ホーム
|
アプリケーション | Tips | ダウンロード | プログラム
| コラム

CBアプリ工房


Tips >   

Form の位置を IniFile に記録 

更新 : 2010/05/11

 



解説:
TIniFile オブジェクトは、Windows 3.x で使われる INI ファイルの保存と読み出しを行います。ファイルの内容は、アプリケーションの情報および設定などいろいろです。
Windows 95 以降レジストリが使われるようになりましたが、レジストリにゴミを貯めたくない、手軽に設定ファイルを用意したいなどで INI ファイルはいまだによく使われています。

動きを知るには、レジストリ(TRegistry、TRegIniFile)と比較して、保存や読み出しをすると分かりやすいので、ぜひ試してみてください。

使用例:
今回の例は、アプリケーションの終了時に Form の位置(Left、Top)を記録する、というものです。通常はフォームの大きさもいっしょに記録することが多いので、コードを追加してみるといいでしょう。

Form 以外にコンポーネントは必要ありません。

OnCloseQuery で Form1 の現在位置を記録します。
INI ファイルは、アプリケーションのフォルダにプロジェクト名で保存しておきます。

IniFile やレジストリのテクニックはフリーソフトなどを作成する場合、必要になることが多いです。
その他様々な情報を記録させるなどして、慣れておくといいでしょう。

#include <IniFiles.hpp> //追加
//-------------------------------------------------------------------
void __fastcall TForm1::FormCloseQuery(TObject *Sender, bool &CanClose)
{
    // アプリケーションのフォルダに格納
    TIniFile *ini = new TIniFile(ChangeFileExt(Application->ExeName, ".ini"));

    // INI ファイルにフォームの位置を保存
    ini->WriteInteger("Window", "Left", Left);
    ini->WriteInteger("Window", "Top" , Top);
    // 開放
    delete ini;
}
//-------------------------------------------------------------------



[ ホーム | ページトップ | ブック | リンク | サイトマップ ]
Copyright(c) 2003 Shibu All rights reserved.