私の税金はいくら?~各種税金の記録表~
税の仕組みが複雑に…書いてみて始めて分かること
どの税金をいくら払っているのか、どうしてその税額になったのか、分かりにくくなっています。
玉川民商では、この各種税金の記録表に記入をする取り組みを進めています。
記入することで、税金の『今』がわかります。
所得税以外が高い…!
実際に会員さんに記入していただくと、多くの会員さんから驚きの声が寄せられました。
所得税はわずかなのに、税金の総額が100万円を越えてしまうのです。中には200万円以上になったケースもあります。
国保料が高い…!
所得税よりも、国保や消費税などの負担がはるかに大きいのです。
そして、その負担の大きさに、国保料を滞納している会員さんも少なくないことが分かりました。
詳しくは、下記のページを参照ください。
関連記事 ・国保料が高い…!
一般的な例では、3人家族、総所得200万円だと、国保料は約40万円にもなります。
東商連共済会の資料によると、国保料の滞納率は、世田谷区の場合、約20%にも上っています。
消費税も高い…!
消費税は生活費にもかかっています。
しかし正確に、いくらか?というと分からないものです。
大雑把な計算式は(一ヶ月の生活費-家賃)×10%です。
家賃を除いた生活費が、一月15万円場合では、一月15000円。年間では180000円です。
消費税は、課税業者の人だけの問題と捉えがちです。
しかし、毎年これだけの税金が、消費税として取られているのです。
国保料にしても、消費税にしても、低所得者に対し、負担が重い仕組みです。所得が少なくても、生活費に困っていても、重い税金が掛かります。
税金は応能負担で!
税金は応能負担が原則です。
生活していくために必要なお金には、税金は掛けない。食べるためのお金、住むためのお金、着るためのお金を、税金として払ってしまっては、生きていくことができないからです。
国保料と消費税は、この原則を無視した税金です。
「払いたいが、払えない…」国保料や消費税については、当面の対応策として、延滞金の免除や分納の申請をしましょう。
この問題を解決するためには、国保料の見直し、消費税を5%に戻など、根本的な対応が必要です。この問題は、すべての業者に共通した問題です。すぐには解決が難しい問題ですが、商売を続けていくために、業者の現場の声をあげていきましょう。