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年功制ではなく、「能力」「成果」によって決定されるものであること。但し、急
に年功的要素を無くすことは混乱を招く恐れがあるので、考課ポイントにはある程
度は年功的要素を加味するポイントを設けるなど実態に合わせ工夫する。 |
A |
前年度の成績によるとともに、今年度の業績も賞与など何らかの形で反映するもの
であること。 |
B |
時間外労働や休日・深夜労働においても割増賃金は発生することも念頭に入れた制
度にすること。※労働基準法に規定される監督管理・機密の事務を取り扱う者等や
裁量労働制を導入する場合等は除きますが、労働時間等も十分意識すること。 |
C |
あまり、複雑なものとならないように「シンプル」で「わかりやすい」ものとする
ように努める。 |
D |
「評価基準」は抽象的な要素や表現を排除する。 |
E |
幹部社員(従業員の立場でもあり、企業を最も良く知る社長側近の方)の意見も十分
に聞いておく。 |
F |
より、実情にあった制度にするため、必要に応じて改正を加えること。 |
G |
急速な導入を避け、十分に周知させてからの導入とすること。(導入初年度は人事
考課と評価を行い、導入初年度の支払う給与は従前の制度となる) |
H |
評価する側である経営者は自らが「年俸制設計」を決定すると強く意識し、社員に
望むことをハッキリさせ、その制度にしっかり入れ込むことが一番の設計上のカギ
となる。 |
I |
「賞与」については、「成果主義・業績主義賞与」とし、「能力主義的年俸」とは
切り離して設計する方が望ましいと言えます。※その場合の業績指標は「売上総利
益(粗利益)」「経常利益」などを用いる。 |