平成13年10月1日から「新しい年金」制度がスタートしました。いわゆる「確定拠
出年金」です。最近よく聞かれるこの「確定拠出年金」は、どのような制度なのでし
ょうか?「何だか難しそうだ」と思われる方も多いと思われます。そう思われて当然
だと思います。「確定拠出」なんて言われるとその耳慣れない響きだけでも何だか
難しそうです。でも、仕組み自体は決して難しいものではありません。簡単に言って
しまえば、将来受取る年金を「自分で運用することができる」すなわち運用次第で、
沢山の年金を受取ることができるかもしれない制度なのです。そう考えると、「何だか
面白そうな制度だな」と思われるかもしれません。しかし、運用次第で増やせるという
一方で、運用が失敗する場合もあります。これは、リスクも自分で負わなければならな
いことになります。
21世紀は「投資」の世紀になるかもしれません。これまでのように、会社や国にまか
せておけば何とかなる。という時代は過ぎようとしています。そのために制度をしっか
りと理解する必要があります。ここでは、その「新しい年金」である「確定拠出年金」に
ついて考えて見ましょう。 |