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| 以前にも、C++Builder
の Tips 集（テクニック集 - 1）について触れましたが、今回はなぜ
Tips
集を掲載する気になったのか、書いておこうと思います。 今までアプリケーションの解説を充分でないにしろ、いくつかまとめてきました。頭からお尻まで一連の流れを記述した解説は、実際のソフトを作る上で役に立つと思います。しかし、プログラミングに慣れない人にとって、まとまったアプリケーションを作るのはハードルが高いのも事実です。そこで準備段階として、小粒なテクニック（Tips）で肩慣らしをしていけば、実用アプリケーションに入りやすい、と思えるのです（プログラミングのやり始めは表技をなぞっていくと飲み込みやすい、というのは自分でも経験したことです）。 たとえば、Button1->Font->Color = clRed; これで色が変わらないだけで悩みます。 Button1->Font->Size = 12; は分かっても Style を変えるのに、 TFontStyles fs; Button1->Font->Style = fs << fsItalic; なんていくら考えても分かりません。 でも表技を繰り返していると、「Font を変えるにはこうやればいいんだ」（C++Builder の使い方）というのが分かってきます。それから書籍で理由を調べていけばいいんです。そうした意味でも Tips はかならず役にたつと思います（簡単な Tips をたくさん見たり作ったりして、プログラミングをより身近に感じていただければ幸いです）。 Tips と言っても、ソースコードの一部を羅列しただけのものや解説のまったくないもの、実際の使い方に言及していないもの、ではアプリケーションを作るときに役に立ちません（と言うか、具体的にどう使うのかが分かりにくい）。できる限りこの辺をフォローしていきたいと考えています。ただ、すべての機能は紹介しきれませんので、ご自分でヘルプを読む手間も惜しまないでください。 載せる Tips は、フリーソフトやシェアウエアで自分が書いてきたコードや Borland のサンプル、インターネットや C++Builder 関連書籍からのヒント、Delphi, VB, Java, VC などからの移植で得た情報などです（中級・上級者のみなさん、まちがってましたらご指導のほどよろしくお願いします）（2004/07/22）。 |