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解説: アプリケーションを、通常起動、何かの条件を付けて起動、などで切り分けたいときがあります。 通常起動は実行プログラムをダブルクリックすればよいです。 条件を考慮する場合、「引数付き」で起動させる方法があります。 今回は、「ファイル名を指定して実行」 から引数付きでアプリを起動してみます。 引数付きアプリは、ParamStr を使ってコマンドラインからパラメータを取得して起動させます。 ParamStr(1) とすると、実行プログラムに添えられた 1 番目の引数が返ります。 ショートカットを作っておけば、もっと簡単に起動することもできます。 使用例: アプリケーションをダブルクリックすると通常に起動されます。 「ファイル名を指定して実行」 の 「名前」 に "D:\Project1.exe -s" などと入力して起動すると、 "引数付きで起動しました!!" の文字列が表示されます。 準備としては、Label をひとつ適当に配置するだけです。 Label1 の Caption に "通常起動" を代入しておいてください。 引数付きでアプリケーションを起動すると、OnCreate イベントハンドラに記述したコードによって、その旨のメッセージが表示されます。 //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::FormCreate(TObject *Sender) { // 引数がある場合(「ファイル名を指定して実行」 から起動)。 if (ParamStr(1) == "-s") Label1->Caption = "引数付きで起動しました!!"; } //------------------------------------------------------------------- |