小室鍼灸院

はり・きゅうについて

なぜ効くの?はり・きゅう!

はり・きゅうはなぜよいか?

鍼・灸治療により血のめぐりが良くなることはよく知られています。血のめぐりがよくなることにより、それまで具合の悪かったところ、例えば筋肉のこりや痛みが軽減されるのです。
血のめぐりがよくなるといえば、明治針灸大学(京都府)で行われた実験では、脳から遠く離れた腕や手のツボに刺激を与えたら、脳内の血のめぐりがよくなったという効果が出ました。鍼・灸刺激により、もう一つ知覚神経が刺激をうけこれが自律神経系やホルモン系統に影響を及ぼし、人のからだを正常に保とうとはたらかせるのです。したがって治療ばかりでなく予防にも大きな力を発揮するのです。
はり・きゅうの治療により体内エネルギーを旺盛にし、ホルモン分泌・血液・リンパ液のめぐりがよくなることにより、それまで具合の悪かったところの病態が、軽減されます。
そして人間の働きの神経系機能の向上と病気への抵抗力および、自然治癒力の促進、ストレスの軽減により、ナチュラルにバランスの崩れを調節し、代謝の調整を促す効果があります。

世界で注目!東洋医学(漢方)はり・きゅう

日本古来より行われている、はり・きゅうは漢方医術とされ、はり・きゅうの治療は、漢の国より渡来し、幾千年の伝統があり、この医術によって、健康維持と疾病の予防、疾患の治ゆを担ってきました。

副作用のないはり・きゅう治療

はり・きゅう治療は人間の持っている自然治癒力をひきだすというのが原理で、身体は自律神経によるによる二つの相反する作用の調整にて、正しい働きが維持されています。
健康な身体は調整されているのですが、疾病になると、その調整が乱れ、アンバランスな状態になります。その状態をバランスよく調整できるのが鍼灸医術なのです。
つまり自然な身体の働きを保持し、身体ストレスを減少させるのが、はり・きゅう治療の優れた特徴なのです。

はりは痛いのでは?

はり治療が初めての患者さんはそのように思われるようですが、ほぼ無痛で、はりの太さは毛髪程度(0.12mm)より、症状により使い分けます。

体質に合わせた治療をします

十人十色といいますが、患者さんの体質も個人差があります。
同じ病気でも身体の調子を全体的に診断し患者さん一人一人の体質に合わせて、治療を行ないます。

はり・きゅうは予防医学のひとつです

どんな健康な人でも、骨格や筋肉、内臓にちょっとした"ひずみ"をもっています。
病気ばかりではなく体質の改善、病気の予防、健康管理にはり・きゅうを多いにご利用下さい。

はり・きゅうの効果は科学的にも解明されつつあります

万病に効くといわれるツボ、足の三里に、はりを刺す事によって、胃下垂状態だった胃が、正常に働くことが解明されています。

はり・きゅうの歴史

鍼灸治療の歴史は遠く中国にさかのぼり、その発祥は数千年前といわれ、漢方薬とともに東洋医学の中心となってきました。
はじめは石のはりが用いられ、金属文明の発達とともに、鉄のはりが使われるようになり、その診断および治療の技術も体系化されてゆき、これらを主体性下最古の医書「黄帝内径」は、すでに紀元前に書かれています。
現代に通じる理論の確かさと歴史の重みは、あらためて古代中国人のすぐれた生活の知恵と病気に対する洞察力の鋭さをうかがわせます。

はり・きゅうの効果について

では、なぜ鍼には病気を治す力があるのでしょうか?
そこにも古代人の優れた生活の知恵が関係しています。
ギリシャの古代の医聖であるヒポクラテスのいう自然治癒力です。
自然治癒力とは人間の身体に先天的に備わってる力であり、その力を引き出し、助けることによって病気は自然と治癒していく ことができるという力です。
この力によって治療するのが、はり・きゅうなのです。
自然治癒力を利用する事によって、自然な人間の働きで、無理をせず、身体にやさしい治療をおこなう、それがはり・きゅう医術なのです。

身体の生理的機能に従って治療するので、とても効果があります。
身体と心の健康に、はり・きゅうはたくさんの病気に効果があります。