ポップス |
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[全曲試聴可]ダンシング・クイーン他 |
歌:アバ |
1974年、イギリスで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストに出場した無名のスウェーデン・グループが「♪恋のウォータールー
」でグランプリを獲得した時から、アバ(ABBA)の伝説は始まる。以後メロディカルで透き通ったコーラスを生かし「♪S.O.S.」「♪テイク・ア・チャンス」「♪マンマ・ミーア!」「♪ダンシング・クイーン」「♪チキチータ」「♪マネー・マネー・マネー
」などのヒット曲を連発。日本を始め世界的な人気を獲得し、活動を停止する82年までに2億5千万枚という空前のセールスを記録した。映画では、オーストラリアでの人気が絶大だったためか「ミュリエルの結婚」「プリシラ」などの豪映画で使われている。 |
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スカイ・ハイ |
歌:ジグソー |
この「♪スカイ・ハイ」は同名のオーストラリア映画のテーマ曲として作られた物だが、映画を離れてこの曲のみが1976年に世界中でヒットした。日本ではプロレスラーのミル・マスカラス(知っている人はいい年)がテーマ曲にしていた。映画の方の製作者は、ブルース・リー物やMr.Booシリーズ、霊幻道士シリーズなど数々のヒット作を手掛けた香港のレイモンド・チョウである。ハンググライダーのシーンで使われたため、今でもTVなどでスカイダイビングなどの時によく使われている。ジグソーはこの後も活躍するが世界的ヒットはこの曲のみである。(最近、車のCM曲に使われています) |
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[全曲試聴可]悲しき願い |
歌:サンタ・エスメラルダ |
タランティーノ監督の最新作「キル・ビル、Vol1」でも使われていたサンタ・エスメラルダの「♪悲しき願い」は、ディスコ全盛の1978年に日本でも大ヒットした。1965年にアニマルズがヒットさせた「♪Don't
Let Me Be Misunderstood」をラテン調にアレンジしたもので、元歌の日本語版を歌っていた尾藤イサオも人気に乗じて再発売している。元々この曲はトラディショナル・ソングで公民権運動の歌姫ニーナ・シモンが歌ったことでこの曲(♪Don't
Let Me Be Misunderstood)はよく知られるようになった。おもしろいことに、アニマルズの代表曲「♪朝日のあたる家」もニーナ・シモンが歌っており、やはりサンタ・エスメラルダがカバーしている。 |
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[全曲試聴可]怪僧ラスプーチン他 |
歌:ボニーM |
同じ1978年頃に日本でも大人気だったのが西ドイツで結成されたボニーMで、ミュンヘン・サウンドと呼ばれるシンセサイザーを駆使したデジタル・サウンドで「♪バビロンの河」「♪マ・ベーカー」「♪サニー」「♪ベルファースト」「♪フレー・フレー」などのヒット曲を連発、なかでも最大のヒットとなったのが「♪怪僧ラスプーチン」で後のディスコ・シーンに多大な影響を与えている。80年代になるとグループは自然消滅したが、彼らのサウンドはその後のユーロビートのルーツともなった。”アラベスク”や”ジンギスカン”と違いアメリカでもヒットしたため安いUS盤が存在するのもありがたいこと。(映画で使われているかは調査中です;) |
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[全曲試聴可]愛のデュエット他 |
歌:オリビア・ニュートン・ジョン |
1974年に「♪そよ風の誘惑/Have You Never Been Mellow」がヒットし、そのアイドル的な容姿と甘い歌声で日本でも絶大な人気を誇っていたオリビアは、1978年、ジョン・トラボルタと共演した学園ミュージカル映画「グリース」でイメージを一新させた。この映画からは「♪愛のデュエット/You're
The One That I Want」「♪思い出のサマー・ナイツ/Summer Nights」などのヒット曲が生まれ、続いて主演した「ザナデゥ」からも「♪ザナデゥ/Xanadu」「♪マジック/Magic」などがヒット。そして、MTV全盛の1981年には、見事なプロポーションを生かしたビデオを武器(?)に「♪フィジカル」で10週連続ビルボード1位という快挙を成し遂げている。 |
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恋のサバイバル |
歌:グロリア・ゲイナー |
ディスコ・ミュージック全盛時代の1979年に登場したこの「♪恋のサバイバル」は、新人だったグロリア・ゲイナーの人気をこの時期絶頂だったドナ・サマーと肩を並べるほどに押し上げた。しかし、後が続かず人気も急落してしまった(泣)。インパクトのある曲なので映画では引っ張りだこである。「プリシラ」「ファースト・ワイフ・クラブ」「フォー・ウェディング」「リプレイスメント」「マン・オン・ザ・ムーン」など多くの映画で使われているが、「イン&アウト」ではダイアナ・ロスがカバーした「♪恋のサバイバル」が使われている。 |
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コール・ミー他 |
歌:ブロンディ |
ブロンディは、紅一点のデボラ・ハリーがボーカルのアメリカ生まれのバンドで79年「♪ハート・オブ・グラス(Heart
Of Glass)」でビルボード1位に輝いている。以後、リチャード・ギア主演の「アメリカン・ジゴロ」の挿入歌として使われた「♪コール・ミー(Call Me)」、最近サッポロビール・ドラフトワンのCMで使われている60年代のレゲエの曲をカバーした「♪夢見るbP(The
Tide Is High)」(CMで歌っているのは別人)、「♪Rapture」と計4曲がビルボード1位を獲得して人気を不動のものにした。また、ワイルドな曲「♪One
Way Or Another」は「コヨーテ・アグリー」でも使われている。 |
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[全曲試聴可]ファンキータウン |
歌:リップス |
ディスコ・ブームの最後を締めくくるかのように登場したこの「♪ファンキータウン」は、1980年に4週連続ビルボード1位の記録をうち立てている。リップスはミネソタ州出身のスティーブン・グリーンバーグが作ったプロジェクトで、ボーカルにミス・ブラック・ミネソタに輝いたシンシア・ジョンソンをヴォーカルに迎えた実体がはっきりしないスタジオ・グループだったが、ヒット曲はこれだけの1発屋で終わってしまった。乗りのいい人工的なサウンドは映画、TV、CMでよく使われ、最近の映画では「シュレック2」、CMではHONDA「That's」などで使われている。 |
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[全曲試聴可]ベティ・デイヴィスの瞳 |
歌:キム・カーンズ |
81年のビルボード年間1位となった「♪ベティ・デイヴィスの瞳」は、もともとジャッキー・デシャノンという女性ソングライターの曲でさほど有名でもなかったが、ハスキーなセクシーヴォイスのキム・カーンズがカバーし大ヒットとなった。ベティ・デイヴィスは30年代から80年代まで活躍した大女優で、歯に衣着せぬ毒舌家、2度のアカデミー主演女優賞、アカデミー会長職(協会ともめ2ヶ月で辞職)、老齢に達してからの悪女役の怪演など波瀾万丈の生涯を送り89年に亡くなっている。このベスト盤には「フラッシュダンス」の挿入歌「♪I'll Be Here Where The Heart Is」も収録されている。 |
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君の瞳に恋してる |
歌:ボーイズ・タウン・ギャング |
この曲は元々はフランキー・ヴァリが1967年にR&Bの曲(♪Can't Take
My Eyes Off Of You )として歌ったのが最初で、以後も多くの歌手がカバーしており映画でも「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」、「陰謀のセオリー(歌:ローリン・ヒル)」「ブリジット・ジョーンズの日記(歌:アンディ・ウィリアムズ)」などで使われていてムード音楽として定着している。しかし、1982年に原曲をディスコ調にした「♪君の瞳に恋してる(Can't
Take My Eyes Off Of You)」がヨーロッパや日本で大ヒットしたため、日本では今でもこちらのディスコ調の曲の方がCM、TVなどで耳にする機会が多い。 |
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スイート・ドリーム |
歌:ユーリズミックス |
ウェイトレスをやっていたアニー・レノックスに客のデイブ・スチュアートが声をかけなければ「ユーリズミックス」は生まれなかったであろう。運命的な出会いで意気投合した2人は「♪スイート・ドリーム(Sweet
Dreams)」で脚光を浴び、「♪Here Comes The Rain Again」「♪There Must Be
An Angel 」「♪Love Is A Stranger」などのヒットを飛ばす。90年代以後はソロでの活躍が目立つが、アニー・レノックスは「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の「♪Into The West」で見事2003年度アカデミー歌曲賞に輝いている。また、2004年度は「アルフィ」の「♪Old Habits Die Hard」でミック・ジャガーと組んだデイブ・スチュアートもゴールデン・グローブ歌曲賞を獲得するなど、このコンビの活躍はとどまるところを知らない。 |
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[全曲試聴可]ロンリー・ハート |
歌:イエス |
1969年にイギリスで結成されたイエスは、ピンク・フロイド、キング・クリムゾンなどと共にプログレッシブ(革新的)バンドと呼ばれている。今でも存続している長命バンドだが、メンバーの離合集散が激しく81年には一度解散している。南アフリカ出身のトレヴァー・ラビンなどが加わり82年に新生イエスとして生まれ変わった際に発表したアルバムからシングル「♪ロンリー・ハート(Owner
Of A Lonely Heart)」がカットされ、84年1月にイエスとしては初のビルボード1位を獲得している。95年にラビンは脱退し、活動の場をハリウッドに移し「アルマゲドン」「コン・エアー」など多くの映画音楽を手がけている。 |
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[全曲試聴可]愛はとまらない |
歌:スターシップ |
87年4月にビルボード1位となった「♪愛はとまらない(Nothing's Gonna Stop
Us Now)」は、アンドリュー・マッカーサー&キム・キャトラル主演の「マネキン」(87年)の主題歌である。映画は今ひとつパッとしなかった(日本では)のに対して、主題歌は80年代を代表するほどのビッグヒットになった。作曲は「カルフォルニアの青い空」で知られるアルバート・ハモンド&ダイアン・ウォーレンである。スターシップは、結成されたのが60年代にまで遡る古いバンドでメンバーの入れ替わりも激しかったが、ほかに「♪シスコはロックシティ(We
Built This City)」、「♪セーラ」など今でもよく聞く名曲を残している。 |
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[全曲試聴可]ヘブン・イズ・ア・プレイス・オン・アース |
歌:ベリンダ・カーライル |
LA出身のガールズバンドGo−Go’sのボーカルだったベリンダ・カーライルは85年のバンド解散後、ソロに転向。その最初のアルバムから生まれた「♪ヘブン・イズ・ア・プレイス・オン・アース(Heaven
Is A Place On Earth)」は87年にバンド時代にもなしえなかったシングル・ビルボード1位を獲得している。日本では今でもCMなどでよく使われるメロディアスなこの曲は、80年代を舞台にしたコメディ映画「ロミーとミッシェルの場合」でも使われている。他にシングルカットされスマッシュヒットを飛ばした「♪Circle
In The Sand」や「♪I Get Weak」、印象的な曲調の「♪Should I Let You In?」「♪Nobody
Owns Me」などが収録されている。 |
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[全曲試聴可]イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー |
歌:ダイアナ・ロス |
この「♪イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」は、TBSドラマ「思い出に変わるまで」で使われたため日本での方が有名だが、元々はスピルバーグ&ルーカス製作のアニメ「リトルフットの大冒険/謎の恐竜大陸」(88年)の主題歌で、作曲はジェームズ・ホーナーと「愛と青春の旅立ち」のウィル・ジェニングスが担当している。他にブルック・シールズ主演映画の主題歌「♪エンドレス・ラブ」、自身の主演映画曲「♪マホガニーのテーマ」や、シュープリームス時代のヒット曲「♪Where
Did Our Love Go」「♪Stop! In The Name Of Love」「♪You Can't Hurry Love」、ソロでのヒット曲「♪Missing
You」「♪Chain Reaction」など盛りだくさんの一枚。 |
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ニューエイジ&トランス系 |
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リターン・トゥ・イノセント他 |
作曲:エニグマ |
90年代を代表するニューエイジ・アーティストだが、本人はエニグマ(謎)の名のとおりマスコミにほとんど登場したことがない。幻想的なミュージックビデオも話題になった。「♪サッドネス」のグレゴリオ聖歌をサンプリングした曲で注目され、「♪リターン・トゥ・イノセンス」がアトランタオリンピックのテーマ曲に選ばれてエニグマの名は世界的に有名になった。「♪エイジ・オブ・ロンリネス」はシャロン・ストーン主演の「ガラスの塔」で使われている。「♪モダーン・クルセイダーズ」「♪ビヨンド・ジ・インヴィジブル」といった曲もよく知られており、ヒーリング系コンピュレーションアルバムでは引っ張りだこである。 |
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[全曲試聴可]Ameno他 |
作曲:eRa |
エニグマと並ぶニューエイジ・アーティスト。「♪Ameno」はテレビ朝日の「get
sports」で使われている。「♪Mother」はシルベスター・スタローン主演の「ドリブン」で使われた。「♪Enae
Volare Mezzo」は総合格闘技PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードルが入場曲として使っているので格闘技好きの人にはなじみ深い曲である。 |
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聖なる歌の歌声他 |
作曲:アディエマス |
ヒーリング音楽のコンピュレーション・アルバムで引っ張りだこのアディエマスは、英出身のコンポーザー=カール・ジェンキンスが主宰するユニットで、アディエマス語とよばれる造語による歌とハーモニーが特徴。デルタ航空のCM曲として使われた「♪聖なる海の歌声(Adiemus)」が評判を呼び本格的な活動を始め、日本ではNHKスペシャル「世紀を越えて」で「♪世紀を越えて(Beyond
The Century)」が使われ広く知られるようになった。ベスト盤には他に「♪静寂(Hymn)」「♪サラバンド(Saraband)」などのよく知られた曲も収録されている。
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[全曲試聴可]Romance |
作曲:Jorio |
映画ではないが、「♪Romance」はフジテレビの「トリビアの泉」の「本日のおさらいトリビア」のところで使われている。歌っているメトロポリタン・オペラのダニエレ・デ・ニエーズはレクター博士シリーズ第2弾「ハンニバル」でも美しいソプラノを披露している。もともとはカタラーニの「♪歌劇《ワリー》〜さようなら、ふるさとの家よ」
(歌っているのは日本でも人気のサラ・ブライトマン)という曲で、トム・ハンクス主演「フィラデルフィア」やジャン=ジャック・ベネックス監督「ディーバ」でも使われている。 |
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