車での散策(9月初旬)


夏も過ぎたというところですが、東京は酷暑日が続いているので、暑さを避けて山へやってきました。
ただし今回は膝を痛めた関係で、スクーターには乗れず、車を使いましたが、スクーターの時と同じ、峠をいくつも越えながら、のんびりとした散策です。
庭のナナカマドは、実を沢山つけていて、次第に色づき始めているところです。


付近を飛んでいる、メスグロヒョウモンのメスも、夏を越して羽もかなり痛んでいます。ま もなく産卵して、一生を終えるのでしょう。


また始めてイチモンジチョウを見ました。
そのほか、ミドリヒョウモンやウラギンスジヒョウモン、カラスアゲハなどが飛んでいるのを見かけるのですが、残念ながら写真に収められません。
来年は何とかして飛んでいるヒョウモンチョウを写真に撮りたいものです。


美ヶ原に上がると、もうマツムシソウが盛りです。ごつごつした岩の間にきれいな花を咲か せていますが、今年の種は、来年芽を出し、一年間かけて育って、再来年にやっと花を咲かせます。厳しい山の冬を過ごすけなげな花を見てください。


また、リンドウの花も可憐に秋の気配を漂わせています。


八島高原湿原は、早くも秋の色に染まり、前回白い花を咲かせていたシシウドも茶色く枯れ、その向こうに広がる湿原もかなり茶色が濃くなってきています。ま たその湿原を背景に、枯れ尾花、女郎花が秋を強調しています。


今回は、帰路に八ヶ岳の真ん中を突っ切る麦草峠を選び、小海町に抜けました。

途中では、キベリタテハや、アサギマダラが車のそばを飛び回っていましたが、残念ながら写真には収められません。
また夕方になってしまったので、それほど多くの蝶には出会えませんでしたので、一昨年、同じ頃同じコースを走って観察した時の写真を掲載します。

ジャノメチョウ                                  クジャクチョウ

スジボソヤマキチョウ                             小石に産卵するウラギンヒョウモン

マツムシソウの蜜を吸うウラギンスジヒョウモン

北相木村を抜けてぶどう峠から上野村に来ると、御巣鷹山への道があり、10年前に坂本九氏をはじめ、多くの人がなくなったことを思い出しました。


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