●畑ノート8月 ゴーヤの棚で涼を 農作業は辛いですが… (2009.8.6)
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梅雨が長引く蒸し暑い夏ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。私たちはほぼ毎日畑通い。午後3〜4時頃出かけ、6〜7時頃に帰ります。
この頃は曇っているので、少しは楽かしらと思いました。けれど、やっぱり夏。草取りばかりの農作業はけっこう辛い……。すごい勢いで草が伸び、ちょっと前に取ったはずの場所にすぐに新しい草が生えてきます。せっせと草取りをしていると、太陽が照り付けてきたりもしますから、農作業は油断できません。
そんな時、ゴーヤの棚の中に入って汗をぬぐいます。2〜3人しか入れない小さな棚ですけれど、中はとても涼しいです。「ヒートアイランド現象に効果あり」と実感。コンクリートジャングルにこそゴーヤのカーテンは必要かもしれませんね。写真を見てください。こんなに美しい緑です。黄色の花はきれいだし、実は栄養価があるし、何よりもこの緑に癒されます。
今年は完全に無肥料で育てています。もちろん無農薬。
『野口のタネ』で購入した固定種を多く栽培しました。キュウリは難なく成長し、毎日4〜5本とれます。トマトとナスは5月の種蒔きに失敗し、梅雨時に2回目の種蒔き。それはちゃんと発芽しましたが、まだ苗に近いです。(今なっているトマトとナスは、買ってきた苗から)
フェンネルは巨木のようになり、倒れてきました。オレガノやヤローは花が終わり枯れ始めました。それらの始末も大変な作業。おまけに雑草とりは終わることなく続き、汗だくだくで疲れる毎日です。
けれど、自転車のカゴに収穫物を積んで帰るときは、満ち足りた心持ちに。オカヒジキ、ルッコラ、バジル、ニラ、赤紫蘇、青紫蘇…。今日はトウモロコシとキュウリ、ナス、トマト。日替わりでいろんなものを少しずつ収穫。余ったものは100円で売ってみたり。“仕事”と呼ぶにはあまりにも少ない収穫ですが、充実した畑時間です。
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●キュウリ
品種は奥武蔵地這胡瓜(おくむさしじはいきゅうり)。名の通り地面を這いたがるので、たまに支柱にからませます。
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●トマト
これは苗から育てた桃太郎。
種蒔きしたのはアロイトマトで、桃太郎を固定種に改良したもの。もうすぐ成りそうです。
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●ナス
肥料を全くやっていませんが、おいしいナスがとれます。種蒔きした早生真黒茄子はまだ苗。今夏に成ればいいなぁ。
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●赤紫蘇
紫色のひと群の赤紫蘇。こぼれ種からこんなに生えました。紫蘇ジュースを作ったら、鮮やかな赤紫になりました。
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●ジャーマンカモミール
我が畑では主役。夏にも花を咲かせました。春に比べ茎はほっそり、花は小さめ。けれど、見かけよりたくましいハーブ。
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●バジル
種を蒔いて栽培。花がつきそうな芽から収穫。生葉はサラダやスパゲティに。ドライ(粉末)にすると1年以上保存可。
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●トウモロコシ
初ものを食べたら、甘くておいしいこと!思わず「最高」とさけび、家族に笑われました。品種名、忘れました。m(__)m
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●ナスタチウム(キンレンカ)
南米原産のハーブ。葉をサラダなどに用いるそうですが、まだ食べたことなし。ピリッと辛く酸味があるらしいです。
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●コリアンダー
もらった種を蒔きました。きれいな葉っぱです。独特の匂いがある香菜(シャンツァイ)、どんな料理に使いましょうか?
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