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解説: ParamStr は コマンド行に指定されたパラメータを返します。 Index の値が 2 の場合には、2 番目のパラメータが返ってきます。値に 0 を指定すると、実行プログラムのパスとファイル名を取得できます。プログラムでは、こうした場面にたびたび出くわすので、使い方を覚えておくと後々役に立ちます。 使用例: 今回は、ParamStr の Index に 0 を指定して、アプリケーションのパスと実行ファイル名を取得しています。 コンポーネントは、 Label をふたつ適当に配置してください。 コーディングを見ていきます。 アプリを起動すると、ParamStr(0) の結果が変数に代入されます。 Label1 には、取得した変数から ExtractFilePath 関数を使って、アプリケーションのパスを表示しています。 Label2 には、同様に変数から ExtractFileName 関数を使って、ファイル名を表示しています。 ExtractFilePath 関数、ExtractFileName 関数に関しては、ヘルプを参照してください。 時間のある方は、パラメータを指定して起動するアプリを作成してみてください。 //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::FormCreate(TObject *Sender) { //コマンド行に指定されたパラメータを返す AnsiString app = ParamStr(0); //プログラムパス取得 Label1->Caption = ExtractFilePath(app); //ファイル名取得 Label2->Caption = ExtractFileName(app); } //------------------------------------------------------------------- |