これと言った言葉は、交わす事無くただ一言 ”気を付けて”と言って第二ライダーを送り出す。
さすがに、夏真っ盛りの8月!チームメイトに言われ水分補給をして、戻ると仲間が一言、頑張ったなぁー 
今、ノーマルクラスのトップだよ。
しかも、後続に1周は、差が付いているよと言われて少し嬉しかった、でもライダー3人が頑張らないと
結果が出ないので余裕と焦りは、禁物として第三ライダーにコースのポイントと、
注意点を教えてからレースを観戦しました。
レース開始から90分が経過して、本日2回目の交代プラス給油の時間
この段階で、後続に3周の差が付いているこれは、かなりいけると思い作業をこなし
第三ライダーをコースに送り、走り終わった第二ライダーと言葉を交わしていたその瞬間・・・
運が手の平から零れる瞬間だった。。。

第三ライダーが1周目最終コーナー転倒!そして後続も突っ込んで来て、あーと思ったが
我がチームの第三ライダーは、何事もなく立ち上がりコースに戻っていった!
その後は、ライダー交代まで戻る事はなかった。
チームはこの転倒で、頑張って遅れを取り返せば良いと言って、一時的に暗かった雰囲気を
一掃してくれました。(良いチームに恵まれたなぁーと思いました。)
そして、次に訪れた不運は、計測係がストップウォッチをクリアーしてしまい、
予備のストップウォッチで計測をする事に(耐久レースでの計測は、ストップウォッチを
ゴールした時点で停止して持参しなければ、ならなかったので有る。)
そして、逃げた運はなかなか戻る事が無かった。
三回目不運は、遂に夕立が訪れたので有る?

しかし、これは試練でした。
夕立の段階で後続に5周差、転倒がなければ残りの時間内の抜かされる事は、無かったのである。
そして、雨もやみ先ほど転倒した第三ライダーの3回目の走行が(ファイナル走行)やってきた!
そつなく走行して、最後はチェッカーフラッグの時ポーズ決めてメインスタンド走ってこいと言ったので、
カメラ&ビデオを持って撮影ポジションへ大移動!
そして、運命のゴールの瞬間・・・

まだまだ続くよ!

スタートして、早くもノーマルクラスのトップを走行中!
一周が1分位掛かるので一周毎の差は、
ミスを起こさなければ、確実に出てくるのが現実!
速度の無理が利かないのがリミッター付きクラス。
そして、10周が過ぎる頃コース半ばの位置でバイクが
転倒して居るでは無いか?危ないと!パニックブレーキ!
軽いコーナーリング中なのでリヤタイアが完全ロック状態
あっぶつかると思ったが辛うじて、セーフでした。
そして、走る事に集中していて遂に一回目の交代
の時が来ました。
ピットインして、仲間の位置へ戻りライダーチェンジ
90年度 90-03>04 90-05>06 90-07>08-No.1 90-08-No.2 90-08-No.3>09 90-10>12
91年度 92年度 93年度 戻り

歴戦記録 90年8月号 No.2