蝶の採集と飼育を卒業し、原子力開発に従事して三分の一世紀
その間に出会った茶道をこれからの人生の伴侶として行く中で
最初に出会った言葉が「茶核一味」でした
この二つの一見相反する命題を自分の中でいかに融合させているか
総合文化と総合工学という切り口で見てみたいと思います
どちらも人間の営みの一部分です
この両者を何の不思議もなく関連づけてしまうのは
原子力に出会う前の人生の最初の時期の大部分を占めていた蝶の観察で得た
人間も自然現象の一部であると言う観念がその根底に流れているのでしょうか
今年(平成22年)は、高校を卒業してから50年になり、みんなで文集を作りました。
今までの原子力へのかかわりを見返してみると、キーワードはプルトニウム(Pu)であることに気がつきました。
そのプルトニウムと付き合って50年の思い出を追加してみました。
また平成23年3月、東日本大震災によって引き起こされた東京電力の福島第二発電所の事故に関連して
今までの原子力開発に携さわりながら考えていた原子力のあり方について改めて考えなおしているところです。
そして、今まで漠然と関連付けていた人類の地球における活動が地球の自然環境に与える影響と
原子力開発の意義を見直している中で、ただ1種の生物=人類が地球の将来を左右するような活動を行っている
すなわち現在は「人新世」(アントロポセン)に入っていることを認識しました。
このアントロポセンにおける人類の在り方及び原子力の役割を見直しました。
定年後の暇をもてあまし、派遣会社から紹介された東京都の東部の大学と信用金庫に勤務を始めて3年
この期間の大半を費やした、中小企業の支援プログラムが、やっと日の目を見るようになりました。
というより、人前で話せる程度の計画がたてられたのが実情です。
超深海の11,000mへもぐって脊椎魚のビデオ撮影の最深記録をたてようというものです。
名前は「江戸っ子1号」、宇宙の「まいど1号」にちなんだ命名で、同じく中小企業の集団で作る計画です。
今人工衛星は8万ドル出せば、自分の人工衛星を打ち上げてもらえる時代であり、そのレベルの費用で、最深部へ到達する計画で、
もし実現すれば、予算の少ない大学や研究所でも、超深海への研究を試みる人も出てくることを期待しています。
(自然の生活)
自然現象が好きだということの現れか都会だけの生活では満足がいかず
19年前の暮れ3年半の米国勤務が終わってすぐに長野県の長門町に別荘地を見つけ
小屋を立てて毎年春、夏、秋、冬と季節ごとの自然を楽しんできました
中仙道の名所、笠取峠を中心に広がる2000区画ほどの町営の別荘地で
美ヶ原、白樺湖、鹿教湯温泉等も近くまた町営の病院も7〜8分で行けるとても便利な場所です
定年を迎えてこちらにこもることも多くなり周囲の情勢も勉強してきましたので
こちらの情報も書き加えていきたいと思います
また小学校から大学まで没頭した蝶の観察を再開したところ
昔の蝶の生態とは大きく変わって南の蝶がどんどん北上していることを知り
アクセス回数 平成23年9月19日更新
=====================================================