経堂かわら版の発行は月1回、時事時々の情報や近時雑感を皆様にお届けいたします。
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第43号 平成17年12月(2005年)
今月のご意見板 〜突然の腰痛入院騒動〜
災難は忘れた頃にやってくるとはよく言ったもので先日椎間板ヘルニアで入院する事態になってしまいました。
もともと腰痛には普段から悩まされてはいましたがここ1ヶ月ほど腰の調子がどうもよくありませんでした。そこで近所の整形外科に行ったところヘルニアの疑いがあるので精密検査をしたほうが良いと薦められました。予約を入れて精密検査を受けようと思っていた矢先、早朝突然の足の痛みと痺れで目が覚めてしまいました。かかりつけの整形外科まで行き先生にみてもらうと駒沢にある病院を紹介されました。
病院で治療を受け痛みのほうが落ちついてくると今度は入院のことが急に心配になってきました。入院となると仕事のほうもしばらく休まなければならないし入院の準備なども家族の助けが必要になります。生まれてこのかた入院などしたことありませんでしたので困ったことになったなあというのが正直なところですが、ヘルニアを治さなければ仕事どころではありません。検査をかねてしばらくお世話になることに決めました。
幸い十日ほどの検査加療で退院することができましたがお客様をはじめ家族や多くの方がたに心配と迷惑をかけてしましました。いつものように朝起きていつも通りに仕事に行く。当たり前のような毎日も健康だからこそ送れるんですよね。そんなあたり前のことを実感した入院騒動でした。(金)
消費税についてのあれこれ
消費税というのはフランスの官僚が発明した間接税の一種で今から50年ほど前の1954年フランスで導入されました。物品の販売やサービスの提供に着目して課税する仕組みをとっていることから欧米では付加価値税あるいは物品税とも呼ばれています。
世界の消費税実施国と税率を調べてみるとやはりヨーロッパ諸国が高くフィンランドが22%、デンマークは25%という非常に高い税率です。アメリカは消費税ではなく州や市により小売売上税が課され、例えばニューヨーク市では8.25%の小売売上税が課されます。オーストラリアでは2000年7月1日から付加価値税が導入され税率は10%。ベルギーなど食料品などに軽減税率を設けている国や複数税率を設けている国もあります。気になるお隣の韓国はと言うと10%の税率だということです。(金)
中山道旅日記 第17話 倉本〜須原(豪華夕食思い出倍増) 日付:2005年4月25日
倉本駅は長野県木曽郡上松町にあるJR中央線の駅です。このあたりは木曽川とJR中央線が平行して走っているので車窓から見る景色は木曽川の巨石も美しくなかなかのものです。倉本駅には4時30分に着いたのですが電車が来るまであと1時間もあります。そこでひとつ先の駅である須原駅まで進むことにしました。須原駅までは約4キロ、歩いて1時間はかかります。須原で電車に乗り遅れると大変ですので大急ぎで須原駅をめざしました。なんとか時間通り須原に到着、須原から木曽福島まで戻りました。今夜の宿も木曽福島です。なんでもない民宿に泊まったのですが夕食はとんかつにハンバーグとボリューム満点。ご主人の手作りで味も抜群でした。家庭的で意外なところで印象に残った民宿でした。
発行元:菊池美菜税理士事務所 〒156-0052 世田谷区経堂1−11−19−204 TEL03−3429−0144
第42号 平成17年11月(2005年)
今月のご意見板 〜気を緩めずに走り続けます〜
税理士事務所を開業してからちょうど丸4年たちました。最初はお客さまゼロで、今まで勤めていた事務所でアルバイトさせてもらってなんとか生活していました。最初の2年位はできることはなんでもやろうと思っていました。お蔭様で良いお客様に巡り合うことができました。ここ2年位は少し速度を緩めて、できれば現状維持でこじんまりやっていければいいのかなという気もしていました。
会社員のときお金を貯めるには、節約して出費を減らすことが近道でした。しかし自営業になってからは、お金を貯めるには、出費(事業の経費)を増やしてでも収入を多くしなければならないということに最近気がつきました。私は必要以上にお金を儲けようとは思いませんが、現状維持を続けることは難しいとわかりました。現状維持ではジリ貧になってしまいます。自転車のペダルは常にこぎ続けなければ倒れてしまいます。目的地は遠いところに設定しなくてもいいと思います。小さい目標を見つけて、積み重ねていけばいいと。
自営業になり、幸いにも今までいい出会いがたくさんありました。これからも気を緩めずに走り続けて行こうと思います。(m)
私の税制改正
消費税率アップについて新聞やニュースで取り上げられる機会が増えてきた。本当にぎりぎりまで歳出を削減し無駄使いをなくしても尚、社会保障等がまかなえないならば増税も仕方ないことだと思う。
増税の方法としては、どんな方法が一番みんなの理解を得られるのか。やはり消費税なのだろうか。消費税は社会保障の受益を受けるお年寄りも負担するという意味で理解を得やすいかもしれない。しかし消費税は実際には事業者が自分の儲けを減らして納付しているケースも多々ある。現在の仕組みのまま税率をアップすれば「消費税倒産」なんていうことも起こるのではないかと思う。
もし増税を消費税で行うならば、免税事業者をなくし、すべて簡易課税に統一するというはどうだろうか。簡易課税の事業区分は見直しが必要であるが、簡易課税ならば毎月売上を計算すれば簡単に税額が求められるのでその金額を預り金として、源泉税のように毎月納付していく。大きな設備投資があった場合には決算時に消費税を再計算して還付する。いろいろな案を検討して欲しい。
中山道旅日記 第16話 薮原〜倉本(浦島伝説残る寝覚ノ床) 日付:2005年4月25日
木曽福島の「つたやグランドホテル」で快適な朝を迎えた。朝食の湯豆腐がおいしい。9時に木曽福島から電車に乗って昨日のゴール薮原駅に戻った。
今日はお昼には木曽福島に着いていたかったので、相当早歩きになった。関所の見学も早々に、なんとか12時半頃には木曽福島駅前に到着した。駅前の蕎麦屋でお昼にした。見た目は駅の立ち食い蕎麦屋のような店構えで、値段もお手頃なのだが、腰があってとてもおいしいお蕎麦だった。
木曽福島の次の宿は名勝「寝覚めの床」で有名な上松だ。「寝覚めの床」は木曽川が岩盤を水触してできたもので岩の景観が珍しい。入場料200円を払ってゆっくり散策した。
上松宿をでて次は倉本に向かった。途中きれいな滝があり、快適なウォーキングになった。
発行元:菊池美菜税理士事務所 〒156-0052 世田谷区経堂1−11−19−204 TEL03−3429−0144
第41号 平成17年10月(2005年)
今月のご意見板 〜最終の判断はご自身で〜
最近テレビで占い師の細木数子さんの番組がよく放送されている。結構面白くてついつい見てしまう。
ある女性タレントは「あなたは高慢ちきで鼻持ちならない女だよ」と散々言われたが、その後「それを直すにはいつも笑顔でいるんだよ。あなたの笑顔はとってもいい笑顔をしているんだから」と持ち上げる。
けなした後で優しい言葉をかけて場をまとめるので、安心してみていられる。予定調和の水戸黄門の世界のようだ。そんな安心感が現在の人気に繋がっているのだろうか。 誰かにしかってもらいたい人が多いのだろうか。テレビ番組として楽しむのはいいが物事は自分で判断していきたい。(m)
消費税の課税事業者
周知の通り消費税の免税点が一千万円から三千万円に下がったことで、今年平成17年から消費税の課税事業者になる方も多いと思う。きくち会計のホームページでは無料で税に関する素朴な疑問にお答えしているが、消費税に関するものが増えてきている。
消費税は個人の場合は前々年の売上が一千万円を超えているとその年は課税事業者になる。前々年の所得ではなく売上で判断するので、仮に赤字だったとしても課税事業者になる可能性がある。
消費税の計算方法は簡易課税と原則課税があり、どちらか有利な方を選べる(前々年の売上が五千万円以下の場合)が、簡易課税を選びたいときはその前の年の末日までに届出書を税務署に提出しなければならない。ただし今年だけは、今年の末日まで提出することができる。いずれにしても3月に確定申告するときに選ぶことができないので要注意だ。
今まで消費税の申告とはなんの関わりもなく商売してきたのが、来年は確定申告に加えて消費税の申告もしなければならない。消費税は所得税等に比べてかなり納税額が高くなる可能性がある。例えば、売上が千五百万円で人件費以外の経費が800万円、人件費が300万円とする。所得金額は400万円なので所得税は多くても30万位だが、消費税は原則課税で33万円になる。原則課税をとるか簡易課税をとるかでも税額が大きく変わってくるので慎重な判断が必要だ。
来年納税の時にびっくりしないように、今から消費税について十分にシュミレーションして、疑問点は早めに解決して欲しい。
中山道旅日記 第15話 奈良井宿〜薮原(青空に赤松が映える鳥居峠) 日付:2005年4月24日
奈良井宿を過ぎ、鳥居峠を越えると程なくしてJR薮原駅についた。まだ4時前だったのでもっと先に進みたかったが、4時半に薮原で電車に乗らないと今日の宿の木曽福島まで行くことができない。薮原駅は無人駅でまわりには何もなかった。やっと電車が来て、木曽福島に向かった。
木曽福島では「つたやグランドホテル」に泊まった。フロントも部屋もとてもきれいだし、サービスもいい。温泉に浸かってゆっくり疲れを癒すことができた。露天風呂からは木曽川を望むことができた。夕食は部屋食でとても豪華だ。カルパッチョや茄子のほう葉味噌焼き、牛肉の鉄板焼き等お腹がいっぱいになった。中仙道の旅で最高の贅沢だった。しかしなぜか、お客さんは私たち以外には釣りのおじさん一人だった。
発行元:菊池美菜税理士事務所 〒156-0052 世田谷区経堂1−11−19−204 TEL03−3429−0144
第40号 平成17年9月(2005年)
今月のご意見板 〜感謝されるからこそ頑張れる〜
お客様と話をしていて印象に残ったことです。その社長はソフトウエアの開発をされたのですが「商品を納品した後にお客さまから、『すごく便利になったよ』と感謝の言葉をいただくと、もうお金なんかどうでもいい気持ちになる。自分の仕事が社会の役にたっているというのが仕事をしていくモチベーションになっている」とおっしゃっていました。
仕事は自分の生活のためにしているのですが、どんな仕事でも社会の一翼を担っているものだと思います。自給自足の生活はできないから多くの人達が助け合う中に、私達の仕事があります。私はパソコンを使いますがソフトの開発はできません。だから誰かが開発したソフトを購入します。そして税金の計算や経理が苦手だったり、時間がとれない人達に税務に関するサービスを提供しています。
最近ニートが話題になっています。仕事も進学もしない人達です。働かなくてもお金を得る方法はいろいろありますが、誰からも感謝されずにいる人生はさびしくありませんか?
年金一元化
9月分から厚生年金の料率が上がる。今後は毎年上がっていくので、サラリーマンも企業も負担は益々大きくなる。一方国民年金も未納がさらに増えている。年金財源が逼迫し消費税アップも近いうちに行われるだろう。
年金制度の改革が急務だが、改革案のひとつに年金一元化がある。年金一元化が良い方法なのかは議論のあるところだが、私が気になるのは年金一元化の問題点として「自営業者の正確な所得捕捉と確実な保険料徴収が困難」という点が挙げられているということだ。なぜ自営業者の正確な所得捕捉ができないのか。自営業者は毎年確定申告しているのだから申告書を見れば所得は一目瞭然のはずだ。それを「所得捕捉が困難」ということは、最初から自営業者は所得をごまかしていることが前提となっているのか。
国の年金制度を考える時に、自営業者は脱税するのが当然として議論されるならば自営業者は脱税するものと国が認めたことになってしまう。脱税している自営業者もいると思うが、多くはきちんと申告していると信じたい。
中山道旅日記 第14話 日出塩〜奈良井宿(昔の面影残す奈良井の宿) 日付:2005年4月24日
朝8時新宿発スーパーあずさに乗って前回のゴール地点、日出塩駅に着いたのは十一時近かった。日出塩をスタートして贄川に向かった。贄川は漆器が有名で漆器の店がたくさんあった。長野オリンピックのメダルも贄川の漆器を使ったものだったそうだ。
お昼は「道の駅 木曽ならかわ」でお蕎麦を食べた。さすが信州の蕎麦はおいしかった。午後1時頃に奈良井宿に着いた。当時の町並みが再現され、水場では冷たい水を飲むことができる。ガイドブックを読んだ印象よりはるかに規模が大きく観光客がたくさんいた。民宿も風情があり、最初からわかっていたら奈良井で宿を取ったのにと残念だった。
奈良井宿を過ぎると、鳥居峠に入る。本当に中山道は峠が多い。山道なのだが整備されていて快適なハイキングコースだった。天気がよかったので風景がきれいで気持ちが良い。
発行元:菊池美菜税理士事務所 〒156-0052 世田谷区経堂1−11−19−204 TEL03−3429−0144
第39号 平成17年8月(2005年)
今月のご意見板 〜携帯ってやっぱり便利ですよね〜
最近携帯電話を買換えて、「着うた」ができるようになった。これからはいつでも、携帯電話で曲をダウンロードして、イヤホンで聞くことができる。以前は音楽を聴くには、レンタルショップでCDを借りてきて、それをMDに録音していた。音質はともかくとして、携帯電話でダウンロードできればCDやMDデッキも必要なくなるし、レンタルショップに足を運ぶこともなくなる。
先日の新聞で、放送と通信の融合が進むという記事があった。「放送」は数千世帯に同時に番組を送信できるが情報の流れは一方通行、「通信」は1対1の通信手段だが双方向のやりとりができるというのが特徴である。放送と通信の事業に必要な免許が異なる為、通信を利用して番組を放送することはできなかった。新聞記事では、その垣根が低くなる可能性があるというのだ。しかしこれからは携帯電話とパソコンが、通信・放送の枠を超えて電話・テレビ・ラジオになっていくのだろう。さらには新聞や雑誌や書籍、レンタルビデオ・レンタルCD、現金や電車の乗車券も携帯電話とパソコンの役割になっていくだろう。
パソコンや携帯電話は若い人が利用するもののように思えるが、これからの高齢化社会では、高齢者にとってより有用で便利に使えるものである。ツーカーが高齢者用の携帯電話を発売して売れ行きが好調らしいが、今後は企業も高齢者をターゲットにした商品作りにビジネスチャンスがあるのではないかと思う。(m)
平成17年度税制改正(2)
平成17年度税制改正で、前回は青色申告特別控除について書きました。今回は社会保険料控除制度の改正です。
確定申告や年末調整では、その年に支払った社会保険料を所得から差し引いて所得税を計算します。その時に、保険料の支払いに関する証明書(領収証)の添付は必要ありませんでした。これは、社会保険料は強制徴収の制度として成立っているので領収証がなくても支払っているのが当たり前と考えられていたからです。しかし最近の国民年金保険料の未納問題でその前提が崩れてしまいました。また、納付していないのに社会保険料控除の適用を受けるという悪質な事例もあることから国民年金については領収証の添付が義務付けられることとなりました。尚、国民年金以外の社会保険料については従来通りです。
中山道旅日記 第13話 塩尻峠〜本山宿(ひたすら歩いて塩尻通過) 日付:2004年8月2日
やっと塩尻峠を越え、国道142号線と平行して続く道を下っていった。お腹がすいてきたが、レストランもコンビニも全くみつからない。遠くにイトーヨーカ堂の看板が見えた。イトーヨーカ堂めざして歩いたが、道が1本ずれていたらしく、なかなか到着しない。やっと到着したときは砂漠でオアシスに出会ったような気分だ。
遅い昼食が終えてまた歩き出した。洗馬宿のあたりでは一面ぶどう畑でマスカットやデラウエアが鈴なりでおいしそう。
やがて今回の目的地本山宿についた。本山宿はJRの駅ではないので少し先の日出塩駅がゴールだ。各駅停車しか止らない無人駅で電車の本数も少ない。日出塩から塩尻に行き、そこから特急あずさで新宿まで2時間半かかった。
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第38号 平成17年7月(2005年)
今月のご意見板 〜僕らのヒーローウルトラマン〜
少子化の影響で子供が減っているせいなのか今や四十代の購買力が市場を左右する時代と言っても過言ではないような気がする。最近のテレビ番組やCMでは昔流行った曲をよく耳にする。昔の曲を聴くと確かに懐かしく思うのだが、その一方でなぜか不安な気持ちになってしまう。
子供の超人気番組ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズは今も健在だ。今年は原点回帰の年として両シリーズともオリジナル版にほぼ近い形で新シリーズがはじまるらしい。大人になった往年のファンにとっては懐かしい限りだが、やはりこれも昔はよかった的な発想としか思えてならない。
ウルトラマンと言えば、小田急線祖師谷大蔵駅にある祖師谷商店街は、この4月ウルトラマン商店街としてスタートした。ウルトラマンの生みの親である円谷プロは砧の地に四十年以上事務所を構え祖師谷商店街とは非常に馴染みが深い。そこでウルトラマン発祥の地として商店街を活性化させようとする積極的な活動に円谷プロも賛同しこの企画が実現した。昔ながらの面影を残していた祖師谷商店街も今や大きく様変わりしようとしている。
全面協力した円谷プロも立派だが、商店街の店主がウルトラマンを見て育った子へと代変わりしているからこそ生まれた新しい企画だと思う。鉄腕アトムやウルトラマンを見て育った子供たちは未来に大きな夢があるときっと信じていたはずだ。その子供たちが40代になった今、将来に夢を見つけられず遠い昔に夢を探すようなことはあってはならないと切に願う。(か)
平成17年度税制改正
今回は平成十七年から適用となる税制改正を確認してみましょう。
正規の簿記の原則により取引を記録している人は、青色申告特別控除額が55万円から65万円に引き上げられました。なお、簡易な方法により記録していた人に適用されていた45万円の控除額は廃止され、青色申告特別控除額は65万円と10万円の2通りとなりました。
65歳以上人でその年の所得金額が1千万円以下の場合に適用されていた老年者控除が廃止されました。
公的年金等控除額が縮小され65歳以上の人について上乗せされていた措置が縮小されました。なお、平成18年度からは定率減税が縮小され減税率が現在の20%から10%に引き下げられます。(か)
中山道旅日記 第12話 下諏訪〜塩尻峠(御柱そびえる秋宮春宮) 日付:2004年8月2日
宮の湯を9時に出発。今日もいい天気だ。御柱で有名な諏訪大社を見学。大きな柱に大勢がまたがり急な坂を転げ落ちる様は壮観だ。昨日は神様が春宮から秋宮に移る舟渡の祭りが行われた。この御柱は7年に一度宝物殿の改修のときに使われるという。
岡谷の町を横に見ながら塩尻峠を目指す。途中大石を見物する。この大きな石は坂の途中につっかかるように止まっている不安定な石で見ていると今にも転がり落ちそうだ。標高が上がるにつれ諏訪湖の全容がはっきりと現れ、ほどなく塩尻峠に到着した。展望台からは諏訪湖と下諏訪の町並みが一望できる。
周りを山に囲まれちょうど水を張った丸いお盆に下諏訪の町並みを載せたようだ。お盆を揺らすと町並みも一緒にゆらゆらとゆれそうな気がするから不思議だ。(か)
発行元:菊池美菜税理士事務所 〒156-0052 世田谷区経堂1−11−19−204 TEL03−3429−0144
第37号 平成17年6月(2005年)
今月のご意見板 〜ああ、所得税の税負担〜
所得税は所得を給与・事業・不動産等10個に区分して計算する。それは担税力(税を負担する力)に応じた課税をするためだ。給与や事業や不動産賃貸による所得は合算して超過累進で課税される。懸賞の賞金等は一時所得として50万円の特別控除の後に二分の一してから合算する。上場株式の売買による所得は分離して7%の税率で課税される。土地等の不動産の売買による所得は、5年超保有のものは15%、5年以下保有のものは30%の税率で分離して課税される。かつては土地ころがしを防止するため短期の土地売買はもっと税率が高かった。
担税力を考慮するならば給与や事業の所得は生活費なのだから税を軽くし、懸賞の賞金等はたまたま手にした所得で本来はないものだから税負担を重くしてもいいのではないかと思う。特に近年は株の売買による所得にいろいろは特例ができて税負担はどんどん軽くなっている。株に関する所得税が軽くなるのは景気対策なのだろうが、本来税というものは景気対策のための道具ではない。各人が得た所得の金額に応じて公平に負担するものだと思う。生活費である給与や事業の所得の税負担が重く、余裕資金でマネーゲームした所得の税負担が低いのは貧乏人としては納得いかない。(m)
取得時効
取得時効とは、他人の物を自己所有の意思を持って20年間平穏かつ公然に占有(善意で無過失の場合は10年間占有)したときは、その所有権を主張することによって、その資産の所有権を取得することをいいます。
例えば隣の家との間に垣根を作ったとします。きちんと測量せずだいたいの境界線で垣根を作ってしまいました。後日その土地の相続があり調べたら隣の土地にはみだしていました。このような場合にお隣に対して「この土地はずっと亡くなった父の土地だと思って、自分の土地として使用してきました」と取得時効を主張することができます。長い間同じ土地に住んでいるとお隣との境界線が曖昧になっていることもあると思います。ご近所とのトラブルにならないようにしたいものです。なお取得時効で資産を取得したときは一時所得として確定申告します。
中山道旅日記 第11話 和田峠〜下諏訪(けっこうバテました和田峠) 日付:2004年8月1日
中山道には峠が多い。今回の和田峠はその中でも難所だと思う。登山道を2時間以上登るとスキー場にでた。このスキー場の斜面を登れば峠の頂上だ。
峠を越えると今度は急な下り坂だ。とがった石がごろごろしていて、すべってころびそうになる。膝がガクガクになり登りよりも下りの方が疲れるようだった。
やっと峠を越えるともうすぐ下諏訪だ。諏訪といえば諏訪大社の御柱祭りが有名だ。7年に一度、斜度40度の急坂から命知らずの若者たちを乗せたもみの木の巨木御柱が下るという勇壮な祭りだ。御柱を落とす「木落とし坂」を見学した。誰もいない木落とし坂は雑草が茂り、テレビで見た御柱祭りのイメージと違い、坂のすぐ下には県道がありトラックが勢いよく走っていた。今日の宿はミネラル温泉の宮の湯旅館。温泉にゆっくり浸かって元気を回復した。
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第36号 平成17年5月(2005年)
今月のご意見板 〜東京税理士会選挙〜
先日私の所属している東京税理士会の会長・副会長の選挙があった。会長の任期は2年なのだが、選挙になったのは12年ぶりとのことで、選挙戦もかなり行われた。投票は各支部毎に行われる。選挙当日、私は北沢支部の立会人をしたが、投票箱の管理等とても厳正だった。
選挙は厳正に行われたが、自分の所属する小さな支部のことなので誰が投票に来たのか来ないのかがわかってしまう。また、知合いが来れば「今何人くらい投票に来たの?」などと聞かれおしゃべりもしてしまう。具体的な個人名はださないが、なんとなくわかってしまうだろう。
これがもし国政選挙だったらどうだろうか。小さな村で投票に訪れる人が200人程度だったら村の中で誰が投票に来たのかわかってしまう。村の中に2人の候補者がいて両方から依頼されたが、どちらにも投票したくなかったとしても投票に行かざるを得ないだろう。東京にいると国政選挙で依頼を受けたりすることも少ないし、適当に返事して済ますこともできる。しかし地方の選挙はそうもいかないだろう。今回税理士会の選挙を経験して、なんとなく地方の選挙が想像できるような気がする。(m)
東京テラス年内完成!住宅ローン控除の行方
近くに東京テラスという大きなマンションが建設中だ。数棟あるので多分1000戸以上はあるのではないか。このマンションが完成すると入居者の多くは住宅ローン控除や住宅資金贈与の適用を受けるようになると思う。
東京テラスの完成は今年の12月頃らしいが入居が今年平成17年になるか来年平成18年になるかにより住宅ローン控除の内容がかなり変わる。今年入居するとローン残高4千万円以下部分の1%、つまり最大で40万円の控除が8年間、その後2年間は最大20万円の控除が受けられる。入居が来年になるとローン残高3千万円以下部分の1%つまり最大で30万円の控除が7年間、その後3年間は最大15万円の控除となる。物件の値段は3〜5千万円が中心のようなので4千万円以下部分の1%か3千万円以下部分の1%かはかなり影響がありそうだ。さらに平成19年の入居になると2千5百万円以下部分の1%つまり最大25万円が6年間、その後4年間は最大12万5千円の控除となる。入居時期も考えての購入となりそうだ。
中山道旅日記 第10話 長久保宿〜和田峠越え(長い登りに苦労しましたの巻) 日付:2004年8月1日
今回のスタートは長久保宿だ。中仙道の旅はスタート地点に行くまでが遠い。長野新幹線で上田まで行きそこからバスで1時間かかった。
お昼頃和田宿を通過するがずっと長い上り坂が続き疲れる。ここで50代位のご夫婦に会うが、朝の5時半に芦田宿を出発したとのことだ。このご夫婦とはこの後何度かお目にかかる。
和田峠はほとんど登山道と言っていいところだった。東京駅で購入したおにぎりを食べて小休止し、また歩き始める。喉が渇き疲れた頃、接待茶屋に着いた。ここには水飲み場があり、地元に人達がポリタンクで汲みに来ていた。とても冷たくておいしい水だった。さらに15分行くと、また水場があったが、こっちの水場の方がもっと冷たくておいしかった。
発行元:菊池美菜税理士事務所 〒156-0052 世田谷区経堂1−11−19−204 TEL03−3429−0144
第35号 平成17年4月(2005年)
今月のご意見板 〜犬の訓練無料体験〜
うちには3匹の犬がいる。ボーダーコリーのトビー(オス5ヶ月)、ビーグルのロック(オス7歳)、ミニチュアダックスのハル(オス6歳)の3匹だ。先日の日曜日、散歩に出かけたときのこと。犬の訓練の無料体験をやっていますので参加しませんかと声をかけられ、無料ならと参加することにした。
まずは、歩き方の訓練。犬は飼い主の左側を歩くようにする。犬紐は短めに持ち、飼い主の脇から離れようとしたときには紐をぴんと引っ張り脇に引き寄せる。また、飼い主より前に出ようとしたときにはすばやく方向を変え飼い主より前に出さないようにする。こういう訓練を繰り返すことにより飼い主のペースに合わせた散歩ができるようになるという。大事なのはあくまで飼い主が中心で、決して犬のペースに飼い主が合わせてはいけない。これを許すと自分勝手な犬になってしまうという。
ラブラドールを使ってのデモンストレーションが終わりさあ次はいよいようちの犬たちの番だ。こんな訓練などしたこともないうちの犬たちにとってはどれも至難の業。ミニチュアダックスのハルは座ったまま動こうとしないし、一番体の大きいトビーはもうパニック状態で紐を噛んで飼い主の後ろでグルングルンと跳ね回り、ビーグルのロックはしらけた態度でやる気があるのかないのかわからない。
愛犬に対するしつけは飼い主と犬の絆を深める大事なコミュニケーションだ。いつも犬たちを甘やかせてばかりいる我が家ではまず飼い主から訓練しなければと約30分の訓練を終え実感した。(か)
個人情報保護法
毎日のように届くDMや迷惑メールを見て、なんでこんなものが私宛に届くのだろうかと不思議に思った方も少なくないと思います。私たちの個人情報は今やお金で売買される時代。個人情報がコンピュータで管理される現代においては、いったん情報が漏れると数万人数十万人単位の個人情報が流出してしまいます。しかも個人データの流出事件は止まることなく、連日のように報道されています。
そこで個人情報を保護し、個人の権利と利益を守ることを目的として個人情報保護法が制定され、2005年4月から全面施行されました。個人情報とは、生存している個人に関する情報で個人を識別することができる特定の情報をいいます。さらにこの個人情報をコンピュータなどによりデータベース化したものが個人データで、この個人データを一定以上保有する企業は個人情報保護法を守らなければなりません。もし法律に違反した場合は罰則の対象となります。企業は適正に取得した個人情報をどんな目的で利用するかを明らかにし、企業が保有する個人データを安全に管理する義務を負うことになります。
大量に個人データを保有する企業においては個人情報保護法に沿った形での安全管理対策が十分行われていると思いますが、個人情報が安全に運用されるか否かは個人情報を取り扱う従業員のモラルの高さに負うところが多いと思います。企業は個人情報保護法の施行を機に個人情報取扱いに関する社員教育や監督を継続して行ってもらいたいと切に思います。(か)
発行元:菊池美菜税理士事務所 〒156-0052 世田谷区経堂1−11−19−204 TEL03−3429−0144
第34号 平成17年3月(2005年)
今月のご意見板 〜ムダな薬、高すぎる保険料〜
先月国民健康保険のことを書いたが、今月もその続きです。
私は花粉症だが病院嫌いで医者にかかったことはなかった。だが今年はスギ花粉が猛威を奮うとの報道があり、早めに病院の薬をもらっておこうと耳鼻科医院に行った。医師が診療時間に遅刻したため待合室は混雑していた。散々待たされた挙句診療時間は3分もなかった。花粉症であること、まだ症状はでていないが早めに予防したい旨を医師に伝えると「薬は眠くなるのと、ならないのとどっちがいいですか」と問われ、薬の説明もなく早々に診療は終わった。受付で薬を渡されたが、鼻薬と目薬を処方されていた。私は花粉症だが目には症状はない。診察の際も目が痒くなるかどうかは話さなかった。3分足らずの診察では患者の病状を正しく把握できるはずもない。私は目薬は必要ないと言うと2千円の治療代から300円引いてくれた。
国保保険料は税金より高く低所得者に大きな負担を強いるものであるが、その保険料が無駄に使われているのである。患者にとって必要のない薬を処方し儲けているのである。
先日の新聞報道では、国保保険料の未納が増えてきているので携帯電話料と一緒に引落すという方法が検討されているらしい。未納が増えているのは、保険料が高すぎるからではないのか。保険料が高いのは無駄な医療費が支払われているからではないのか。(m)
老年者の税負担
確定申告時期には地域の区民センター等で無料の税務相談が行われる。年金の確定申告で訪れる人が多いが、昨年までは確定申告しても納税はゼロだったり少し還付になるパターンがほとんどだった。しかし今年は配偶者特別控除が配偶者控除とダブルで受けることができなくなったため、配偶者特別控除分が増税となり納税になるパターンが増えている。
年金財源が枯渇している現状では、裕福なお年寄りにはより多くの負担を求めるのも仕方ないかもしれない。しかし来年からは老年者控除もなくなるし、公的年金から差し引かれる公的年金控除額も減らされる。近いうちに消費税も上がるだろう。前述した国保保険料もしかりだが、安易に増税して国民から取り上げるのではなく歳出の無駄をなくし見直しを進めて欲しい。(m)
中山道旅日記 第9話 八幡宿〜長久保宿(道を間違えバスに乗り遅れるの巻き) 日付:2004年6月6日
佐久平で一泊し、翌日は昨日の終着点の八幡宿までバスで行った。八幡宿から次の望月宿に向かったが途中で道を間違えてしまった。2キロも歩いてから気がつき、往復4キロ余分に時間を費やしてしまった。引き返したが今度は望月宿への旧道がなかなかみつからない。草が茂る旧道をやっと見つけてなんとか望月宿に到着した。
望月から次の茂田井宿に向かうのだが、また道を間違えた。町の人に何度も道を尋ねてなんとか茂田井宿に着いた。
午後になると雨がだんだん強くなってきた。旧道の面影残す松並木があり、晴れていたらきっと快適なんだろうと思う。本日の終点長久保宿に到着したが、途中で時間ロスがあったためバスに間に合わなかった。仕方がないので手前の芦田宿までタクシーで戻り、芦田宿で30分バスを待ち佐久に戻った。結局この日は15キロくらいしか進めなかった。
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第33号 平成17年2月(2005年)
今月のご意見板 〜会社の信用って?〜
商法改正で平成18年4月以降は有限会社を新しく作ることができなくなる。今の有限会社は経過措置で従来通り存続することができる。また最低資本金がなくなる。今は5年以内の増資を条件に1円法人を作れるが、今後は増資の必要はなくなる。
この話をお客様にすると「それでは会社の信用がなくなる」「いい加減な会社がたくさんできて、休眠会社や幽霊会社が増える」との危惧の声が聞かれる。平成18年以後は「有限会社」という商号であれば資本金が300万円はあるという信用になる。また「1円法人にはそれとわかるように商号に@等の記号をつける」というアイデアもあった。
国の政策では、多くの人達が起業しやすくして経済を活性化することが目的なのかもしれない。しかし資本金は少なくとも100万円位はなければ会社を興しても事務所を借りることもできない。結局は消費税を逃れる為に2年毎に新しい会社を作るといった、本来の趣旨から外れた利用のされ方をするのではないかと思う。やはりある程度の資本金の制限はあってよいと思う.。(m)
高すぎる国民保険
国民健康保険についてはあまり話題にならないが、保険料は税金より高くなる場合があり、しかも超過累進が著しく、低所得者には大きな負担になっている。
例えば課税される所得が100万円だとすると所得税は8万円になる。住民税は4万8千円くらいになる。国保は世田谷区の場合、住民税掛ける 2.08+3万2千円なので、この場合には13万円になる。税金より国保の方が負担が大きくなるのだ。課税される所得が100万円というのは、給料で言えば300万円にも満たない収入だろう。課税される所得が350万円位になると保険料は最高限度額の53万円(介護保険があると61万円)になる。国保は7月から翌年3月までの9か月で支払うので毎月5万円以上の負担になる。しかし最高限度額が53万円なので、それ以上はどれだけ所得があっても保険料は変わらない。所得が増えるほど負担が減り逆進性が高い。
国民年金については議論が盛んで未納が問題となっている。しかし国民年金を未納している人でも、国民健康保険は支払っている人が多い。国保の逆進性を指摘し議論を深めて欲しいものだ。(m)
中山道旅日記 第8話 軽井沢〜八幡宿(いよいよ山間部に入るの巻き) 日付:2004年6月5日
新幹線で軽井沢まで行き、中山道の旅が始った。旧軽井沢の別荘地の中を爽快な気分で歩いていく。昔情緒の残る追分宿は中山道と北国街道の分岐点だ。長野方面は北国街道、京に向かうのは中山道だ。追分宿を過ぎていくつかの集落を通過すると岩村田に着いた。商店街のアーケードは閑散としていた。佐久に大きいショッピングセンターがあるので客足が遠のいているのだろう。
岩村田を過ぎ八幡宿までが今日の日程なのだが、宿は佐久平にとっている。八幡はバスしか通っていない。しかも本数が少ない。事前にバスの時間は調べてあったが、バスが来るまでは心配だった。バスで小諸まで行き、そこから小海線で佐久平に行った。移動に時間がかかる。今後はこの移動時間に悩まされることになる
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第32号 平成17年1月(2005年)
今月のご意見板 〜本年もよろしくお願いします〜
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。今年はいったどんな1年になるのでしょうか。
振り返ると2004年は本当にいろいろなことがあった一年だったと思います。鳥インフルエンザとサーズの猛威に日本中が震え、吉野家からは牛丼が消えました。北朝鮮報道やイラク自衛隊派遣については連日緊迫した報道が繰り返し流され、夏のアテネオリンピックに日本中が沸き、楽天・ライブドアーは日本プロ野球会に一石を投じました。そして新潟地震や台風の来襲による自然災害に日本は大きな打撃を受け、スマトラ沖地震は津波による甚大な被害を世界に与えました。明るい話題以上に何か心が痛むニュースばかりが思い出されますが、そんな中で韓流ブームの火付け役「冬のソナタ」や大ヒットした「世界の中心で愛をさけぶ」は痛んだ私たちの心を癒してくれました。
消費税率のアップや所得税の改正など税金的にはなかなか明るい話題が見えてきそうにありませんが、税理士会が行ったアンケートによると中小企業者の景況感は上昇傾向にあるとの結果がでています。去年より今年はもっといい年になることを信じてまた1年間頑張っていきたいと思います。
環境税の導入
環境省に「中央環境審議会総合政策・地球環境合同部会施策総合企画小委員会」というなんとも長い名前の委員会がある。この委員会で平成16年10月21日に環境税を一般財源とすることが提案された。
この環境税は温暖化対策に当てられるための税金で、炭素1トン当たり約3600円の課税を行うという。この場合一世帯あたり年間約4950円(月額410円)の負担となる見込みだ。当然経済界側からは企業の自主的な取り組みで温暖化対策を行うべきとして猛烈な反発があがっており、環境税導入の時期はなお未定である。
ここで問題なのは肝心の環境税の制度案の中身自体がまだ決まっていないことだ。税金がどのような施策に当てられるのかが見えてこないのだ。環境税という名目で税金が徴収され、それを補助金として地方にばらまかれてはもともこもない。
中山道旅日記 第7話 坂本宿〜軽井沢(峠のだんご屋) 日付:2003年5月4日
今回は碓氷峠を越える。阪本宿を後にして峠越えの街道に入ったのはちょうど12時をまわった頃。峠越えの道は約8キロだからゆっくり歩いても2時間半ほどだ。5月で日も長いので日が沈むにはまだまだ時間がある。軽快な気持ちで峠を登りはじめた。するとすぐ胸をつくような急な登りが始まった。息が切れて足元がふらつく。先を急ぐあまり歩くスピードが早すぎたようだ。途中湧き水で喉をうるおし、尾根にあがったところで昼食をとる。坂本宿で買ったおにぎりやソーセージをせわしく食べてすぐに出発する。尾根に出てからは比較的なだらかで歩きやすい。ハイキング気分で軽快に距離をかせいだ。予定通り2時30分に碓氷峠に到着。峠のだんご屋が5件ほどあり、日曜日ということもあって多くの人で賑わっていた。峠から30分ほどくだり旧軽の銀座通りに出る。とても暑かったが山の風が気持ちの良い一日だった。
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