小室鍼灸院

病児ケアー

小児はりとは

小児のはりは、江戸時代からおこなわれている伝統的なはり治療です。
特に関西方面では盛んにおこなわれているようです。皮膚を刺激しますので、とても心地よい、気持ち良い治療になります。このような軽い刺激でも子供の本来備わってる自然治癒力を高めていきますので、充分に効果があります。
当院では刺入する小児はりも、ご希望により治療致します。

小児はりの効能

抵抗力・免疫力が高まります。
身体が丈夫になります。
発育がよくなります。
運動機能を高めることができます。
夜泣きなどが、なくなり情緒が安定します。
消化機能が高まります。
皮膚が丈夫になります。
呼吸器が丈夫になります。

適応する疾患

疳の虫、泣き虫、不眠、仮性近視、小児喘息、アトピー性皮膚炎、夜尿症、食欲不振、下痢、便秘、肩こりなど、胃腸カタル、扁桃炎、扁桃肥大、鼻炎、蓄膿症、気管支炎、喘息様気管支炎、気管支喘息、夜尿症、虚弱児、頭痛、偏頭痛、手足の痛み等であります。
また各先生方の技術により諸種の病に効果をあげて居られます。
例えば仮性近視、顔面神経麻痺、耳下腺炎、チック症、小児麻痺後遺症等、その他の諸種の小児疾患であります。

胃腸カタル

小児に多い病で、腹痛、下痢がおこりますが、小児のはりが著効を奏します。

扁桃炎・扁桃肥大

東洋医学では扁桃炎は腎の病と言われ冷えを嫌います。すなわち体を冷やしたり、冷たい飲み物がすぎたりするとおこって来るもので、鍼灸では腎の手当てを同士にいたします。
扁桃肥大は扁桃炎の慢性化と考えられるのでありますが、腎を中心とした体質の改善と扁桃の手当を、毎月7~10日位、日をきめて少し長期に治療せねばなりません。扁桃手術はやむをえない場合えを除いては行わない方がよいと言われています。

蓄膿症

間食、過食をつつしまればなりません。胃を悪くすると蓄膿は治りません。
鍼灸では鼻と胃の手当を同時にいたしますので優秀な効果をあげることが出来ます。

気管支喘息

気管支喘息は文明病の一つで、150万の患者のうちの半数は小児の気管支喘息患者であります。最近は難症の患者が増えていると言われているように、鍼灸の適応性の一つではありますが難症であります。気管支喘息は軽症と中等症、重症に区別されますが、鍼灸がよく効きますのは、軽症と中等症であります。
気管支の手当をするとともに、はりは小児の体質を強化し、抵抗力を亢めると言う全体療法を行うものでありまして、根気よく治療を継続されることにより著効をあげることが出来ます。

夜尿症

簡単に治るものと頑固なものがあります。夜尿症は大体小学校をでるまでには治るもの、治さねばならないものでありますが、小学校を出ても治らないものに頑固なものが多く、特に女子に難症が多いのでありますが、鍼灸はすぐれた効果を発揮するものであります。

虚弱児

全体的な調整を必要とするものでありますが、その時の状態により深呼吸型(かぜを引き易く、すぐ気管支や扁桃が侵される)と消火器型(腹痛、下痢)に分けることが出来ます。神経過敏の者が多いので神経調整を必要とします。鍼灸が著効を奏でる疾患の一つでありますが、元気になるまで長期に持続せねばなりません。

適応しない疾患

38度以上の発熱、インフルエンザ、腸閉塞、腸捻転などの急性腹症、急性脳脊髄疾患、骨折、脱水など、緊急を要する場合などは、はり治療はおこないません。