニケーションを促進し、リサイクルの地域コミュニティーを構築することを目指します。それに付随してゴミ処理費の減額化を促す活動を行います。

『なぜマテリアルリサイクルをするのでしょうか?』
 地球規模で考えれば、マテリアルリサイクルは直接的資源の節約やエネルギーの節約により地球インパクトを減少させることができます。また日本国内の観点からも、最終処分地を延命したり、直接廃棄が起こす環境負荷を低減させることができます。様々なリサイクル方法がありますが、マテリアルリサイクルは、焼却処理となるリサイクル方法より環境面で優れており、循環型社会の構築のためには絶対に必要です。また環境教育のためにも有用であると考えております。


《「市民参加型リサイクル推進協会」への加入のお願い》
 上記の趣旨にご賛同の方、あるいはご興味のある方、また直接分解処理に参加しなくても支援したいと思う方は以下の連絡先にご連絡下さい。事務局より連絡先が望ましいです。

  1. 会員年会費:3千円(入会金:2千円)。 すべて本会のために使用します。
  2. 参加資格: 原則的には制限はありませんが、本会の目的に賛同することが条件です。 本会を営利目的に入会しようとする場合、入会をお断りすることがあります。

※会員にならなくても、この会を利用してリサイクル活動を行うことはできますが、アルバイト又は恒常的に活動を行う場合は会員になっていただくことが望ましいです。


事務局: 〒165-0033 東京都中野区若宮1-38-12  坂村 博康内
      TEL 03-3338-7847
      FAX 同上
「市民参加型リサイクル推進協会」専用の通信回線を用意する予定です。
それまでの連絡等は、以下に示した連絡先にお願いします。
連絡先 〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1  東京大学生産技術研究所安井研究室  坂村博康
    TEL  03-5452-6098-(内)57799 
    FAX  03-5452-6643 又は6308 
    E-mail sakamura@iis.u-tokyo.ac.jp
 ホームページ http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/1027/
       
役員:理事長 坂村 博康 元東京大学生産技術研究所
    副理事長 岡 辰雄 (株)東昌貿易
    副理事長 小見山 秀樹 (株)守谷商会 
    常務理事 海老原 誠 (株)守谷商会
    同 中澤 克仁 科学技術振興事業団
    理事 秋本 良美 (株)アトラス・コンピュータ
    同 牛窪 信雄 (有)KYU
    同 金島 輝直 (有)KYU
    同 草尾 敦 (株)共進
    同 星山 高博 (株)コメタル
    監事 片山 恵一 東海大学工学部応用化学科 教授
顧問:安井 至 東京大学生産技術研究所 教授
協賛:    (株)資源新報、千葉電気製品等再資源化事業協同組合、(株)守谷商会
※その他、リサイクルに関するご質問、ご意見、ご助言等ございましたら、上記の連絡先にご連絡下さい。

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