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★五感「視覚 聴覚 臭覚 味覚 皮膚感覚」
のすべての分野に、過敏さ又は鈍感さがあるようです。

「自閉っ子こういう風にできてます!」ニキ・リンコx藤家寛子の本中で自閉の身体機能の不具合について語られており、私たち定型発達の人とは随分違う感じ方をされている事が、よくわかります。
ニキリンコさんご自身が、自閉は身体障害ですよ とまで言われてます。それくらい、身体機能の多くをマニュアルでこなしていて、その刺激を処理する事が大変なのだと痛感しました。自閉症が精神面と社会性の面ばかりに気をとられて、身体機能の事をあまり認識してないので驚きました。と語られています。

■視覚刺激
見ると反応してしまうという特徴があります。道端の看板なども見ると読んでしまったり、時刻表の数字の羅列に引き付けられる。など受身てきな傾向で、視界に入ると読んでしまうようです。

光を非常に眩しく感じるようです。
フラッシュなどの光で一瞬、目がみえなくなる事もあるようです。

*goriの場合
太陽の光がとても眩しく感じるようで、朝学校に行く時の日差しは特にだめです。
必ず私の影に入り陽をよけています。日陰に入ると私の横に並んだり、前を歩いたりしています。(私は日除けか〜?)

数年前からgoriの写真はみんな目をとじています。フラッシュをたかなくても目を閉じてしまいます。きっと過去の経験から防御の仕方を学んだのでしょう。フラッシュはいつたかれるかわかりませんから。

■聴覚
聴覚過敏がある方は多いようです。
犬のなき声、救急車のサイレン、赤ちゃんのなき声、掃除機の音、ドライヤー、飛行機などは定番ですが、人の怒鳴り声なども、言っている言葉を理解するより、その声自体が苦痛で、いっぱいになってしまうようです。又、予想外の音や、体調がよくないときなどは苦痛が何倍にもなってしまうようです。
雑音の中から自分に必要な情報をを拾い出す事が難しいので、先生の指示が「聞こえない」状態になってしまうのです。
音や雰囲気に対する過敏性があると日常生活は音にあふれているので、生活していくのは大変なことだと思われます。

*goriの場合
とても音に敏感です。よく、「突然この音何?」と聞きます。そう聞かれてもこちらには、どの音の事を言っているのかわからない事が多いのです。その音が何なのか解るまでは、不安な気持ちになったり、すっきりしないようで、解決するまでその質問は続きます。特に虫の音や鳥のなき声、ドライヤー、料理の炒め物の音、などが気になるようです。とにかく音の渦の中で暮らしているような物なのでしょう。よく耳ふさぎをします。これも、数年前からです。
特に困るのは(私が)返事の声を一定に保たなければならない事です。
私の機嫌の良い声が好きなので、適当に返事をしたり、不機嫌がったりすると、「その声何?」と言って、機嫌の良い声で返事をするまで、質問を繰り返します。

■皮膚感覚
過敏な場合と鈍感な場合があります。また同じ人の体のなかでこれらが混在しているようです。極端に注射を怖がったり、靴下がはいていられない、綿のシャツしか着ることが出来ない。扇風機の風や、雨、爪や髪を切る時も痛いと感じる人もいるようです。
また、コタツの中の足が見えなくて、熱い感覚が解らなくて火傷してしまうなど。
定型発達している人には想像出来ない、感覚の違いだと思います。
これらを強いられる時にパニックで泣くという結果になってしまうようです。

*goriの場合
フリースの肌触りやモーフが苦手です。裏起毛になっているトレーナーもだめです。ジャージのナイロンの肌触りもダメで、帽子もかぶれません。体育着に着替えるのも大変でした。でも、活動に余裕がある事と、周りの大人がその感覚を理解してくれる事の安心感で、体育着の着替えはクリアしました。
その反面、びっくりするほど鈍感な部分もあり、服が濡れていたりしても、何とも感じないようです。以前に熱い味噌汁をこぼして、足にかかってしまったのですが、しばらく何も感じなかったようで、随分たってから熱いと言っていました。

■臭覚
臭覚が過敏なせいで、トイレに入れなっかり、飲食街を歩けなかったりすることもあるようです。

■味覚
極端な偏食は、食材の色が気持ち悪いと感じたり、怖いと感じたりするようです。

★暑さ寒さを感じにくい
*goriの場合
これは、とても不思議なことの一つですが、気温を感じにくいようです。
強い陽射しは熱いと感じ、強い風を寒いと認識しているようです
暑くなってきてもいつまでも長袖を着たがります。これは変化に対する弱さ だと思っていたのですが、それだけではなく、本当に暑いと感じていないと言うことがわかりました。
このことが解らないと、いつまでも長袖を着る事や、厚い布団をかけ続けるのは、無意味なこだわりだと思ってしまいます。
こだわらなければいられない、身体的な不具合を理解してあげる事が大切だと思います。

★体温調節が難しい
脳の不具合から、神経系統が定型発達の人と違って、体温調節が自然に出来ないようです。定型発達の人の体は自然に季節に合せることが出来ているのですが、自閉症の人は汗をかきにくく、体の中に熱がこもって、物理的に辛い状態になるので、夏は外に出たがらないとか引きこもってしまったり。ということがおきるようです。

*goriの場合
日中はあまり汗をかきません。夏になるとさすがに体の方も季節にあってくるのか、大分汗をかくようになってきますが、5月、6月頃は、まだ季節の変化に対応できなくて、体の中に熱を溜め込み、非常にだるい状態だと思います。そして夜寝ている時に大汗をかいています。


このコンテンツをあえて独立させたのは、自閉症の3つ組の症状の、根本の原因になっているのだはないかと思うからです。