教員・スタッフ紹介
教員
教授 厳島行雄 認知心理学(記憶、目撃証言の心理学) 個人ページ
教授 久我隆一 生理心理学(情動の生理学的指標とポリグラフ) 個人ページ
教授 兒玉齋二 心理 学史(西洋心理学の日本への導入) 個人ページ
助教授 坂本真士 社会心理学 個人ページ
助教授 篠竹利和 臨床心理学 個人ページ
助教授 津川律子 臨床心理学 個人ページ
助教授 内藤佳津雄 認知心理学 個人ページ
教授 長嶋 紀一 老年心理学(老年期の痴呆・記憶) 個人ページ
教授 野口薫 知覚心理学 個人ページ
助教授 羽生和紀 環境心理学 個人ページ
教授 山田寛 認知心理学(顔の表情認知) 個人ページ
教授 横田正夫 臨床心理学(精神分裂病者の認知障害) 個人ページ
教授 依田麻子 生理心理学(バイオフィードバック) 個人ページ
専任スタッフ
助手 亀岡聖朗 環境心理学 個人ページ
副手 佐藤涼子 個人ページ
副手 日山亜希子 個人ページ
助手 室井みや 認知心理学 個人ページ
助手 和田有史 知覚心理学 個人ページ

 教授 厳島行雄(いつくしま ゆきお)

厳島行雄 専門:認知心理学が専門です。認知心理学というのは記憶、言語、思考、問題解決など人間の高次の精神機能を研究する心理学の領域です。特に私の関心が深いのは次のような疑問によって表現されるようなテーマです。
1)人間はどのようにして過去の出来事や将来に行うべきことなどを記憶しているのか?
2)記憶したことをどのように忘れるのか?
3)感情は記憶にどのような影響を与えるのか? などについて研究しています。さらに、
4)顔や出来事が日常生活のなかで、どのように記憶されているのか? また、
5)自分に関係した出来事や事柄が良く記憶されるが、それはどうしてか? などが研究対象です。
学生に一言:問題意識を持って下さい。与えられた情報を学習・記憶するだけではなく、自らなぜ、どうして? という問いかけを発して、その問題にアプローチしていく思考法を身につけてください。理論的に思考し、真実を探る努力が大切だと考えています。アプローチの方法も自分で工夫する、そういう態度が大切だと思います。

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 教授 久我隆一(くが りゅういち)

久我隆一 専攻は生理心理学です。心理過程と生理過程の関係を研究する心理学の一部門です。過程を測度に置き換えてもよいとおもいます。敬遠されそうな堅苦しい表現に追い討ちをかけるようですが、この領域への入学第一歩は丁稚奉公から始まります。というのは、まずは自らが、脳波や心電図を記録する機器を操作して、よい資料を得ることができるようにならなければ、はなしは先に進まないという事情があるからです。操作マニュアルを読んだだけではー世の悪評通り?ーまともなデータはとれません。そこで、徒弟制のもとで技を習得する職人のような経験の積み重ねが大切になるというわけです。現在の研究テーマは情動の生理的指標の妥当性の検討です。その一環として、特殊な心理検査のひとつである精神生理学的虚偽検出(ポリグラフ検査)や、音楽などの生理−心理的効果について調べています。

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 教授 兒玉齊二(こだま せいじ)

兒玉齊二 私の研究の専門領域は心理学史です。とくに日本の心理学の歴史に関心があります。諸君が4年生になったとき、私の心理学史の講義を聞くでしょう。これが私の担当している授業です。ところで現在の研究テーマですが、元良(もとら)勇次郎の心理学に関心を持っています。皆さんは元良勇次郎という人を知っていますか?えっ、知っている?たいしたものだ。現在では専門の学者でさえ知らない人の方が多いようです。彼はわが国の大学で初めて心理学を教えた人です。1888年にジョンズホプキンス大学を卒業し、1890年(明治23年)に帝国大学(今の東京大学)の心理学の教授となりました。惜しいことにカリエスと言う病気にかかり在職中に死去しましたが、教えを受けた人の数も少なかったようです。諸君が入学した日本大学の初代教授・渡辺徹は数少ない教え子の1人で、私は幸い晩年の渡辺教授から直接元良博士の話を聞かされたことがあります。

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 教授 長嶋紀一(ながしま きいち)

長嶋紀一 専門領域:学生のころは感覚・知覚、認知について実験心理学的研究をしていましたが、その後は加齢に伴う精神機能の変化に関心をもち、老年期を中心に老年心理学的研究をしています。
現在の研究テーマ:老化に伴う認知や記憶能力の変化、老年期痴呆患者の行動特性、老年期の生活全般にかかわるものとして老年期の生活の質などについて研究しています。
その他:野山を歩き、山野草を観たり、ときには摘み草をすることがありますが、時間がないのが一番の悩みです。

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 教授 山田 寛(やまだ ひろし)

山田寛 私の専門は、知覚・認知心理学です。特に顔面表情の知覚や認知に 関心を持っています。人は、他者の顔から、その人が“喜んでい る”とか“悲しんでいる”といった判断をすることができますが、 そのような表情判断の心的過程について研究しています。何、こん な簡単なことが心理学ではまだ説明できないのか、と思われる人が 多いかも知れませんね。しかし、人間の心の働きはとても複雑です から、正直言って説明できそうでできない問題が心理学には数多く あるのです。だったら、自分が説明してみせてやる。そう思った人 はいませんか。私は、そのような気持ちを是非大切にしてもらいた いと思っています。また私は、そのような人達のために、どのよう にすればそのための研究ができるようになるのかを少しでもアドバ イスできればと思っています。心理学はまだまだ若い学問です。皆 さんの中から、これからの心理学を担う若き研究者が生まれること を期待しています。
http://loki.psych.chs.nihon-u.ac.jp/santaclaus/

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 教授 横田 正夫(よこた まさお)

横田正夫 専門は、カウンセリングや心理テストなどを扱う臨床心理学です。授業では、臨床心理学の講義とカウンセリング実習などを担当します。研究テーマは、精神分裂病患者の認知障害についてです。また、もともと出身が日大の芸術(映画学科)なので、映像についても関心をもち、映像心理学についての研究もしています。皆さんは、心理学科に入りたてでフロイトやユングといった人が心理学を代表していると思い、あるいはカウンセラーになりたいと思っているかも知れませんが、それらは心理学のごく一部でありますので、より広く心理学全般を学ばれることを期待します。

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 教授 依田麻子(よだ あさこ)

依田麻子 専門は、健康心理学、生理心理学です。「こころとからだ」の関連について生理心理学的手法、調査などをとおして研究しています。特に、心身に対するきづき、健康やストレスの問題について興味を持っています。私たちは、自分のこと(こころもからだも)をよくわかっているつもりでいても、思いこみや誤解をしていることが多いのではないでしょうか。心理学を勉強していく上でも、自分自身のことを少しでも知ろうとする姿勢は大切だと思います。大学生活の4年間は、自分に向かい合うためのよい機会が、いろいろあるでしょう。在学中にはよくわかりませんでしたが、最近つくづく学生時代はよかったと思うことが多くなりました。社会に出て、歳を重ねると、すべての面ではありませんが自由度が減ってきます。この貴重な4年間を悔いのないように過ごしてください。

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