スクーターでの散策(7月末)


なかなか梅雨が明けない7月末、痺れを切らして雨の合間を縫って再びスクーターで学者村まで出かけました。
今回は、正丸峠のトンネルを避け、新青梅街道から青梅を抜け、トンネルの先に出て走りました。やはりスクーターでは、トンネルは怖いので、出来る限り避け る道を選んで走ります。
秩父より、志賀坂峠を越え、上野村から十国峠にさしかかると、沼津からバイクでやってきた人に会い、仲間同士の会話を交わしてひと時の休憩を楽しみます。

学者村に着くと前回とは様変わりして、入り口近くの土手には萩の花が満開で、家のハナイカダも葉っぱの真ん中に黒い小さな実をつけていました。


前回と同じく、ビーナスラインを回ってみることにして、今回は逆に立科から長門牧場に登 り、女神湖、白樺湖の右回りを選択しました。
長門牧場では、夏休みに入っているので、子供連れが多く、こわごわ牛や馬に近づく子供たちがほほえましく写りました。


霧が峰の車山では、ニッコウキスゲが満開で、全山黄色一色といったところで、その奥 に真っ青に澄んだ空に白く雲が浮かんでいます。

八島湿原は、前回と異なり、緑一色の中に多くの高山植物が可憐に花を咲かせていました。
シシウドの向こうに広がる八島ヶ原湿原                 ノビタキのオス(夏羽)


チダケサシ                                  キバナノヤマオダマキ


アヤメ                                     ギンバイソウ

また、花には、コヒョウモンや、オオルリシジミなどの蝶が群れていました。

花に群れるコヒョウモン                           オオルリシジミ

季節が変わると、昆虫や植物がそれぞれその季節の顔を示し、ビーナスラインは何時来ても飽きない楽しいツーリングスポットです。
今回は、ペンタックスの一眼レフの望遠レンズを購入したので、より鮮明な接写や、望遠写真を撮ることができ、前回よく写らなかったグライダーもきれいに撮 影が出来ました。


NHKの大河ドラマ「風林火山」のロケ地である長門牧場や、学者村から国道254号線 (池袋の川越街道から続いている)を下ったところにある戦場になった長窪城址の周りに、風林火山の旗を立てて観光を宣伝しています。
長窪城址は、学者村のある峠を下った途中にあり、細い道をたどると、尾根沿いに城が築かれた様子が書かれた標識があります。
搦め手から城跡をたどって行くと、長久保を見渡す小山の上に出て、向こう側の美ヶ原に連なる山々との間の諏訪と上田を結ぶ重要な街道を眼下に眺める城であ ることがよくわかりました。
それといわれなければ、学者村内と同じような林が続いているところで、当時はこのような場所が戦略的に重要だったということに改めて認識を新たにしまし た。


また、旧武石村(上田市に編入)には、プールがオープンし、広い敷地に流れるプールや、滑り台、25mプールなどがあり、やってきた孫たちを連れて、しば しの時間を過ごしました。


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